「ジャンゴ 繋がれざる者」を観た


主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎのシュルツと出会い、自由を与えられ、彼と共に銃の腕を磨き稼いだ金で妻を買い戻そうと決意。お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディが君臨する農園だ。ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴隷頭スティーブンが二人の正体を見破り! 思いも寄らない一大死闘が展開する! ! 最後に生き残るのは果たして―――?

西部劇が好きで。
特にマカロニウエスタンというイタリア謹製の無国籍で個性的なキャラクターが出てきて銃撃戦を披露する映画が面白い。
アメリカが舞台だけど映画はイタリアで作ったから「マカロニ・ウエスタン」
日本で作って「スキヤキ・ウエスタン」なんてのもあったが...。


棺桶引きずって歩いて来た謎の男。
中にはマシンガン。
確かにマシンガン目立つから棺桶に入れたんだろうけど、馬車でもよかったんじゃ...。
なんてツッコミはどうでもいい。

敵の弾はことごとく当たらないし主人公の弾はバシバシ当たる。
アレックス・コックスの「ウォーカー」みたい。
神の力で敵の弾は自然と避けていく。


ジャンゴはそんな棺桶を背負った「続・荒野の用心棒」の主人公の名前から。
今作では、黒人ジェイミー・フォックスが主人公ジャンゴを演じ、ブラックスプロイテーション
奴隷制度真っ只中のアメリカ南部が舞台、そこに奴隷制を嫌うドイツ人で賞金稼ぎのキング・シュルツが現れる。シュルツは奴隷のジャンゴを賞金首の情報を聞き出すために開放。
ジャンゴが妻と離ればなれになり売られた事を聞き、シュルツはジャンゴの妻を取り返す事を提案する。


シュルツは現代の価値観を持っていて、当時の「黒人は奴隷で家畜と同じ、あるいはそれ以下」という価値観を憎んでいる。
このシュルツの視点とジャンゴを描く事で観客はジャンゴらに正義を感じるような構造になっている。


農園主は悪いやつばかりで大ボスはレオナルド・ディカプリオ

そしてドン・ジョンソンwwwwwwwwww
どっかで見た顔だなーと思ってよく見たらマイアミバイス 笑
賞金首が逃げ込んだ農場の農場主役。

ジャンゴとシュルツは逃げ込んだ賞金首を見事に殺害。
賞金を受け取ったあと、ドン・ジョンソンら一党はジャンゴらを襲撃しようとする。
白覆面を被ってKKKをイメージさせるけど、覆面の穴の位置が悪いから前が見えないだの、息が出来なくて苦しいだの、オレがわざわざ覆面作ったのにお前らその言い方は何だと怒りだし、覆面無しで襲えばいいんじゃないですか?覆面は次回に回せばいいでしょ?とか意味の分からない事を言い出すシークエンスは全然無駄 笑
でも、それが良い。
どうでも良い無駄な部分にこそ、タランティーノ映画の魅力がある。

わざわざ白人の、それもイケメンとされる面々を大ボスに据えてるのも面白い。
普通ならもっと恰幅の良いおっさんでもいい筈なのに。
ディカプリオの濃いめのメイクなんかにも表れてるように旧時代的な西部劇やを意識しながらもブラックスプロイテーション(黒人映画)としての側面も色濃く、タランティーノらしいふざけてマニアックなこだわりも散見、流れ上仕方なしとはいえ最後の最後まで溜めに溜めたカタルシスが一気に解放されてジャンゴが拳銃片手に撃ちまくるのはお見事。
面白かった。

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