【中継】FRF DAY1 NINのステージが素晴らしかった【感動】

フジに行ってない。
今年は、グリーンステージ大トリNine Inch NailのライブがYoutubeでストリーム中継をするとの事なので部屋見る事にした。
ヘッドホンして大音量座りながら待機。

現場は、雨がすごかったらしい。
苗場に行った事のある人ならわかると思うがグリーンステージ前方はぬかるんだ泥でひどい事になる。
一度ずぶずぶの沼状になったところにハマった事もある。
しかも夜の雨は夏と思えないくらい体温を奪い去る。
なにせ会場は山。
ホワイトステージでイギーポップを観た時も、グリーンでAFPを観たあとも随分凍えた。


久々のNINは変わらずNINだった。
マッチョな身体にハーフのカーゴパンツにピタピタの黒シャツ。
長渕と被ったシルエットは昔の長髪だった頃とは随分違うが、ここ最近こんな感じ。
肉体改造後。

最初はレズナーを中心にメンバーが横並び。後ろに白いついたてが立つ。
正面からアップライトで照らすとメンバーの影が大きくついたてに浮かぶ。
その光の加減やメンバーの動きで影が大きくなり小さくなり動く。
ステージから遠くても巨人のような影が動いて見える。

ライブのステージというのは結構つまらない、というか変化がない。
なにせ歌う事と演奏する事はさほど大きな動きを必要としない。
だからこそ演出が重要になる。

そして次はついたてが移動し前後になった。
光の当て方も変わりフラッシュのように明滅する。
するとコマ落としの効果が出て、ただ単に影を作るのではなくカクカクと動く影に変化した。

今度は細い緑の光が何本も奔る。
最初は面としてメンバーを映し影を切り取った光が今度は線として使われてる。
フラッシュのようにカチカチとそれに合わせて光が漏れる。

曲が終わると巨大なついたてが登場。
レズナーはその後ろに回る。
ついたてがスクリーンになってレズナーの顔が映るんだが、



淡い霧のような映像。
朝焼けのように薄くて青い光。
メンバーは影絵のように黒くシルエットだけが映る中、スポットを受けてトレントだけ浮かび上がる。


スモークが焚かれステージの上を仕切るものは何も無い。
そこには白い光が溢れる。
爆発するような光の中で歌うWish。

音に連動し緑色のスポットが切り替わりフラッシュを浴びせかけるSurvivalism。

The Hand That Feedsでは再びついたてが登場。
このついたては格子状になっており、一見正面からフラッシュで光らせているようにも見えるが、前後から映像を投影している。
そしてトレントなどメンバーが動いてもついたての影は同期してない。
影に見えるのは映像で、だから影が無いままメンバーは動いて、影は独自の動きを始める。

そしてフラッシュとスモーク、再び爆発するような光の中で演奏されルHead Like A Hall。
コンピューター制御され規則的な光が溢れる中、ついたてにフラッシュではなくフラッシュの映像が映る、と言うかなり凝った事をやってる。
白と黒。
そしてついたてを全面繋いだスクリーンにして映像を映すHurtでライブが終わった。
過去のライブで薄いカーテンのようなスクリーンをステージ前面に引いてそこに映していた映像に似てる。


光と影と。
音と光と煙。
それだけでどれだけの事を見せられるか。
ただ単に光らせるだけ、ただ単に照らすだけ。
チカチカしてれば良い。
寸劇や変わった事をやらせるだけ。
そんなものは演出とは言えない子供騙し。

最近はアイドルばっかり観てるけど、これは別格。
正直、次元が違う。


演出って本人らのパフォーマンスを更に更にブーストする役割があって。
元々凄まじいNINのステージが演出でとてつもないモノになってた。
ハンパ無い。

言葉が通じなくてもこのステージはどこでも通用する。
世界中どこでも。
どんな大きな会場でも、遥か後ろの観客でも楽しめる。
面になり影を映し、線として点として、明滅して、前から後ろから、フラッシュ、回転、スモークを照らし。
光の表現がこんなにあるのか、と驚かされたし感動した。
ライブの中継って山ほど観てるけどこれは最高。

現場に行ってた方には申し訳ないけど、雨にも打たれず綺麗な映像でNINのステージを満喫出来たのは良かった。
...雨だとフード被ったりして音が聞こえづらかったり、寒いし、雨でぬかるんでたり、草が生えてるところでも密集してるから前のヤツが気になったりして結構ウザいんすよね。勿論、臨場感はあるけど。
でも寒いのはいやだなー。

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