曲が似ている→だからヒドいと言うが何がヒドいんだろ?

もうブコメでも突っ込まれてるんだけども。

・ケラケラの「友達のフリ」という曲がヒドすぎる件/くりごはんが嫌い
http://d.hatena.ne.jp/katokitiz/20130928
なんかこーいう記事があって

これと

これが似ててひどい、と。
...んー。
いきものがかりすら聴かんオレにはよく判らんけどさ。
どっちも割とどうでもいい。

「ヒド過ぎる」ってのは「似てるからヒドい」って事なんだろうか。
聴いてみた→知っているあの曲に似ている→ヒドい
これって結構、乱暴な思考ルーチンだなぁ。
閾値とか検証とか無くて単に印象で「ヒドい」まで言い切る。

それともパクリ?
パクリと思ってるならパクリと書けば良いんだし。
この部分とこの部分のコード進行が全く一緒だし、歌詞も、とかさ。
それだったらレコード会社に言えば?レベルのお話。

宇多田ヒカルが出てきたときや、椎名林檎が売れたときなど、エポックメイクになるようなアーティストがシーンに登場すると、それに似た音楽性を持ってる人がデビューするなんてことはよくあることだが、これはそのなかでも極北の部類というか、あまりのやり口に思わず噴飯してしまったほどだ。

それが証拠にgoogleで「ケラケラ」と検索するとすぐに「いきものがかり」と表示されるくらいで、他の人も少なからず「似てるなー」と思っているということだろう。

さらに驚くのがこれがyoutubeにアップされて圧倒的な再生回数を記録したという事実だ

んー。
いやいや、似てる似てるとは書いててもパクリとは書かない。
じゃあ似てるのはダメな事なのか。
タイトルで煽ってるのにね。何を糾弾したいんだろう。



いや、もうそんな事言い出したら初期アジカンなんてナンバガでっせ。
本人らも「影響を受けた」とか言ってるらしいけど、初めて聴いた時は「うわナンバガフォロワーじゃね?」と思ったし。
ちなみにブリグリも初期はオアシスっぽい音を鳴らしてた。



イエモンクラスだとプライマルスクリームまんまやってますけどこーいうのも「ヒドい」ってなるのかな。
名前もまんま「プライマル」で確信犯。
そもそもプライマルスクリーム自体がその時代に好きな音をまんまやって来たんだから。
ヒドいのかね。
オレにはわからんけど。


天手力男」はアジアン・ダヴ・ファウンデーションに似てるなー。
というかジャングルなんだよ。



このメリー号が燃えてる後ろの曲もミスチルに勘違いされてた。
似てるよな、確かに。


でも、「似てる」と「パクリ」の境界線ってなんだろう。
完全オリジナル>似てる>パクリ
その閾値ってなんなんだろう。
オリジナルは素晴らしい、パクリは一切ダメ。
似てるのも許せない。
だったらフェアリーテイルとかアウトになるのか。
RAVEも似てるかもなぁ。


「オリジナルはすごい!すばらしい!」
そうは言うけど今世間にあるコンテンツで何もかも完全にオリジナルなんてどの程度あるんだろう。
どの程度のオリジナルなら許されるのか。
ブレイクビーツとかのサンプリングとかさ、違う曲を切り貼りして新しいモノを作り上げてる訳だけど、そう言う曲は「パクリ」で「ヒドい」のかな。

こーいう「似てるなー」を笑って済ませる人と「似てるヒドい!」って怒る人がいるけど、似てる事ってそんなに悪いのか。
どっかで「リスペクト」って言って逃げてるバンドも山ほどいると思うけど。
今の世界ってつまり希少な「オリジナル」と大多数のリミックス、サンプリング、ミクスチャーなんだと思うけどね。
その中で良いものは残るし、露骨なパクリとかしょーもないものは消える。
価値を認められ、過去が忘れ去られたらそれがオリジナルになる。

似てるってのはつまりオリジナルでなくてB級なんじゃね?
そーいうのは自然潰れるし一級には成れない。
「完全オリジナルでなければコンテンツに価値は無いのだ」
それって今の世界のコンテンツの大多数を否定する視点だと思うけどな。
「ヒド過ぎる」って煽るなら
「ここがこのように似ていて、似ている/似せている事はヒドい事なのだ」
っていう言葉が必要なんじゃ無いのかな。


ついでに書くと

あまりのやり口に思わず噴飯してしまったほどだ
「噴飯」は面白くて仕方が無いって意味が正しい。
用法は似てるけど違う。
RAVE(35)<完> (講談社コミックス―Shonen magazine comics (3569巻))