上から3割の意識が高い信者のためのリテラシー教育

自分のアタマで考えよう

ちきりんの教育論のひどさにツッコミを入れようと思ったら先客がいたのでスルーしますが、補足として数学は「数式を覚えるための学問」ではなく
「論理的な思考の基礎を作り鍛える」
という側面が重要なのです。
学生時代に体育やマラソンをやるけれどあれにしろ「速く走るため」「長い距離を走る」のためにあるのではなく、成長期の子どもの身体を動かさせ体の使い方を教えるために存在してる。
様々な計算問題をこなすことで論理的に考える力を付ける、それが数学。
学生時代、もっと数学をやっとけばよかったと本気で後悔してる。

ちきりんさまは数学が嫌いだそうですし、論理思考が苦手だからこういうトバシ記事を書いてしまい、ただ無知蒙昧な信者にはマンセーされるので承認欲求は満たされ御満悦なんでしょうが。記事を絶賛するツイートばかりRTするTLは辟易する光景。
想像力に欠け表面的な意味しか捉えていない思考は短絡的で実にお粗末。


凸撃の結果

何年も前、無知なころメイロマさまにさらされたことが(バカなツイが流れて来たのでコメつきで批判非公式RTしたら、メイロマさまがそれをRTして信者がたかるお馴染みの構図)あります。
どんな中身かは忘れましたが、今と変わらず当時からトバシておられました。
その時、信者の1人からこちらに投げつけられたメンションがとても興味深く今でも忘れられません。
「(メイロマさまのツイートの)行間を読みなさい!
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信者のメンションがアホすぎる。
ただそれだけのことが麻呂にとって
恐怖であり、同時に存在の証明でもあった


さて、この「行間を読む」とはどういう意味でしょうか。

大辞林 第三版の解説
文章に文字では書かれていない筆者の真意や意向を感じとる。

行間を読む とは - コトバンク

とても面白い。
つまりそれを読んだ人間が書いている人間の意向や思考を勝手に「推しはかる」それを「行間を読む」という。

以前から意識が高い人々は常に自己啓発系のおかしなロジックを聞いてツッコむこともなく唯々諾々と
「なるほど!さすがはメイロマさまだ!」
「ちきりんのアイデアはいつも革新的で素晴らしい!!」
「イケダハヤト氏が嫌われる理由が判らないなぁ」

などなど一方的な絶賛をしていて、それが実にキモ...(自粛)嫌悪感を誘うのですが、そういう
「ロジカルでない主張を納得するための思考」
を信者は身につけていて、その神髄こそが「行間を読む」なんです。


信者脳のしくみ

信者の脳はどうなっているか考えて行きましょう。

トバシ記事を読んだとしましょう。
書かれているのは極論、論理的に破たんしている主張です。
論理的な思考や文脈を捉えられる人なら当然破たんが見えます。
ロジックがおかしい、感情論が入っている、飛躍のし過ぎ、ダブスタだ。

ところが信者はそういう破綻部分を見ません。
破綻しない文章の表現している表層的な意味だけを捉えます。
良い部分だけを捉える。他は見ない、無かったことにする。
「いいこと言ってるじゃない…この部分は」
「これって正しいよ…この部分は」

ポップス歌手の失恋ソングに感情移入する女性などを見かけるけど、あれにしても自分と照らし合わせられる歌詞の一部分だけに彼女らは「共感」する。
その「共感」が歌全体の評価を引き上げる。
部分が全体を兼ねている。
実際は木を見て森を見ていないが、彼女らの求める「共感」に全体は必要ない。


下から7割の人のための理科&算数教育

ここからは具体例を挙げて考えてみましょう。

例えばちきりんの言う「下から7割の人のための理科&算数教育」は
「あたしには数学や理科は必要なかったし社会に出ても役に立たない。三割の人間だけ勉強してればいい」
「効率的でない教育は不要である」

これが骨子です。
ところがこれには矛盾が多々ある。

ちきりんさまの提示する理論を納得したとして敷衍(広げ)しましょう。
「将来の社会生活で必要ない=不要」
であれば今の日本人の大半には英語は必要ありません。
基礎的な単語さえわかればいいんですから。外国旅行には通訳を雇えばいい。
外資で働きたいならそれこそ三割だけ勉強すればいい。
判らなければWikipediaで調べればいいんですよね?ちきりんさま?

音楽や美術も必要ない。
必要なのは日本語と基本的な計算と日本地図の読み方くらいですかね。
歴史だっていりませんよ。なくても生きられる。
地理だってリアス式海岸なんて知らなくてもいい。
体育?そんなもの放課後に部活動で運動すりゃあいいんです。

だから「日本人の基礎」という国語と日常生きていく基礎をあわせた新たな学科を作りそれだけで補えばいい。
あとはそれぞれに特化した「三割」だけ勉強すりゃあいいんです。

技術そのものというより、技術や科学について、学んでおきたかったと思えることはたくさんあるんです。

換言すれば、「全員に与えるべきは、技術者や研究者になるための専門教育ではなく、生活者として自己決定ができ、健全に安全に生きていけるようになるための科学リテラシー」だってことです。

ところが今の理科や数学で教えられている内容は、ほとんどの人には生涯を通じて無関係です。

そんな内容を義務教育として教えられ、7割近い生徒を「落ちこぼれ」や「勉強嫌い」にしてしまうことにポジティブな意味があるとは思えません。

ttp://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20140225

ところでちきりんさま?三割と七割ってどこで別けるんですかね?
三割の数学や理科が必要な子供と七割の不要な子供をどこで別けるんですか?
適性試験ですか?
幼いころの試験でその後の運命を決定しろ。そういうことですかね?
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この感じ……
信者か……

こういうと嗅ぎ付けた信者は決まって言うんです。
「そんなの極論過ぎるだろwwww」
いやいや、元々のちきりんの主張が矛盾だらけの極論だからあえて極論を使ってるんだろうよ。


本質を見ずに表層を見る

幼いころにきちんとした教育を受けられるって言うのはとても喜ぶべきこと。
過去の日本では一部の人間しか教育を受けられなかった時代もあるし、今でも世界には勉強したくてもできない国はある。
なのにその義務教育を「無駄で効率的でないから専門的にしろ」「そうでなければ技術立国なんて遠い夢」だなどと的外れなことをいう。
義務教育は基礎教育であって、ノウハウを教えるところではなく基礎や地力をつけるために存在してる。
「トイレ掃除のとき、何と何の洗剤を一緒に使うと危ないのか?」を義務教育で教える方が今の教育よりマシだ、なんて考えるひとの本が売れて尊敬されてるんだから本当にこの国は怖い。
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信者には簡単な矛盾が見えない。
「あたしには数学や理科は必要なかったし社会に出ても役に立たない。三割の人間だけ勉強してればいい」
「効率的でない教育は不要である」

そう言わればその通りだと納得し、納得できる部分だけを受け取る。
そして矛盾している部分に関しては自分の中で自分なりに改竄する。
自分の中で勝手に納得できる形に書き換えることで書いてある矛盾を無くしてしまう。
よく「主語が大きくなる」とかありますが、あれにしろ書いてあることを読んで書いていないのに勝手に主語を改竄してしまう結果「主語が大きくなる」わけです。人間は都合が悪いものは見ないし、都合が悪いと勝手に書き換える、そういう生き物です。
それに馴らされた人間を「信者」と呼び、そういうひとらは総じて意識が高い。


意識が高い世界

意識が高くポジティブに社会的で情報に貪欲。
通常であればとてもリテラシーが高そうですが、彼らは情報の改ざんに馴れすぎているため都合の悪いことも、自分で勝手に都合のいい形に変化させます。
だから情報には詳しいし社会的な意識も高いのにリテラシーが低くなる。
これはネットや社会の情報に疎い……いわゆるDQNの「うちらの世界」の反対側に存在します。


【情報】
意識高い系(信者)>一般>>>>>>>うちらの世界(DQN)

リテラシー
一般>>>>>>意識高い系(信者)>>うちらの世界(DQN)


さまざまな自己啓発などにより意識は高くなるが、リテラシーが低くなり独自のコミュニティを形成してしまう一部のクラスタ
自己啓発系トバシ教祖の御神託をありがたく受け取り、矛盾点は改竄し勝手に納得するよう教育された羊の群れ。
DQNらを軽視している彼らのリテラシーは、自意識と自尊心に裏打ちされているからこそ頑なで愚かです。
そういう信者からお金を吸い上げることで形成されているのが今のキャリアポルノや意識高い系市場の姿でしょう。

下から三割の「DQN」に対してのリテラシー教育・育成は容易です。
余計な不純や知識が無い分、吸収も早いし歪まない。

ところが上から三割の意識高い信者の彼らにしてみれば「いまさら?知ってるけど?」と先入観があるうえに意識が高い教育が浸透しているため、再度のリテラシー教育は難しいのです。
自分だけは違う、自分は信者じゃない。
そう思っている彼らは自分ではロジカルに考えていると考えている。
本に書いてあれば論理が無くても長い財布を持ち、収入から逆算して財布を買う。

別に彼らを救ってあげる必要なんてないですからほっとけばいいと思いますし、大声でポジティブだの効率化だのライフハックだのをわめいて勝手に踊ってりゃいいやと見捨てつつ記事を終わります。

わかった?
じゃーねー。

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