評価経済社会でのベタ足インファイト

・相互レビュー社会を生き抜く倫理経済学〜岡田斗司夫『「いいひと」戦略』/情報学の情緒的な私試論β
http://bulldra.hatenablog.com/entry/2013/10/02/074341

・「いいひと」じゃなくても良い。/隠れ家日記
http://lair-onett.hatenablog.com/entry/2013/10/03/002207

上のエントリーを読んで下のエントリーが書かれた流れ。
「情報学の情緒的な~」さんのとこの記事に関しては岡田斗司夫氏が提唱する評価経済社会の流れの文脈なんで「まぁブックレビュー半分の評価経済社会半分かなー」と思って読んだ。
で「隠れ家日記」さんは「え?それってなんかおかしくね?」って記事を書いた、と。
まぁ正直、岡田氏の本がベースになってる記事の時点で、記事への言及よりは、まず本を読んで、岡田斗司夫氏の提唱内容前提で「評価経済社会ってさぁ」で語る方が筋が良いように感じる。


読んでて違和感があったので評価経済社会についてだけ一つだけ。
間に割って入るつもりはありません 笑


そもそも評価経済社会って何やねん、と。
大昔は物々交換とか、まぁ、モノとモノの交換みたいな社会があったんだかどうだか知らないが、その次に貨幣ってもんが出来た。
物にある価値を貨幣と言うものに置き換え、それを交換することで成り立つ経済体系。

昔は神が支配してた。
天の具現化(概念)が神。
雨乞いして「雨を降らせたまえー」みたいなイメージ。
神が言うから、と神の名を名乗るとその権力が使える。
支配者は「神から権限を貰ったんだ」って言う口実がある。
神の名のもとに戦争したりする。

ところがそんな中に科学ってもんが出てきた。
科学によって便利になると同時に神が弱まってきた。
「神は死んだ」とか誰かも言ってた。
死んだんだか元々生死を超越してんだか知らないけど、宗教はあくまで宗教であって、神に祈ったって雨は降らないし、地上では水が循環してるんだっていう理解が出て来たし、世界は亀の甲羅の上には無いって事になった。
現代ってのは科学と経済が強い社会なわけですわ。

岡田氏は次の時代は「科学や経済に代わって評価なのだ」ということを提唱し始めてる。
科学すら限界で、資本主義の果て。
それが評価経済社会だ、と。
http://blog.freeex.jp/archives/51324670.html
めんどくさいんでリンクを読んでもらうとして。
その辺の話の本を結構読んだんだけど、しっくりこないので今ひとつ頭に入らない。
理想主義と実地がない交ぜだから理解が難しい。
その評価経済社会を実践するコミュニティがFREEex。


自身でも書いてらっしゃるが、情報学の情~さんの方は岡田氏の主張と自身の意見が未分化で、隠れ家日記さんの方は、現代のネット社会を前提で「いやそれって甘くね?」って論を敷いてる。

●いい人戦略とは評価経済社会においての攻撃力と防御力を上げる戦略のことである。評価経済社会とは、マネーよりも人からの評価のほうに価値がある時代、つまり今から始まる時代。

http://www.facebook.com/note.php?note_id=240264576047452


でも「いいひと戦略」にしろ岡田氏の論理って「評価経済社会が来るであろう」が前提。
今は(岡田氏曰く)過渡期で評価経済社会じゃない。
「超情報化した評価経済社会~相互評価社会において、いい人の戦略は有効であろう」の本だから必ずしも現代のネットとイコールじゃないと思うんだよ。
いいひと戦略の本にどう書いてあったかは知らないけど、岡田氏のいいひと戦略は来たるべきパラダイムシフト後の「評価経済社会」での上手い生き方って説明は色々なところで見かけた。


「いいひと」でいる間は「叩きたいと思わせにくい」「叩いている側の違和感が強くなる」という二重の防衛力を持つこととなります。
これって実際のところはどうなんだろう?と思ってしまうわけです。いや、もちろん「いいひと」より「イヤなひと」の方が叩かれやすいのは確かなんですけど。
ただ、(特に匿名の)ネットの場合はアンチも人気の証というか。人気が集まれば集まるほど、その人の人格を問わず、理不尽な叩きって発生してくるんじゃないだろうか。逆に、人気が無い人なら、そんなに集中して叩かれることもなさそう
評価経済社会」になるともうそもそもの現代の貨幣の価値が下がってる。
評価の価値がグンッと上がってる。
そういう社会だと叩く叩かれるの作法も違うと思うんですよね。
だって評価が貨幣にとって代わる社会なんだから、って事は誰しも自身の評価を上げようとする。
だからこそ「いいひと戦略は有効だ」論に信憑性が出る。
今は貨幣が評価よりも低いからそりゃあ違う。
相違のあるパラダイムのフォーマットでは、そりゃあコンフリクト出まくり。
「情報学の情緒的な~」さんの主張が奈辺なのかは判らんけれども。


この本10年後に読めば、どんな感じなんだろうなぁ。
「預言書じゃないか!」なのか「欲もこんな嘘をwww」なのか。


まぁ、あくまで第三者なのでこんなもので。
頭が悪いのでこの程度で勘弁しとくれ(だったら入るな)。
この手の本は岡田氏のプロパガンダ。
みんなが「そうだいい人で行こう!」と思えば岡田氏の望む未来がやって来る。


ちょっと読んでて違和感があったので。
あとはお二人で平和的に評価しあっていただければいいと思います。
ではでは。
超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略 増補改訂版