1万円を節約しても、数十万円を節約しないのは勿体無い!それじゃいつまでたってもお金なんて貯まりません…

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photo by @Doug88888

1円を節約しても、1万円を節約しないのは勿体無い!それじゃいつまでたってもお金なんて貯まりませんよ…という話です。 - クレジットカードの読みもの
別に“クレジットカードの読みもの”さんに縁も所縁も悪意もないんだが、読んで
「アプローチが一段階前にあるんじゃないか?」
と思ったので書いてみる。
“クレジットカードの読みもの”さんの記事自体は、それはそれとして。
「その通りですね!」
コメントも付けて納得してる人もいるんだし、その人たちの役には立ったんだろう、きっと。


“クレジットカードの読みもの”さんでは、

みなさんは1円を節約して、1万円をドブに捨ててませんか?
と題して、高額な買い物は値引きしましょう。
普段の生活で数円節約するより余程、ということを書かれてる。
確かにそりゃあそうなんだが、もうひとつ前の段階で
・果たしてそれが絶対に必用なのか
・費用対効果はどの程度か
・安価な代替え手段はないのか

この視点がない(あえて書いていないのかもしれないが)。
※さらに言うなら「タマゴ1パックが10円安い時の感覚と車が100,000円安い時の実価格差と感覚(心理)差」の視点も欲しいがそれはまた別の話


必要性・費用対効果

例えば新車を購入する場合で解説してみます。

新車を買う場合、トヨタやホンダといったディーラーで購入することになると思うんですが、この時、下記の3つ全てをやったことがありますか?

  1. インターネットで最安値を調べる
  2. ディーラーに対して値引き交渉をする
  3. 違うディーラーにその価格を持って行って交渉する

1や2について、それぞれやったことがある…という方は多いかもしれませんが、3まで行くとなかなかいない。もしかするとディーラー同士を競わせれば、最後の数万円の割引やオプション追加などを引き出せる可能性があるのに、それをしないわけです(店長権限で10万円までしかお値引きできないんです…という言葉を信じてしまう)。

このお話は「必ず買う」のが前提になっているが、
その前の時点でまず「新車を購入」して果たして維持費がどの程度かかるのかも考えなければならないと思う。
車一台を買う、というのはその場限りの出費ではなく「今後もさまざまな費用がかかる」ということでもある。

新車の代金にプラスして毎月の維持費(ガレージ、燃料費、備品代)を概算で出す。
そしてそれに車検の費用や免許証更新時にかかる費用も考慮に入れる。
現在の購入にかかるお金だけではない。
その車が、今後どれだけ使えるかわからないが、五年なら五年、十年なら十年という……
「車を所有することで廃車もしくは買い替えるまでに今後かかる費用」
すべてをざっくり出す。


頻度

そして「使用頻度」を考える。
毎日出勤に使うのか。それとも週末くらいしか使わないのか。
ざっくり出した概算を頻度で割ってみれば一度当たり何円のコストなのかが判る。


代替え

代替え手段の候補を考える。
今まで電車で移動していたなら電車でならどうか。
バスでならどうか。
自転車ならどうか。
高級自転車ですら新車を買う費用でおつりが来るし、駐車場代も免許の更新も必要ない。
代わりに足が疲れるし時間がかかる。
「肉体的心理的疲労度」や「費用」を考える。
あるいは週末だけ使いたいならレンタカーでもカーシェアでもいい。
中古車を買って悪い理由が何かあるのか。
親戚に車乗らないからあげるよ、ってオジサンはいないか。

通勤時間が長くて大変だ、というなら引越しも視野に入れる。
車を購入、維持する費用を考えれば新居に引っ越す方が安い場合も充分あり得る。
それなら自転車や徒歩で通える。


そしてそれらを比較してその中から適宜応じた手段を選べばいい。
週末しか乗らないのに新車を購入してガレージを借りて、はバカバカしい。
新車購入で一万、二万得するより、そもそも買わないという選択で数十万~数百万円が浮く。
同じ予算があれば他に様々な選択肢も浮かぶ。


まとめ

普段買い慣れていない商品だからこそ、高額品の場合にはきちんと調べてから買うようにしてください。それで節約できる金額は少なくとも数万円、多い場合には数十万単位で必ず変わってきますよ(インターネットを活用すれば、すぐに賢く買うための方法くらい出てきます)。
んー、高額商品だからこそ「それを買わない」という選択肢も考慮に入れるのが高いプライオリティを持つんだと思う。
始めから
「絶対に新車を買わなければならないのだ」
という考えにとらわれずに視点を広げる。
維持費などの「ランニングコスト」「耐久度」といった未来の時間も考える。
費用をかけるほどの効果が果たしてあるのか。
そこで納得して初めて「じゃあこの新車を購入しよう」と購入を決意し次の段階の「少しでも安く値引き交渉をしよう」があるんじゃないかな。
「コスト」の計算って、そういうことだとおもう。
当たり前の話なんですがね、全て。

“クレジットカードの読みもの”さんはそういうことが分かった上で書かれているんだろうけど、読んでいる側は果たしてそこまで考えていない方もいるようなので老婆心まで…。

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