ももクロはロックか?!(後編)

ももクロはロックか?!前編


※余談から始まるので、面倒な方は以下「ももクロはロックか?!」からお読みください。

OZZ FESTとメタル、グランジ


退屈かもしれないが、この辺りの歴史をもう少し解説する。
今回のOZZ FESTの起こりとメタル・グランジ周辺の話。
まず、ジェーンズ・アディクションのボーカル ペリー・ファレルが自身のバンド解散に際して(ポルノ・フォー・パイロスやったり、その後また結成すんだよ...)ロラパルーザというフェスティバルを成功させる。それが1991年。
ヘッドライナーはNINに、Ice-T、スージーアンドザバンシーズとジャンルは、まちまち。
フィッシュボーンにRATM、バットホールサーファーズ。
グランジ、オルタナなんて言葉は、格好良いが厳密でないし、語彙は幅広い。
毎年、レッチリ、ジザメリシューゲイザー!)、ダイナソ―Jr、パールジャム、スマパン、ブリーダーズ、ニックケイブ...。
ペリー・ファレルが語る、ロラパルーザ最大の5つの思い出/RO69
そんな中、オジー・オズボーンの奥さんのシャロンが「ロラパルーザにオジーを」提案をするんだけどロラパルーザ側が断る。
そりゃ雰囲気合ってない。
だって元々
メタルがメイン←対してアングラなグランジ
だったのに世界はすっかり
グランジがメイン←メタルはアンチクライストで旧時代
世間はそんな流れになってしまってた。

そこでオジーの奥さんが
「だったら自分らでやるわよ!」
って始めたのがOZZFESTの始まり。


OZZ FESTに関しては、この辺に詳しい。
万が一『OZZFEST』を知らないあなたへ/CINRA.NET
そしてロラパルーザは経費不足でポシャる(最近復活した)。
オルタナ好き的にはロラパルーザは詳しいけどOZZ FESTはよく知らない。
プロレス好きにはWWEWCWって言えば伝わるか。
そして今年OZZ FESTを遂に日本で開催する、って歴史になってる。
面白いのが、ハードロック(ヘヴィネス)はどっちにも出れる。
ロラパルーザにKORNやマリマンが出てもおかしくないし受け入れられる。
一番おいしいのはHRかも知れん。



ももクロはロックか?


今最もロックンロールの爆発力を発揮しているのって、ロックバンドじゃなくてももクロだと思うんですよ。BPM速めのサウンド、たたみかけるような完成されたライブ、プロレス的な仕掛けとステージ演出、かつそれをやってるメンバーたちのガチンコ感。誰が観ても楽しめるし、誰が聴いても興奮する。あれこそロックバンドの理想形で、エンタテインメントのあるべき形だなって。新曲が出るたびに本当にショックを受けるし、俺がバンドでやりたいことをことごとくやられてる感じがするんですよね。ももクロはアイドルなのにロックファンすら全て飲み込んでしまってるのがすごくわかる。俺もそういうエンタテインメント総巻き込みみたいなバンドになりたいって本気で思ってます。

「破壊なくして創造なし」 成田大致が語るバンドの現在と未来/ナタリー


この発言にしても成田氏は「ももクロはロックだ」と言っているんじゃなく今のももクロにはロックにあるような、あったような爆発力を感じるって発言。
成田大致氏のAOMORI ROCK FESTIVALは向井秀徳ZAZEN BOYSらを招聘しつつ、Bisとかでんぱ組.incを呼んだりオールジャンルな音楽の捉え方をしてるみたいで、自分なんかもこういう捉え方が近い。
判り易く言えば
「音楽なんて面白かったら良いのんじゃ!ボケっ!」
って感じかなぁ。
フジロック行って渋さ知らずオーケストラとか見て
「へ?これロック?」
とかバカな事言うヤツがいないのと同じように音楽なんてジャンルで聴いてない。
面白くて、気持ち良くて、格好良いならそれで良い。


66: 名無し募集中。。。 2013/04/23(火) 13:01:06.48 0.
あーりんは反抗期!は思春期の若者が持つ体制への抑えきれない感情を率直な言葉で吐露していて完全にロック

http://momo96ch.com/archives/27075342.html

あれはがっつりハウスと言うかAvexみたいながっつりしたディスコ/チープなハウスサウンドだからあれはロックとは言わん(マジレス)。
アシッドとか格好良くもやれる筈なのにあんなダサい音を作るなんて色んな意味で凄い。

テイさんの「ナウロマンティック」思い出すわ。
んー、格好いい。
でも当時は今田が歌ってるしって言うので評価低かった。
今見てもサウンドのクオリティが高いって言うのに、音で聴いてるやつは少なかった。
番組の企画で作ったからって理由だったり。
ダウンタウンのGEISHA GIRLSだって格好良いのに。


音楽って言葉を越えて伝わると言うけど、人はまずジャンルで聴く。
ロックだとか、ポップスだとか。
まず先入観が先にあって、その次に音がある。
だからアイドルは音楽的に劣るだとか、ポップスなんて軟弱だとか、ロックは格好良いとか言う。
オレがマッチの「アンダルシアに憧れて」が好きじゃないのは、キンキとかマッチが嫌いなんじゃなくって、マーシーの方が圧倒的に切なく歌えるからなんだよ。アイドルが嫌いとかじゃないんすよ。

一体何を聴いてんだろうか?
頭で聴いてる?
耳で聴いてる?
心で聴いてる?
ももクロはロック?
ももクロはロックじゃない。
そんな狭苦しいジャンルに収まってない。
ロックは、ももクロの一部でしかない。
ももクロは、ロックだ!発言って「ロック>アイドル」っていう図式から出てるのかも知れないけど、音楽に上だの下だのそんなものは無い。


ももクロはオルタナであり、ももクロはポップスであり。
ももクロは演歌、ももクロはエレクトロ、ももクロはダブステップ、ももクロはヘヴィ―ロック、ももクロはメタル、ももクロはプログレ、ももクロはパンク、ももクロは歌謡曲、ももクロはラップ。
つまりももクロももクロ

魂がロックだとか、精神がロックだとか。
それって狭い。
個人的に音楽ってもんを小さい頃のアニソンから始まって、パンクとハードロック、オルタナ、グランジ、ガレージ、ポストパンク、ポストニューウェーブ、モッズ、シューゲイザー、ミクスチャー、ラップ、テクノ、ダブステップ。
色々聴いてきた(メタルは聴いてねぇ)。
で、今はももクロ聴いとるわけだよ。
それでも「ももクロはロックじゃない」って思う。


ロックは楽器弾いて自分らでやってるからすごくて、アイドルはやらされてて自分らで曲作ってなくて、しかもももクロは歌も上手くないし、踊れるだけで一生懸命が売りらしいけど一生懸命なんて当たり前。
うん、そりゃそうだ。
ももクロ観て「一生懸命なとこが凄い」って言うのは違う。
「一生懸命」なのは誰だってそうだろう。
そうじゃなくてプロとして自分らが出来る精一杯のものを見せようとする。
当たり前の事だけど、精一杯頑張ってそれを見せられるように努力を惜しまない。
だからみんな「一生懸命」って褒めたくなる。
当たり前の事が当たり前に出来ないプロが多いからそう思う。
Mステに出た時もやっぱり緊張でリズムを取り損ねてたり、メロディがずれてたり声が出てなかったり。そりゃまだまだ未完成でしょう。でもそんな高い課題を与えられて本人らは日々頑張って乗り越えようとしてる。
それが見えるし、見せるのがその後ろにいる大人たちの戦略かも知れんけどね。もし「ももクロはロックだ!」「アイドルを越えたんだ!」なんて言い出す人がいたら大人たちの思うつぼかも知れない。


2ndアルバム5TH DIMENSIONは、ダブステップな打ち込み、ラップ、パワーポップ、ハードロック。
色んな音楽の要素が混ざり合ってる。
何度も何度も書いてる事なんでこのブログ読んでる人はもう飽き飽きな話だと思うんですけどね(笑)でもそんな飽き飽きな話も理解出来ない人間も数多くいる。誤解と先入観。思い込みと浅薄思考。
パクったとか言われる衣装で踊る新曲の数々で(笑)展開するのはロックなんて狭いジャンルに収まるもんじゃない。
蓋の上ツアー頑張って下さい。
まぁ、パクってるよねー、過去にも色々と。
なんか今さら感がすごい批判ですが。


と言う事でまとまったのかよく判らないけどザッケローニ(via高城れに)。

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