「理想の上司に求める...」記事に振り回されるダメ上司

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「理想の上司に求める○○つのポイント」云々ポストが定期的に流れてる。
既視感満載テンプレの羅列記事にコメ無しブクマが山ほど。
いつもいつも「部下を叱責しない」「部下の話を聞く」「部下の失敗に対して責任を持てる」だの。
同じこと同じこと同じこと。

「書いてあることを読まないと上司として自覚も出来ないんですか?」

どっかで見たような、当たり前のことが延々羅列してある。
自己を客体化できずに、ありもののテンプレートをブクマしてる時点で、そいつは絶対理想の上司にはなれないんだけども、なんかこの手の
「他人が言う当たり前の事で自分を再確認する」
というのは実は定番のよく見かける構造だったりする。


例えば
「ウチの彼氏が暴力をふるうんだけど別れた方がいいと思う?」
女子同士でしょーもない悩み相談をしてる。
もし相談されても
「別れる一択」
すぐに判る。
ところがそういう
「他人が見れば一択なのに自分で決断を出来ずに相談する」
そういう考え方をする方ってのは自分で問題を複雑化して、客体化できない。

自分の問題がどこかなんて、自分を他人として見てみればいい。
問題を抜き書きして複雑にしてる条件を切り分ければ何が本質かなんて一目瞭然。

でも、それができない。
だから相談をして論破して欲しい、背中を押して欲しい。
そうすることで自分の選択に対して保証が欲しい、責任を分担したい。
自分の決断だけで、自分だけが責任を持つ状態がいや。


占いなんかもそう。
なにか漠然とした悩みに指標が欲しい。
保証が欲しい、裏付けが欲しい。
だからその裏付けとして「神様の言うとおり」なにか要素があればいい。
普段は占いなんて信じてないのに。
お参りなんて初詣の時くらい。
なのにタロットだの、水晶玉だの、どこぞの他人が言った一言で何かを決める。
その保証。
神さまでも、悪魔でも、妖精でも、守護霊でもなんでも良い。
種類にはこだわらない。


当たり前の事を今さら読んで自分の行動に保証が欲しい。
別にテンプレートを読んだって理想の上司になる訳じゃない。
いやなやつは、いつまでも変わらずいやなやつ。
ネット上の見ず知らずの他人が書いた「理想の上司になるためには」なんて理想論を読む暇があるなら部下ときちんと話す方がよほど役立つ。
部下にとっての理想なんてテンプレートじゃない。
NAVERまとめに書いてあるような事じゃなく、自己啓発系ブログのきれいごとでも無く、マネジメントのプロが言うような事でも無く、実はもっとプライベートなレベルの事かも知れない。
よくもまぁ、適当なことを書いてるブログの記事を読んで「参考にしよう!!」とかバカな事言ってるんだか。
もし役に立たなくてもそのブログは何の責任も取らないってのに。
自分の行動の責任を取るのは自分だけだろ。

「占いを信じてるなんてアホだなwwww」
「彼氏と別れるとかで悩んでる女って、どうしてそんな事も判らないんだ?」

理想の上司の条件のテンプレートを読みふけってるやつと何が違う?
自己啓発書を読んで納得してるキャリアポルノ中毒も一緒。
同じだよ、保証が欲しい。
何かしらの指標が欲しい。

そんなもん読んで真に受けてるから理想にはほど遠い。
幾つ記事を読んだって何も変わらん。
自分の事を自分で冷静に分析するのがまず先。
それができたらしょーもない記事なんざいらん。

あんなクソみたいな中身でよくも数百もブクマが付くもんだ。
自身の無い人間が溢れてる。
理想の上司とは
「ネットの無責任な記事やありがちな自己啓発書に左右されない上司」理想の上司は、なぜ苦しいのか: 管理職の壁を越えるための教科書 (ちくま新書)