電子書籍ってぶっちゃけどうなの?(本当のところ)

電子書籍ってぶっちゃけどうなの? Amazonの「Kindle PaperWhite 3G」管理人レビュー!/INTERMEZZO
http://www.i-mezzo.net/log/2013/02/17215439.html


上の記事を読んだ。
発売直後によくみかけたようなこの手の記事が今年の2/17(つまり昨日)書かれたってのも驚きだが、ブログに時制を求めても仕方ないのでそこは良い。ブログはどんな話題をいつ書いても良い。
引っ掛かったのは
■「電子書籍って」と「Kindle」を同一に扱ってる
■「ぶっちゃけどうなの?」というぶっちゃけの在処
以上、二点だろう。


まずKindleのアフィを貼っておく。

ちなみに以下は、Kindle Paperwhite+3Gを2012/11/20予約購入してずっと使ってるユーザーの私見として読んでほしい。
(↓買った直後のエントリー)
KindleKindle Paperwhite 3Gを買った/あざなえるなわのごとし
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2012/11/20/144939


Kindleってどうなの?


電子書籍界隈でAmazonとKindleは確かに巨人だけれど、ぶっちゃけKindlePaperwhiteの利点って「軽い」「電池の持ちが良い」って以外は値段それなりの端末だと思う。
しばらく放置しておいたら白画面になってハングアップしたこともある。

確かにKindleアプリはiOSにもAndroidにもあってCloudにある書籍をどの端末でも読めて便利だ。
しかし他の電子書籍サービスも対応アプリを出していて、各端末で読める手軽さは特にKindleだけの利点って訳でも無い。

電子書籍というのはKindleに限らず、ソニーや楽天やBookLive!も同じようなシステムになっています。買った本はデバイスに紐づくのではなく、アカウントに紐づく。アカウントが永遠である限り、買った本も永遠。端末は買い替えてもOK。紙の本は破れたらそれでおしまいですが、電子書籍はマスターがクラウド上にあるので、Kindle本体を壊しても本のデータは無事なのです

こー言われても、
Kindleで購入した電子書籍は、実はユーザーのものではない/WIRED
http://wired.jp/2012/10/25/amazons-remote-wipe-of-customers-kindle-highlights-perils-of-drm/
ホッテントリをしていたので読んだ人も多いと思うが、Amazonのアカウントが永遠で無い以上そんなラブソングの定番みたいな安っぽい「永遠」って言葉をお手軽に引き合いに出されてもトホホとしか言えないが、
ユーザーは、そもそもコンテンツを所有していないため、それをコントロールすることもできない。そして、DRMで保護されたコンテンツは基本的にユーザーのものではない。この問題は昔から議論されてきたことだが、いまでもそれが事実であることに変わりはない。

別にAmazonが永遠でなくても、自分の存在も永遠でないから構わないんだけれど、Amazonから「読ませてあげる」権利を買っているだけ(Amazonさん次第)ってところは勘違いしない方が良い。
紙の本は買えば所有権があるが電子書籍での「購入」は所有と同意では無い。

また、1アカウントあたりの登録台数に制限をかけている国内の大手電子書籍ストアと異なり、Kindleは登録可能な端末台数に制限はない(そのかわりに1つのコンテンツを同時にダウンロードできる台数に制限がある。標準では6台)のも、安心して使える要因の1つだ

山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ
Amazon「Kindle Paperwhite」(ストア編)
~E Ink搭載の新型Kindleで日本版Kindleストアを使う


登録台数に基本制限が無いのは良い事だと思う。
そこはAmazonとKindleの利点の一つだろう。


品揃えからすると国内の既得権益の影響もあって品揃えはそこまで良くない。
発売直後の本が並ぶ事も少しはあるが、欲しい本に限ってなかったりする事もよくある。
その辺りはAmazonだけに限った事では無くって電子書籍界全体に言える事だろう。
Kindleはセールも良くやっているのでお得感があるが、紀伊國屋やBookLive!などもポイント還元と称して実質のキャッシュバックをやってる。
例えば今なら紀伊国屋で、

《WEBストア・Androidストア限定キャンペーン 電子書籍全品10倍》
■キャンペーン期間
2013年2月14日(木)~2013年3月14日(木)まで

■キャンペーン内容
上記のキャンペーン期間に紀伊國屋書店のWebストア(PC版BookWebまたはスマートフォン版BookWeb)とKinoppy for Androidストアで、電子書籍を購入された方に通常100円で1ポイントのKinokuniya Pointを10倍の10ポイントを進呈します。

http://www.kinokuniya.co.jp/ebook/20130213171009.html


つまり100円ごとに10円帰ってくる。
全品10パーセントオフと同意なので好きな本に適用できるのがポイントの良いところだろう。


電子書籍ってどうなの?


電子書籍のいい部分は手軽さだが、悪い部分は手軽過ぎるところだろう。
通常なら続き物のコミックスも読み終われば続きが気になっても本屋へ実際に足を運ぶまで保留になるし、その間に「やっぱまた今度にするか」って思えるかも知れないし、自分の中の欲望と戦う機会も猶予もある。
しかし電子書籍は気になったら即購入できる。
「買っちまえよ、ポチれば終わりだろ」
って囁く悪魔と戦う猶予は殆どない。
気づけば大人買いをしている始末。
「今だけセール価格だぜ、ポチれよ」
「気になってたんだろ?積読になるけど電子書籍は場所も取らないしとりあえずポチっとけよ」
随分と悪魔が有利なもんだ。
気づけば100冊越えてた...。
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2012/12/21/133711


E-Inkってどうなの?


何度も書いていることだがE-Inkの特徴としてページ送りの際一旦全画面が黒に反転し、それから画像を表示するので一度Kindleでジョジョを読んでたら頭痛がしてきた経験がある。あのE-Inkのチカチカ変わる画面は確実に体に悪い。
ちなみに活字だとあまり感じない。
描画の差だろう。
電子ペーパーと液晶、眼が疲れるのはどっち? 検眼医「変わらない」/eBOOK USER
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1210/26/news061.html
新たに出てきたこの研究結果1つを取り上げて、電子ペーパーと液晶に「眼の疲れやすさ」には差がない、とするのは早計だが、現代ではそこに大きな差はないのかもしれない。直射日光下で快適に読書を楽しみたい、などのニーズに合わせて適切な製品を選択したいところだ

こんなエントリーもある。

例えば、
ブルーライトをカットするパソコン用メガネは効果がある? パソコンやスマートフォンから発するブルーライトは目に悪い?/ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ
http://blog.livedoor.jp/eyedoctor/archives/51732036.html
自分は眼科医でも無いので、E-Inkが疲れないかとか、タブレットをずっと見ていると疲れるとか、科学的根拠もよく判らないし、そういったことは経験でしかわからない。
ただiPhone電子書籍アプリで長い間観ていると目がショボショボするし、iPadで映画を二時間観てもそんなに疲れは感じないし、Kindleで漫画を読んで頭が痛くなったのも事実。
プ○ズマクラスターみたいにプラシーボ効果かも知れない思い込みを堂々と正論みたいに吹聴されてもそれはそれで困る。


で、ぶっちゃけどうなの?


ぶっちゃけKindle Paperwhite+3Gを評価するとすれば、
電子書籍専用端末としての入門なら良
■活字の本を専門で読むなら良(漫画が多い人は悪)
iPad miniやNexus7なんかのタブレットを持ってるならいらない
■どうせ買うなら3G付きにしとけ(そんなに差が無い)
■3Gは所詮おまけ程度に捉えておく方が良い

こんな感じが「ぶっちゃけ」正直な評価になる。

所詮3か月程度しか使ってなくて、電子書籍100冊程度しか買ってないで程度の人間の私見ですが、ぶっちゃけたKindle(および電子書籍)への正直な感想だったりする。
そんなに騒ぎ立てるほどすごいもんじゃあない。
ただ単に、活字データを読める端末ってだけの話だもの。
お買い上げは以下からどうぞ。



ps:

たとえば、1月中旬に発表された第148回芥川賞の黒田夏子氏著「abさんご」が読みたい!と思った場合。掲載されているのは文藝春秋2013年3月号なんですが...。
・Book Live! ⇒ある
・ソニー Reader Store ⇒ある
・楽天kobo ⇒ある
Kindle ⇒ない!!
ということで、2013年2月現在Kindleでは読めません


いや、文藝春秋じゃなくても「abさんご」がKindle版でありますけど...汗。