惜しいなんちゃってカンフー映画「アイアン・フィスト」


『アイアン・フィスト』予告編 - YouTube

武器作りに必要なものは3つ。“良質な鋼"、“1400度を超える炎"、そして“命を狙う者"。叢林村にはそのすべてが揃っていた──。時は19世紀。武装集団が割拠し、争いが絶えない中国。黒い肌をした名もない鍛冶屋は、愛する女と暮らす金を稼ぐため、黙々と鉄を叩き続ける。ある日、金塊を巡り、最大勢力の猛獅会で内部抗争が勃発し、巻き込まれた鍛冶屋は両腕を切り落とされ、そして女までも・・・。不屈の魂で“鉄の拳"を作り上げ“アイアン・フィスト"となった鍛冶屋は、復讐のため猛獅会に戦いを挑む!
ラップグループ ウータン・クランのRZAが監督したカンフー映画。
元々RZAはカンフー映画大好きで「ウータン」と言う名前もカンフー映画から名付けたのは有名。

中国の村が舞台、なんだけれども黒人のRZAが違和感なく生活していて、話される会話は全部英語。
旅人としてやってくるラッセル・クロウにも誰も違和感なし。
堺正章がやってた西遊記が全編日本語だったようなもの。
中国っぽいけど中国じゃない、みたいな。

(RZAが監督した短編)

ワイヤーアクション中心でのカンフーシーンは大味で少し物足りない。
が、モブでやってる人らは動けるし、カンフー映画として拳を交わすシーンがもっとあってもいいけど、そこまで望むのは無理か。
腕を引けば千切れるし、刀で斬れば死ぬし、パワーボムをすれば背骨が折れるし、一撃が強すぎて連打に繋がらない。
細かいアクションが出来ないだろうバティスタWWEレスラー)は体を硬化させて相手の攻撃を防ぐ。虎拳の真似をするんだけど数カットどまり。
んー、しょっぱいな。

片腕ドラゴンだろうが五毒拳だろうが空飛ぶギロチンだろうが、幾らB級C級のカンフー映画でもやっぱりカンフーアクションは打撃と連打だと思ってるんで、ワイヤーで飛んでワチャー、躱してキーック、残酷シーンで肉が千切れて血がブシューみたいな大味なアクションだと少し物足りない。
ルーシー・リュー辺りは少しできるのでカンカンやってたけど。
ものすごく少しだけリュー・チャーフィーが出てたんだけれど、もっとフューチャーして欲しかったなぁ。
ここまでマカロニウエスタンじゃなくってハンバーガーカンフーをやるんなら、それこそブラックスプロイテーションにキャストを全員黒人にして、全編ラップとファンクが鳴り響き、ワイヤーアクションで跳んでズートスーツを着て拳が風を切るたびに「ばっばばばっ」とか効果音入れた方が面白かった。
「舞台は中国と言い張ってるけど全員黒人でアフロの暗殺者とか出てくる」
めっちゃ面白そうやん。アフロサムライどころじゃねーよ 笑

RZAのアイアンフィストのアクションがものすごいざっくりした「殴ったらすごい威力」ってだけなんですもの...orz
そーいうのじゃなくってもっと、敵の刀を白刃取りみたいにして砕くとかさ、拳の上に敵が立っちゃうみたいなシーンとか欲しいっすよ。
アクション出来ないのは判るけどさー。
なーんか全体的に惜しい。

香港映画「ジミー・ウォングの片腕ドラゴン」 予告 One armed boxer movie... 投稿者 spyagent0011
徹底してB級にジミー・ウォン風味を狙って欲しかったなー。
いや、そこそこ面白かったんですけどね、なんか惜しい。
アイアン・フィスト [Blu-ray]