アンチラノベ定義論の筈がラノベの定義を語ってると思われたらしいので自己解説してみる

自分語り、というか自己解説って格好悪い。
しかし昨日から意図しないウチの過去記事への言及が幾つかあった。
そこで自己解説じゃないが、前回記事を平易に直してみる(要約)。

ラノベというジャンルの正体は一体なにか?
※アンチラノベ定義論と書きましたが正確には、アンチジャンル定義論です。
今後正確な表記を心がけます。失礼いたしました。


セルフライナーノーツ


「一体どんなものを“ライトノベル”というのだろう―小説とライトノベルの境界線」を読んで感じた事
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2013/03/17/143125
冒頭部
・ラノベの原点は児童文学と言うものだったんだろう。
・ラノベという言葉では無くジュブナイル小説と呼ばれていた


具体例として野尻抱介クレギオンを挙げる。
内容が同じでも出版レーベルの違いによるパッケージ差(受ける印象)の例。

富士見ファンタジア→ラノベ(ジュブナイル)
ハヤカワ→SF

・表紙や出版社・出版レーベル(パッケージ)によって認識は変わる。

ケータイ小説の話に逸れるが割愛。

で、まとめに入る。
上記で挙げたようにラノベとは
・発祥は児童文学だろう(ジュブナイル)
・呼ばれるようになって歴史が浅い
・パッケージによって印象は変わる

パッケージによって境界が曖昧な具体例を数作挙げる。

・作家による切り分けは出来ない
・パッケージが同じでも出版当時の認識と変わる場合もある
クビキリサイクル 講談社ノベルスでミステリー→最近ラノベ)
・ラノベと呼ばれるジャンルはタグのようなもので『定義』と呼ばれるほど確定的に狭義には決められない
・タグなのでクロスジャンルもありえる
・売り手と読み手でつけるタグが違う場合もある→ジャンルの不確定

(売り手はパッケージ、読み手はタグとしたから解りづらいか?)

・周囲の意見なんてどーでもいいと思う。
・そもそも狭義で確定的な定義をする必要が無い


上記より総括


つまり
・そもそも要素に対してつけるタグは存在しても、狭義に決めつけるべきラノベというジャンルは存在しない(だってタグだし)
・読み手に認識されるジャンルが重なり合う場合もある(だってタグだし)
・読み手の既存知識や印象、時代、作家の活動如何、出版されるレーベルの差異によっても認識は変わる
・確定的で狭義なジャンルを定義する事は出来ない
・だから面白い/面白くないだけでいい
・ってかジャンル分けなんて必要?

そう言う『アンチラノベ定義論』として書いた筈なんだが。
※正確にはアンチジャンル定義論


言及先への回答


「面白いか面白くないか。小説なんてそれが全て」というのはひとつの正論だが、人が面白いと感じるものはそれぞれ異なるはずなのに何故「ライトノベル」という総体が存在するように錯覚する、錯覚できてしまうのか? という疑問から、ジャンル定義論は出発している(たぶん)

http://d.hatena.ne.jp/srpglove/touch/20130318/p1


うん。
だからラノベなんていう総体は存在しない。
ラノベとは空疎なタグだ。
wikiから引用すれば総体とは、
総体(そうたい)
物事を構成する上でのすべて。

この場合の“総体”の用法は、集合的無意識のような形而下の共通認識みたいなものだろう(たぶん)。
だとすれば確定的で狭義な総体は無い(たぶん)。クロスジャンルで曖昧なタグの集合体。だから他の要素も入り込むし、外辺は曖昧として捉えどころが無い。
だから定義なんて出来ないと書いた。
鉛の箱の中の猫が生きてても死んでてもどうでもいい。どちらでもありえる。

だからラノベ定義論としてリンクを貼られても違和感がある。


言及先への回答2


ライトノベルの定義」。あなたがそうだと思うものがライトノベルです。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。


いつもならば誰かがラノベ定義うんぬんを語りだすと、はてなからtwitterのラノベ読みたちへと延焼し、誰かがtogetterでオチをつけるまで不毛な論争が続いていくのだが、今回のラノベ定義論がはやくに鎮火したのはこのテンプレが持ちだされたからというのもあるだろう。
どれだけもっともらしく、偉そうにラノベの定義を語ろうともこのテンプレの前じゃ延々自分語りを続けるオナニー野郎にしかならない。火消しには抜群である

http://nunnnunn.hatenablog.com/entry/2013/03/18/182420

この定義論自体への批判なので、

あなたがそうだと思うものがライトノベルです。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません

このテンプレってつまり
「お前が思うままにあれ」でしょ。
別にラノベに限った訳じゃない。
「これが絶対的定義だ!」
なんて偉そうに語った記憶も無いので、テンプレの効果なんて毛ほども無い。

そもそもなんで定義したがるんだろうね。
確かに人が事物を理解するのに、安易な「ジャン別け」は確かに有用ですがね。

ジャンルは確定的で絶対的でなければならない、なんて誰が決めたんだか。
フワフワしてっからこそ皆さん語りたがるわけでしょう?
もっともらしく持ち出したこの漠然としたテンプレ自体が無意味さを暗喩的に象徴してる気がするけれど。

それともラノベと呼ばれるタグ付けの動機如何を問いたいのかなw
だとすればテンプレがそのままだろう。
ただし書き手と出版社、読み手、すべての付けるタグが完全に合致するかどうかは知らんけど。


ウチの場合は書き手の技量が低いのが原因でしょうが。
失礼いたしました(かしこ)。
朝からめんどくさくてすいません。

このおはなしはここまでー。