スマホには「グルーヴ地獄V」で充分かも知れない

※勢い
物語とゲーム そして次のゲームの物語 島国大和のド畜生

そもそもゲームに物語はなかった。

 ゲームとはルールであった時代。それはスポーツであり採点であり勝ち負けだった。

 以後、ビデオゲームの話に絞る。

 大きな転機はアドベンチャーゲームである。
 行ってしまえばアドベンチャーゲームはパズルに物語を付与したものだ。
 あるアイテム、ある証言、ある行動、用意された正解を選ぶことで物語が進行する。

 次の転機はRPGだ。
 CRPGアドベンチャーゲームに経験値による成長システムを組み込んだものとみることができる。
 用意された正解に幅ができた。パラメータによる自由度。

 ドラゴンクエストが、少年の成長物語を選び、少年ジャンプのような爆発的な成長を表現することで、RPGシステムとその物語は合致した。以後未だに日本でもっともプレイヤー人口が多いゲームジャンルとなっている。

 ゲームの褒章として、物語は強く機能した。

言われてみれば確かにその通り。
触発されてつらつら書いてみる。

1981年「ギャラガ」だの1979年「平安京エイリアン」だのにストーリーは無かった。
「ブロックくずし」も1986年「アルカノイド」になってストーリーが付いたし、1983年の「ゼビウス」、1985年の「グラディウス」や「エグゼドエグゼス」にだってストーリーはある。
80年代初期にストーリーの付与が始まったんだろう。
ファミコンで「スーパーマリオ」が発売されたのは1985年。
マリオには当然ながらストーリーがある。
PCゲームとしては「デゼニランド」が1983年。
サラダの国のトマト姫」が翌年。
とはいえ海外でなら「ミステリーハウス」が70年代からあったんだよなー。
あれはストーリーが存在する。
※アーケードとコンシューマーは意識してますがあえて一緒くた

Hi-Res Adventure #1: Mystery House for the Apple ...
「ローグ」が1980年、「ウィザードリィ」は1981年で一応「ローグ」にもストーリーがあったらしい(知らんかった)。

で、今のスマホゲームについてだけれども、ストーリーがあっても無くても構わない。
ストーリーを必要としてない。
島国大和氏の言うとおり

記号としてのユニットキャラクター。
 萌える、燃える、記号。セリフ。定番の断片。シチュエーション。

 版権もののバトルシーンのように拝借したセリフの羅列。
 無版権オリジナルですら、セリフの断片のみ。

 良し悪しでなく、そういう方向に流れている。

 この場合、物語とは何か。それは「キャラクター」に集約されていく。
 キャラクターは物語の構成要素だが、商品として消費されるのはキャラクターだ。

 かつて小池一夫は漫画はキャラクターであると言った。まったくその通りだと思う。
 商品としての物語とはキャラクターだ。

その通りで、想い出補正のあるドラクエやFFはまだしも、それ以外のスマホゲームにそれほどの物語性は求めてなくって逆に物語があると重く感じる。
パズドラであれ、蹴り姫であれ、かりそめのストーリーはあるけれど重要なのは各キャラクター。
一つのカードや一つのユニットと言ったキャラクターこそが根幹で、だからこそカードに課金するんだろうし、ストーリーがあって目的があるならそれを目指せばいいんだが、そうではなくキャラクターだからこそそれを集めたり揃えたり育てたりすることが中心になる。
「艦これ」もアニメ化するにあたってストーリーをくっ付けて、もうSDガンダム状態。

【ゲーム】チェインクロニクル メインクエスト6-4 魔単色PT - YouTube
去年から延々何かしら不具合はある(たまに事件も起きる)が未だにチェンクロをやり続けていて、チェンクロをやって半年以上経つはずなのに未だにメインのストーリーが七割程度しか終わってない。育成とデイリーのクエストをやるのにいっぱいでそちらに手が回らない。

メインのストーリーはあるが、それよりもサブストーリーが他に発生して(チェインストーリーが三つも貯まってる)デイリーの育成もあるし、ガシャもあって、リングを集めてガシャを回したりリングで交換キャラをゲットしたり、つまりメインストーリー以外の遊び要素で充分遊べてしまう。
コンシューマーゲームならメインストーリーをこなす事にプライオリティを置く。
「ストーリーが用意されてても、ストーリーをやらない」
そーいうこともある。

スマホのゲームをやりこんで、最後までクリアーすることなんてほぼ無い...インフィニティブレイドI、IIとバイオハザードくらいか。
あれもストーリーと言うよりは作業の積み重ね感が強いけれど。
FFのムービーやキャラの小芝居を見たりするのは実にしんどい。
なにせ見ている間、他の事が出来ない。
先日発売されたiPhone版のドラクエVIIIって何パーセントくらいクリアーしてるんだろ。


じゃあ次のゲームの形は何か?と模索してる中、まずプラットフォームとして何が相応しいのか。
ソニー、あらゆる端末でPSゲームができる「PlayStation Now」正式発表 - ガジェット速報
GAIKAIの技術を使ってその敷衍で展開するなら確かに端末は選ばないわけで、過去の遺産を活用できる。
ハードごとの(機構的な)互換性の問題もクラウドで回避。
とはいえユーザーの遺産は生かせないけれど。


ゲームってのは本来的にはストーリーを必要としない作業ゲーなんだろう。
「グルーヴ地獄V」みたいなストーリーも何もないものを延々やりこむ。

そこに意味性が無くてもゲームは成立するし、でも軽いクソゲーばかりかと言えば「パズドラ」や「アングリーバード」「艦これ」のように何かしら名前を残してメディアミックス展開とか言うキャラクターの二次利用を始めた時にストーリーがくっついたりもする。
ストーリーは必要なら後付で何とかなる。
スマフォのゲームにはストーリーは必要ないのかも知れない。
iPhoneでやるFFタクティクスは途中で飽きる。

島国大和氏のいい記事でございました。