「100の思考実験」を買って数か月経つが全然読み進まない

100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか
「100の思考実験」と言う本を買ってずいぶん経つが読み終わる気配がない。
確かに分厚いと言うのもあるけれども
「これは「読む」本ではありません。「考える」本です。」
忠実に考えていると、全くページが進まない。


ページを開くと題字として
「完全に間違いのない事がこの世界にあるか?」
と言ったような事が書かれていたりする。
そしてそれにまつわるこの著者の考えなどが書かれていて「私はこう思うんだ」というある程度の指標になる。
アマゾンのレビューではそういう著者の意見に対して

前述したように、この本では「読者のために」と言いながら解説をしてしまっている。
結果として、この本は「考える本」ではなく「読む本」になってしまっている。
取り上げている題材としては、決して悪いものではないものも多く含まれているが故に、非常に残念だと言わざるをえない。
と言う意見もある。
しかし自分としては
「著者の説明は最初の段階で、その先を考えてこそこの本が昇華するんじゃ?」
と考えてしまう。

仮に
「完全に間違いのない事がこの世界にあるか?」
というお題があったとして、まず考えるべきは何だろうか。
「完全に間違いのない」とは一体何か。
漠然と完全に確定的な状態を想像してみる。
そんなものがあるか。

まず思考の元になる自分を考えてみれば精神は不安定で自分すら怪しい。
コギトエルゴスムなんて幻想だし、自分がここに居ると証明する事すら難しい。
実存していると自分は知っているがそれの証明は話が違う。
では、自分がいないとすればこの意識はどこにあるのか。
少なくとも何かしらの意識はある。
そして問題があり、それを考える思考の流れは存在している。
いや、思考が存在していると言う錯覚である可能性もあるのか。
今、考えているこれすらも。

「完全に間違いのない」
と言うがそういう概念すら実在せず、何かしら思い込まされている可能性もある。
「完全」は存在しないのに「そういうものがあるとして」インプリンティングされている。
すべて邯鄲の枕。
この問題も完全に間違いが無いとは言えないと言う事か...。
しかしこの問題を考える意思がもし存在しないとすればこの問題を考える自分も存在しないし、だとすれ...


と頭がおかしいくらい掘り進めていくと一問で数日はかかる。
忘れても読み返して
「あぁ、そうか。すぐに忘れる『記憶』はまず間違いなく違うな」
と読み返してみたりもする。
なので全く進まない。


例の有名なトロッコ問題も載ってる。
自分が線路の分岐点(ポイント)にいるとしてトロッコが暴走してくるのが見える。もう時間が無い。
放っておけば左の線路に進み40人が死ぬ。
もしポイントを切り替えれば右の線路にいる1人が死ぬ、
さて、ポイントを切り替えずに「死なせる」かポイントを切り替えて「殺す」か。

多くは「40人を活かす」方を選ぶんだそうだ。
つまり無関係な他人の命の重さは量、と言う事になるがもし一人が大事な人だったらどうだろうか、など色々バリエーションは考えられる。
関わり合いになりたくないからポイントは触らないって選択とか。

ポイントを半端に切り替え石を挟んで脱線させるって選択肢は何でないんだとか言っちゃダメなんだろう。
この問題は命の重さを選ぶ基準は何だろう?と言う事を考えるための問題。
切り替えても一人の方に向けて叫べば何とかなるだろ、とかそーいうのもダメ。
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と言う事でレビューを書こうにも読み終わる見当もつかないし、分厚いし、普段持ち歩けないし。
100も問題があるそうですが90%まだ見てないので何とも言えませんが、とりま記事にしてみました。
そーいう本。

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