ブログで儲けてなにが悪い?!

※ちなみにウチは儲かってません

「ブログで月に40万円ほど儲けてるそのノウハウ公開」みたいな記事を見かけた。
正直真贋も判らんし、中身も「これがアフィリエイトです」見本みたいで、中身も無くて、儲ける事に特化したブログを見せられても真似したいとも思わないし、種を明かす手品師ってのは二流か仕事にあぶれてると相場が決まってる。
辟易もするんだが、それにしてもこの
「ブログで儲ける」
という事に関しての嫌悪感ってのは何だろうか、と考えてみる。


まとめ系とブログと

まず「まとめ系」は、ブログとは違う。
例えば2chまとめ系ってのは既存の2chに書きこまれた書き込みを元に編集してそれを公開する。
あるいは自分で板を立てて、そこに書きこませまとめる。
性質の悪いまとめサイトになると、炎上するような話題をわざわざ立てて騒ぎを起こして自分のまとめサイトに載せる。
2chってのは匿名の掲示板。

だから誰が書きこんだものか判らないし、特定も難しい。
だから逆に言えば権利も主張しづらい。
だからまとめサイトは他人の書き込みを編集して自分のもののように使う。
だから権利者の承諾は必要ない。
だから書き込みした人間が書き込みに対して権利を主張する事もない。
だから権利者不在だからどうとでもなる。

編集は恣意的で何かをバッシングしたければ非難の書き込みだけをとり上げて、擁護するような意見は飛ばせばいい。まとめサイトに中立性とか正当性は必要ない。

NAVERも似てる。
NAVERの場合、ほぼ全てが引用で成立してる。
よく言えばウェブのスクラップブック。
悪く言えば盗品で出来たお城*1
どっかのブログの何かの写真、書きこみ、記事。
それらを寄せ集めて記事にする。
中には「○○が凄い」とした上で、
・○○が凄いと今話題という題
・どこかからの文章を丸々貼り付け
・それを読んだ・反応したツイートを貼り付け

これで完成、なんて記事もある。
どっかのドライヤーのステマ記事なんてのもこれに準じるし、村上某作品のレビューが凄いなんて記事もそうだった(引用の範疇を遥かに超えた結果、運営に消されてたが...あれ?ヤツの事実婚のツイートはどーなったんですかね?)。


インセンティブ

昔から言う言い回しで言えば「他人のふんどしで相撲を取る」という。
編集、と言う過程に努力はあるが
・絶対観ておくべき感動映画50選
・巷で話題の○○ってどれだけすごいの?!

そんな記事に努力なんて感じない。
感動なんて教えて欲しくもない。
NAVERはインセンティブがあって、アクセスが多ければ多いほど対価が入る。
だから話題性のあることをともかく書いてあげればそれなりに儲けられる。
最初よりもずいぶん報酬は下がったらしいが。


スパム行為

「ツイッターにFeedspotが日本語対応したから使ってみないか?」
なんてメンションがツイッター垢に来てた。
スパム行為ってのは同じような中身を複数人数に送り付けたりする事だが、その目的は宣伝だし金儲けが裏にある。
世の中金で動いてる。
別に経済活動が悪いとは思わない。
誰だって金が欲しいから働いてるし、必要ないなら働きたくもない。
一日中ゴロゴロしながら艦これに課金しまくって「米帝」と呼ばれたい。
金があるのに働くならそれは趣味の延長。


個人ブログと対価

自分がブロガーだから言うのではないが、ブログには対価を支払ってあげたい。
面白いブログならなおさらの事。
ブロガーがブログを書くのにはそれなりの努力が裏にある。
一つの記事を書くのに何十分何時間かけてキーボードを叩いてる。
なのに「他人のふんどしで相撲を取ってる」まとめサイトよりもブロガーの貰ってる対価は遥かに少ない。
知的興味を満たしてくれたり、面白い愉しいブログに限って儲ける仕組みは少なくて、宣伝広告に特化してたりSEOや「アフィリエイト教えます」みたいなネット版キャリアポルノ(自己啓発書)みたいなブログの方が儲かるようになってる。
「儲けたいならそんなブログをやれば?」
ブロガーって儲けたいからブログやってんじゃないんだよ。
書きたいからブログやってんじゃね?
書いた結果として対価がある訳で、対価目的で書くならそれはもう別物。


NAVER2chまとめに辟易するのはそういう金の臭いがプンプンするからだし、そこに創造性や革新性や主張は無い。宣伝とキャッチコピー、売り口上の集合体。三流ゴシップ週刊誌の最新型。他人の言葉を借り、他人の知識を使い、他人の画を使って作り上げたガラクタのお城。
郵便ポストに勝手に放り込まれた広告の束と大差ないから辟易とする。

でもツイッタラーやネット民は、そんなガラクタのお城が大好き。
死んだ脳で二次利用された知識の集積を見て「あぁなるほど」と判った気になれるお利口さんなつもりの単純バカが大半を占める。
出来れば楽がしたい。
何も考えたくない。
でも面白いものは見たい。
簡単なものがいい。
そういう嗜好に「まとめ」や「アフィリエイト」はフィットしてる。
誰かのおススメ、誰かの知識。
誰かが何かしら関与して勧めてくれている、並べているんだから良いに違いない。
事件なんかを調べるのは面倒だからまとまっていると助かる。
それが合っていてもいなくてもどちらでも。
だってそんなの重要じゃない。
自分にとって役に立つ必要なんてない。
その場で面白く判った気になれて
「これってそのとおりだよな!」
表面的に思えれば充分。


みんなうらやましいんですねー、自分最高!!
そうっすよね、責任とか言うヤツなんてそいつの方がバカですよね!
まさにおっしゃる通り、さすがっす!!!

反応して言ってる事の意味が解らない太鼓持ち。
自分がどれだけバカを露呈してるかも理解出来ない。
そういうのに限って意識は高く
ライフハックしなきゃ!」
「この高度情報化社会と評価経済社会で生き残るには自分がリテラシー高くセンシティブかつアクティブにならなきゃ!!」

はいはい。
バカは黙れ。


評価経済ネットの実際

評価される事に価値がある。
かつてどっかの書店の中心で叫んだように「影響力の魔法」こそが価値を持つ。
だとしたらその「評価」が正当でなくても対価を得ることができ、価値があるのに評価されないまま対価を得られないネットの仕組みに問題があるんだろう。
はてブホッテントリと炎上が話題になるがホッテントリも炎上も「面白い」と等価だから盛り上がったりアクセスがあるのではなく「話題性がある」からと言うだけの話。それじゃあ下衆なワイドショーのゴシップと何も変わらない。
炎上なんて価値評価でもなんでも無く価値評価で言えばマイナスでしかない。
マイナスでも盛り上がれば対価になる。
アフィリエイトだろうがクリックされれば勝ち。
面白いものを書くから対価を得られるんじゃなく、注目を浴びて叩かれても悪口を言われても拡散されればいい。
それがウェブの本質だから、炎上書店やカバみたくゴミ記事でクソをまき散らすアフィリエイターが幅を利かせる。


評価がそのコンテンツの価値と結びつき対価が発生する仕組みが出来ればコンテンツ製作者は己のコンテンツの価値を上げようとするだろう。
しかし現状は牙を研ぎながら対価を得る事しか考えない「狼」が対価を得て、自分の趣味や主義主張をしたい呑気な「豚」は対価を得られない。

お布施じゃないが、ブロガーはもっと対価を得て良いし、クソみたいなまとめサイトは何とか潰れないだろうか。
でなきゃクソみたいなアフィサイトばかり溢れるだけの話。
だったらそういう仕組みを作らなきゃならないのか。
いっそ起業でもするかな。あんなバカでも社長になれるんだし。

そう思いながら書いた。

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*1:全部とは言わない