「声に出して読みたいパトレイバー2THE MOVIE」って記事を読んだけどどっちかっていうと押井脚本が好きなんだよ

・声に出して読みたい 機動警察パトレイバー 2 the Movie /失われた何か
http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-2140.html
読んだ。
以下、思い出と小ネタです。



押井作品の台詞回しって確かに面白い。
例えば攻殻機動隊でセリフを引用して使ったりするのも今のTwitterの引用文かなんかより遥か昔の話だし。
当時は
「なに既存の言葉の使い回しやってんの?」
とか言ってる人も居たりしたけど。
今やそんな輩もRTだのやってんだろう。

原文は伊藤和典氏のインタビューを引っ張ってるけど、
個人的には押井守氏の脚本が好きなんすよね。
あぁ、勿論パトレイバー2は好きですよ。
20回以上観てるから(1と2で40回オーバーっすね)

例えば後藤の

災いなるかなバビロン、そのもろもろの神の像は砕けて地に伏したり。あげればまだまだ出てくるさ、彼がわざわざ残したメッセージだもの

なんてセリフは調べなくても打てるw
これはパトレイバー1の帆場英一について語るとこ。
1なら他に
方舟をぶちこわすのさ

ってのも好きですね。

P2なら

この街では誰もが神様みたいなもんさ。いながらにしてその目で見、その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る。何一つしない神様だ。神がやらなきゃ人がやる。いずれ分かるさ。俺達が奴に追い付けなければな

このセリフがすごく好きなんですよね。
誰も彼もがテレビやパソコンで遠いところの情報も、知識も知ることが出来る。
でも何にもしない。
これって今から見直しても柘植の発想ですよねw
そういう日本、東京に対して擬似的な戦争状態を仕掛けるのが柘植なんだから。
それを後藤の前で言ってんだからそりゃバレる。
単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる。そう思ったことはないか
その成果だけはしっかりと受け取っておきながらモニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方に過ぎないことを忘れる。いや、忘れた振りをし続ける。そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下されると

でも伊藤脚本じゃなくって押井脚本好きなんですよ。
特に好きなのが「特車二課壊滅す!」

主曰く 人はパンのみにて生きるにあらず
されどまた曰く
人民にパンと自由を
市民に娯楽を
たとえどのような状況下にあれ人は生きる事から始めねばならず
生きるために糧を求めることは天地自然の理であり
迎えて天に恥じる事無し

まして警察官においておや
不測の事態に備え
健康な肉体と健全な精神を保持することは
神聖なる義務であり
その根幹が食生活におかれてある限り
これを軽視する傾向は
厳に戒められねばなりません

ここから恥多き特車二課の歴史の中でも特筆すべき事件が始まる訳ですね。
聖書から始まって、慇懃で堅い語彙の選択。
押井節、って感じ。

...同様の、否さらに深刻な事態を招く可能性は極めて大でありここに警鐘を鳴らすものであります

実写版パトレイバーよりガルムの方が楽しみなんだけどなぁ...。