アホが「かしこい人」について考えてみた

頭の回転は、速いほうがいいのか。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
自分は、かなりの無知な阿呆なのだが阿呆だからこそ色々と考えてしまう。
頭の回転が早いなんて羨ましい。
自慢じゃないが回転は遅い。

遅いが、それっぽく要領よく立ち回ってきたなう。
inujin氏のように頭の回転が早くないので、「かしこい」人に憧れを感じる。

頭の回転を速くするということの意味は色々あるだろうけど、一つは最短ルートを見抜こうとする、ということだと思う。

ゴールにたどり着くために有効な手段は何か、それを獲得するための方法は何か、ということについて自分でどんどん仮説を立てて検証を重ねていき、一番速くたどり着ける経路を見つけることだ。

でも「回転が速すぎる」と揶揄される場合は、たぶんその検証をミスっている。

きっと事態はこんな風に動くはずだという計算がうまく働いていない。

それは、なぜか。

僕の場合でいえば、どれだけ速くたどりつけるルートを思いついたとしても、自分以外の人間がどのように動けばよいのかまでちゃんと考えていないからだ。

あるいは、わかっていたとしても、ついイラッとして待ちきれないからだ

「頭の回転の早さ」というのは果たしてどこまでの問題解決と対処を含むのか。
よくわからないけれど、自分が考える「かしこい」ひととはニアイコールなのかも知れない。


脳の中で計算が終わる。
悪手はとうに損切りを行い、順手を検討し、最善手と思しき見当も付けた。
しかし周囲はどう考えているかわからない。
そこで「イラッ」としてしまうのは打ち手として筋を悪く感じる。
頭を回転させるのならその場でも
「果たして自分の中の回答を展開する最善の展開はどういう方法だろう?」
という思考が次に展開されると思う。
その時に
「思考を開示することでの周囲からの評価」
という周囲のバランスも見た方がいい。

回転が早いからこそ「問題の答え」だけではなくその「答えの先」
過去(経緯)と未来(展開)と外世界(メタ)にも考えが及ぶ。
問題とは、問題単体では無く、それを含む世界全体を指していると思う。


想像力は必ずしも早い必要はない。
計算は必ずしも速度を貴ばない。
早く計算するならコンピューターにでも任せてアルゴリズムでも組んでやればいい。人間より余程早い。
「頭の回転が早い」という語が単純に「計算を行う速度」ということであれば、その思考には当然隙も多くなることが多い。
回転が早く答えに早く飛びついてしまう、それでは「早さ」に価値が足りない。


たまに「機転が効く」ひとに会う。
機転が効く人は、何かの行動の先を読んでいる。
これは単純な回転速度よりも想像力の方に重要性があるように思う。
学歴や知識ではなく、しかし人の先を読んで、想像し行動をしている。
あるいは咄嗟に判断を行う。
その判断が正しい方向に向いている。
それは取捨選択を計算しているのではなく感覚的に「これが正しい」と言うものを選べるからだろう。
「咄嗟」という時間は思考し計算し答えを出すにはあまりに短い。
反射的な行動を行い、それが最適解である。
それが「機転が効く」ひとだと思う。

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以前に羽生善治氏の本を読んだが、読みも大事だが咄嗟に感覚で打つ直観の手も重要だといったような事を書かれていた。
その「なんとなくこれがいいように感じる」感覚と言うものは羽生氏ぐらいになると、裏打ちされる膨大な知識と経験と知能からなる識域下から何かしらの正解を表層思考に対して感覚として教えているのかも知れない。
それは、裏に何もないのに「なんとなく」というのとは違う。
直観、感覚という名を借りた識域下の自己判断。

「頭の回転が速すぎる」と揶揄される人間は、この「狂人」なり「犠牲者」にあたるのだろう。

そして、多くの狂人と犠牲者が切り開いてきた血道を遠くから眺めて、「成功者」はたった十歩先だけを計算すればよいのだろう。

これはまあまあ色んな場面で当てはまるなあと感じる。

仕事の現場で活躍する人よりも後方で何やら画策している人のほうが出世したり、あふれるほどのアイデアをどんどん出す人よりもそれをまとめて形にする人のほうが評価されたり、まあそういうケースはいくらでも思いつく。

囲碁と言うのは面白い。
どこかで先手を取り、主導権を握り石を追い詰めていても、同じ盤面のどこかでは先手を打たれ囲まれ瀕死になっていて、各所で戦術を行い全体で戦略を同時に行う。自分御打ち手と相手の打ち手を予測し、盤面を読み、何目確保できるのか推定する。
半目であれ(コミも考慮した上で)多ければ勝ち。
次の一手を打てるのは盤面の石のない場所全て。
打ち手が膨大だからこそコンピューターのアルゴリズムで計算をするには難しいし、知識や頭の回転で劣る老齢であっても経験や知識で巧みに打ち筋を展開することもできる。
戦術として定石を上手く打てる人が必ずしも強いわけではない。
全体を観、勝てるところは勝ち負けるところは負ける。
頭の回転...計算速度が速いに越したことはないだろうが、全体を捉え、要・不要な枝葉末節を考慮し理解を行い、各所で適切に対処し、負けるべきは負け勝つべきはキチンと勝つ。
それを行える人が「かしこい」のだろうなぁ、と思うしだから自分は阿呆なんだな、お、おにぎりがすきなんだな。


もちろん阿呆が書いているので上に記事は裏付けもないしすべてでたらめだしツッコミどころ満載。
それらしく偉そうに書いてみました ゜ ρ ゜)ボー
かしこくなりたいなーーー、と鼻をほじりながら(もう夕方なので)ハンパだけれど記事を終わる。
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