DQNはどうして大きい音が好きなんだろう


DQNって言うのはどうして大きい音が好きなんだろうか。
バイクに乗るにしてもマフラーを外して、車に乗れば爆音で音楽を鳴らす。
新幹線
流れる歌は三木道山以前からなぜか純愛ソングが多い。
Lifetime Respect
DQNは、声がデカい。
「てめぇマジでぶち殺すぞボケっ」
小声で言われたら違う意味で壊そうだが、迫力には欠ける。

いわゆる不良/ヤンキー→DQNへの系譜。
ファッションや外観、呼ばれ方は変わっても音の大きさは変わらない。
爆音は、つまり周囲を威嚇する意味があるのか。
珍走団が「ゴッドファーザー愛のテーマ」を鳴らしたりするが
「なぜゴッドファーザーなんだろう?」
と考えて答えがあるんだろうか。


一時期ならエイベックス辺りのダンス系コンピをワンボックスで流してるDQNとか、今なら(聴いた事も無いから多分コンピとかの)ヒップホップを流してるのを見かけたりする*1
音楽の趣味とスタイルと言うのは乖離する事もあるだろうに、なぜか皆が皆寄ってたかって同じようなコンピを流し、同じような音楽を聞く。
同じような爆音で走り
「オレたちは枠組みに縛られねぇ」
と別の枠組みに縛られながら自覚も無く言う。
個性を主張されても、同じような個性の中では個性が解らない。


中にはマイルス・デイビスを爆音で流すDQNが居ても良いのに。
「カインドオブブルー最高じゃねぇか!!」
闇夜をつんざくマイルスのトランペット。
あるいはニール・ヤングの「ヘイヘイマイマイ」

ヒップホップを流すならせめてカニエ・ウエストでも流せばいいのに。
あるいはワンボックスカーから聞こえてくるジャイムズ・ブレイク。
ダブステップがその意図に反した音量で流れ町を汚す。
そんな光景はどこにもない。
音楽なんて何でもいい。
要は「怖そう」「悪そう」それが大事。


ヒップホップ=不良、ゴッドファーザー=マフィア。
ダンスコンピ=クラブ・夜遊び・不良。

そういう解りやすい固定概念でスタイルを作り上げて、周囲に向けて主張するための道具としてしか使われない音楽と言うのが存在し、しかし音楽を聴くにあたっては「逢いたくて逢えなくて」「一生一緒にいてくれ」という三木道山ライクなわかりやすい純愛物語が好きなんだろう。
とはいえヤンキーとDQNは、同じ要素をはらみながら存在として違うし、文化も違う。


・「徒歩暴走族」とは? 口でエンジン擬音「バーリバリ」、大挙して迷惑行為…かつては特攻服、姫路厳戒
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130622/waf13062212010022-n1.htm
徒歩暴走族まで行くとわかりやすい。
つまりはその「音を鳴らし威嚇する」事が大事なのであって別にバイクである必要はない。
大きな音で周囲を相手をビビらせる、委縮させる。
大きい音に恐怖を感じるのは人間の本能。

徒党を組む、集団は強い、孤立しては出来ない事もみんなと一緒なら出来る。
ただそれだけのために夜中に「ゴッドファーザー愛のテーマ」を流したりする。
ぱりらぱらりらぱりらりら~♪

DQN、ヤンキー、暴走族。
一緒くたに語られるが、今は多様化してそれぞれがそれぞれに微妙な差を持って存在してる気がする。どれかがどれかに変化したのではなく。
ただ共通して爆音を鳴らすのは変わらない。


なんとなくそんな風に考えた。
一生一緒にいてくれや、見てくれや才能も全部含めて。
お粗末。

*1:一度KoЯnを爆音で流すDQNがいたがあれはイレギュラー