「脱ヲタファッション専門店」に対する違和感

・「脱オタファッション」の専門店を作ればいいと思うんだhttp://machine.livedoor.biz/archives/51233870.html

・「脱オタファッション」の専門店を作ればいいと思うんだ・補足http://machine.livedoor.biz/archives/51239242.html

2009年の記事がTwitterで流れてきた。

さて本題。脱オタのための定番アイテムだけを集めたセレクトショップを作れば儲かるんじゃないの、という話。

 去年、西武百貨店が「服を買いに行く服がない」というキャッチフレーズを採用して話題になりましたが、オシャレな店で気後れしないように、他の店でそれなりの服を買っていく行為(服を買いに行く服を買う)はRPGで装備を少しづつ強いものに買い換えて行くようなもんです。

 そんな中、「ぬののふく」しか持っていない人間、スライムと戦ったことすらない人間が、そこそこ戦えるように「初期装備」を整える店には一定の需要があるんではないかと。

 無難なアイテムはそこだけ行けば一通り揃う。使いこなしの難しい服や、「地雷」は置かない。落ち着いて服を選ぶことができないオタクが、適当にその辺のものを引っ掴んで買い物してもそこそこまとまった外見になる。そんな店。

 なおかつ、オタクがキョドらないで済む心遣いや、買い物を失敗しない工夫なんかがあれば良い。

昔の記事だが突っ込んでみる。


ま、この一言でQEDなんだよな。

服はただの布です。着ないと寒いから着る。着ないと恥ずかしいから着る。着ないと警察に捕まるから着る。俺にとっては人間らしい生活を送るためのツールの一つに過ぎません。

 ただ、どうせ身に着けるなら人を不快にさせたり、小馬鹿にされたりするような格好よりは、好感を持ってもらえるようにした方が得だし自分も楽しいから気を使うんです。

例えばあるヤツがずーっと安いインスタントラーメンばっかり食ってた。
で、ある時思い立つ。
「こんな不健康な食生活じゃいかん!オレはもっと健康的な食生活をするぞ!!」
でもそこそこ栄養のあるものはカップラーメンよりは高い。
で、文句を言う訳だ。
「なんで栄養のあるものは高いんだよ。料理とかめんどくさいんだよ。セットになっててレンジで暖めれば食えるようになっててカップ麺より栄養のあるモノを作れば売れるのに!!」


「服はただのツールである」
店に行きたくない、店員が怖い、金は使いたくない、自分で選びたくない、でも地雷は踏みたくない、。
出来合いで全部揃えろ、バリエーションも出来るだけ多く提案しろ(それを無料で提供しろ)。
でも服には気を遣いたい。
...いや、もう気を遣ってない、それは。


【合わせ方】

一番多かったご意見。

「ユニクロ行け」

 その他「無印行け」「しまむら行け」等。ごもっともで。単純に無難を求めるのならばそれで十分かと思います。

 元記事は既にこういう店を利用している人もひっくるめて対象にしているつもりでした。全身ユニクロからステップアップしたい人とか。

実は、これが一番正しい。
ファッションってのは、実はアイテムじゃない。
どちらかと言えば着こなしが大事なんですわ。

例えばジルサンダーなんてブランドがある。
ラフシモンズからジルサンダーにデザイナーが変わっても相変わらずミニマルなブランド。
ユニクロとコラボしたのも有名だけどアイテムはユニクロと似てる。
全身ジルサンダーにしたらユニクロと差が出るか、ってーと正直微妙。
シルエットの差とかその程度じゃね。

金を使って良いアイテムを買えばオシャレになるか?=ならない
ユニクロで全身そろえたら100%ダサいか=そうでもない

この前ジバンシィでクッッッッッソダサイおばはんを見かけた。
でも多分、全身数百万クラス(あ、ジバンシィだから微妙か)。

「どう着るか」で全く変わる。
全身ユニクロでもそれなりに着る事は出来るんだから仕方ない。

全身ユニクロからのステップアップ?
それはユニクロのアイテムをまずきちんと着こなしてから初めて言えるレベル。
ユニクロで無難な格好しか出来ないのに何かしらオシャレアイテムを買ってステップアップを...それは無理。
着こなしが出来てないってのに。

オタクに1万円渡してユニクロに放り込んでごらんなさい。まず黒い服買います。あと茶色とかカーキとかダークグリーンとか、「お前は密林でゲリラ戦でもするのか」って感じにまとめてしまいます。高確率で。

 そんで「お前いつも同じ色してるよな」って言われるの。

ヲタっていうかどんな服を着たら良いかわからない人って色が使えない。

別に黒い服がダサイ訳じゃ無い。
カーキがダサイ訳じゃ無い。
合わせ方がダサイ。

店員に勧められてそのまま着れば問題無い。
でも気を遣わないって事は、日々それを気にしないで着る。
アイロンも当てない。保存も雑。
そしてやっぱりダサい。


折角の良い感じの組み合わせ。そんな服もぼろぼろになる。
安いし洗濯したらすぐ毛玉。
でも気にしない。
だって服なんてツールだから。
そんなヤツが「アイツ服に気を遣ってるな」なんて思われない。


サイズ感、アイロンを当ててるかどうか、メンテナンスしてるか。
靴は磨いてるか、泥だらけのスニーカーをはいてないか。
ジーパンの裾は直してるか、折ってるか、ロールアップか。
毛玉になってないか、襟元がユルユルになってないか、シミになってないか。
季節感は合ってるか、色の組み合わせはどうか、アイテム同士のコードはどうだろうか。
トータルとしては、小物は合ってるか。


オシャレとかファッションって、そんなにイージーなもんじゃない。

「ユニクロ行け」
これが至言なのは、ハズレが少なくて安くてモノもそこそこ良いから。
アイテムがそこそこだから余程のヘタな合わせ方でない限りはとんでもない事にならない。

GUとかH&Mとかに行けばオシャレだったり安かったりするが、素材が悪い。
ダメになる度合いが全然違う。
だからユニクロをお勧めする。
地雷は踏みたくない、と言うが地雷ってのはアイテムの場合もあるが組み合わせて自分で作る場合だってある。
では地雷にならないように黒とグレーと...それってヲタファッションと変わらん。


ファッションなんて意味は無いんだ、と高橋盾は言いました。
確かにその通り。
でもそんな意味の無い事にこだわって「どんなアイテムをどうやって合わせるか」
それが服好きの楽しみ。

趣味性も高いものですから、個人が「肉体の一部」とか入れ込むのは大いに結構ですが、それを人に押し付けるのはどうかと思いますよ。

「何!? お前はあのゲームをやったことがないのか!? それは人生損してるぞ!! 直ちにプレーしろ!! これは義務だ!!」

とか言うゲーオタがいたら首絞めたくなるでしょ。なのに何でファッションのことになるとそういう言い方が許されると思うのかなあ。

この記事の服はただのツールでしかない。
「オレにとって服はただのツール。金は使いたくない。でも無難で良いものを寄越す店を作れば儲かる」
そう言う趣旨だが置き換えれば
「ゲームなんて暇つぶしなんだよ。めんどくさい。話を合わせるためにやってるけどさ、下らないし何買えば良いかわからん。ワンコインでバカにされない面白いゲームを作る会社があれば儲かるんじゃね?」「本当はマンガなんて興味ない。でも友だちと話すのにしかたなく読んでるけど「お前マンガの趣味悪っ!」って言われる。オレがバカにされずに喜べて誰しも趣味が良いって思われるようなそこそこのマンガが載った雑誌を100円で出せば儲かるんじゃね?」
これと何が違う?
どうしてファッションの事だとこんな意見が許されると思うのかなぁ...。


ユニクロがイヤならHAREで(2009年にもあった筈だけど)。
すぐ壊れるけど(...おっと失言)。

過去の亡霊をいじってみました。
大人の着こなしバイブル―なにを、どう着ればいいのかわからないあなたに