映画「クロニクル」を観て超能力表現を考えた


映画「クロニクル」予告編 - YouTube
クロニクルをようやくレンタルで観た。
予告の段階で「うわースゲー観て―」と思ってて気づけば上映終ってて、気づけばレンタルになってた。

平凡で退屈な日常生活を送る3人の高校生のアンドリュー、マット、スティーブは、ある日特殊な能力(チカラ)を手に入れる。手を触れずに女の子のスカートをめくったり、雲の上でアメフトをしたり。3人の退屈な日常は刺激的な日々へと一変する。しかし、そんなある時、後ろから煽ってきた車に苛立ったアンドリューが能力を使って事故に合わせたことから、3人は次第に自らの能力に翻弄され始め、事態は予期せぬ方向へと向かう……。

簡単に言えば「自分を撮影するのが趣味のいじめられっこら(いとこと生徒会長候補の三人)が超能力を得る」そーいう話。

映画『スキャナーズ』(原題:Scanners)オリジナル予告篇 - YouTube
超能力映画と言うとクローネンバーグの「スキャナーズ」辺りを思い出すんだが、あぁいう「念動力」の表現って多くの作品で使われてる。
映画では無いものを有るようにみせなきゃいけない。
だから「あるように見せるための表現」が必要になる。

スキャナーズでは念じる事で対象の頭を爆発させることで念動力の力を表現して見せた。
脳に負担がかかるから血管が浮き上がり鼻血が出る。
「ぴーーっ」と高音が鳴る事でさらに「力」をの存在を演出する。

ドラゴンボールなら「気」と称して光って見せる。
光になっているから見えない力がわかりやすく表現される。
力を込めると爆音がしたり、スーパーサイヤ人になれば髪が逆立つ。
カメハメ波では波動砲のように無機的な音がし、力を溜めている表現もされる。
そういう「かたち」として表現することで力を表現する。
「気」でも「超能力」でも理屈はどうあれ“超常的な力”の表現として何かしら体から発せられる力の視覚化は一番ストレートで使いやすい。



やっていることは「クロニクル」と大して変わらないが、チープにアホにやれば「超能力学園Z」になる。
学生時代のリビドーにお色気。



M83 'Midnight City' Official video - YouTube
M83 'Reunion' Official video - YouTube
M83のPVでも「クロニクル」と同様の超能力表現が使われてる。
手から光線が出て「ビビビッ」なんてほうが力の因果がはっきりするが使われ過ぎてもはや安っぽい。
単純に力の表現であれば充分なほど効果がある。


『キャリー』予告編 - YouTube
映画「キャリー」では、力が突発的に暴走する。
こちらも念じた対象を惨殺することで力を表現する。


童夢 (1984年) (アクション・コミックス)
超能力表現と言うと大友克洋の「童夢」で「真っ赤なトマトになっちゃいな」のヂヂイが念動力で壁に押し付けられて壁が丸くへこむと言う表現が有名。
「クロニクル」も当然影響を受けてる。


超能力を得て、それが徐々に暴走を始める。
ストーリーはシンプルだが、映像と演出が面白くて最後までガッツリ引き込まれて観た。
超能力の映像表現がメインな分、ストーリーが単純化されてるって見方がいいのかも知れない。

え?つまんない??
ピーキーすぎておまえにゃ無理だよ。
クロニクル [Blu-ray]