面白いと聞いたのでマンガ「留漫」を読んだ

留漫。
留漫。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=33661540
ゼン・ミガワ氏の書いた留漫が面白いと聞いたので読んでみた。
KDPで100円。
安いのでポチるのも簡単。


もし学生が画家を目指そうとしたら。
略して留漫
アメリカから漫画家を目指して留学してきたゼン・ミガワ氏の実体験漫画。
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1~2ページで終わるミニエピソードで構成されているんだけど、
この手の漫画に多い「文化の違いエピソード」みたいなものは少ない。
作中に「アメリカ人であることを生かして漫画を描いてみたら?」というアドバイスを差別だ、と描いているしその辺りの描写には抵抗があるのかも知れない。


「最後の卒業制作として漫画を描きました→それがこの作品です」というのがメタ構造。
中身は実体験に基づくエピソード...とはいえ
「新入生がうるさいと注意するよう学校に頼んだが張り紙一枚」
このエピソードに三枚使っても面白さはそれほどない。
確かに本人としてはフラストレーションを感じるエピソードかも知れないが
「確かにそういう事あるよね...で?」
ってなってしまう。


そして最後、作者は結局現行の状況に最後に「挫折を味わって大した成績を上げずに帰っていく(作中のセリフ)」という事なんだけれど、それで言いたい事はなんだったんだろう?
ネガティブに終わらせるなら現行の「留学生が漫画家を目指して日本に来てもプロになるのは難しい(作中、具体的な実際の数字やシステム・規定を挙げる)。だからこんな風にならなきゃいけないんじゃないか」って言う提案をしてみたり、あるいは全く方向違いに「こんな面白いエピソードがあって」って積み上げでも良いかも知れない。
これは「個人的にこう思った、こんなだ、こんなだった」って日記。
主人公を日本人に置き換えても殆どのエピソードが描けてしまう。
新しく入ってきた新入生にフラストレーション感じる、なんて国籍関係ないし。
「漫画家アシなんてやってられっかー!残業大国の奴隷になれってか!」ってのも日本人だって山ほど。


・10年間引きこもった末にヤマトの仕分けで脱ヒキした男性が描いた実体験漫画が分かりやすいと話題に
http://anond.hatelabo.jp/20130228103625
こちらの実体験漫画は「引きこもり・コミュ障」の視点から単調なバイト生活を絵柄の変化や妄想の描写で面白く描いてる。こちらもメタ。


お馴染み中国嫁日記
http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/
こちらは日中での文化の違いがよく判るエピソードから四コマ漫画の起承転結に綺麗に当てはめているのが判る。


http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=33661540
pixivに上がってるので無料でも読めるし、KDPで頑張れって意味で100円でお布施してあげても良い。
そこそこ面白かった。
でも「これ読んでみて!面白いから!」とは言わない。
「面白い!」と聞いて読んでしまったので最初の期待値が高すぎたかもしれない。