ゆうきまさみ「白暮のクロニクル 1」

※多分、ネタバレなし
白暮のクロニクル 1 (ビッグ コミックス)

ゆうきまさみ新境地は極上のミステリー!

そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。

厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは
不死の種族「オキナガ」を管理する部署。
厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し
怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。
しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・
雪村魁とタッグを組まされ…。

時を越えて生きるオキナガに起こる怪死事件、
彼らの想いが紡ぐ年代記(クロニクル)。
日常系×非日常ミステリーの世界へようこそ!

ゆうきまさみ氏の新作がミステリ?!と驚き、早速買って読んだ。
日本によく似た世界。
しかしその世界には、一見人間と同じだが不死の長寿種「オキナガ(息長)」がいる。
「オキナガ」は公的にも認められていて、専用に法律も存在し、人間社会の中で暮らしているが、一般人が詳しく詳細まで知っている存在ではない。
そんな世界でオキナガが殺害される事件が起きる。
幾ら「不死」とはいえ加齢で死なないし、再生能力が異様に高い“不死”のため「オキナガ」の殺しかたは存在する。
どこぞの吸血鬼のように灰から復活したりはしない。
厚生労働省に入ったばかりの伏木あかりは、厚労省に協力しているオキナガ 雪村魁との連絡役になって共に「オキナガ連続殺人事件」を捜査する、と言うお話。

ミステリと言うには解答(犯人はアナタです)に到る際の急転直下な展開・見せ方がインパクト薄いし、ミステリとしてはロジックとかいろいろとちょっと弱いかなー、という印象。
欠けていた最後のピースがぴったりハマった...そうか!犯人は!!
じゃなくって途中で既にピースはハマってた感じ。
デカい流れの中に紛れ込ませた、と言うことなのでこれはこれで面白いですが。

まだ物語序盤。
オキナガが果たして何なのか?もよく判らない状態なので、これから裏でうごめく色々な策謀(伏線いろいろ張ってるし)やらオキナガに対するアンチな組織もありそうだし、メインストーリーだろう「羊殺し」やら、正当ミステリ以外にもオキナガと血筋とか伝記もの的な展開も期待できる。
主人公が公務員、ってのもらしいっちゃあらしい(主にパトだが)。


名探偵コナン的に事件を消化するパターン化しなきゃあ面白くなって行きそう。
5~7巻くらいで完結が、いい感じじゃないかと...。