10年後のインターネッツに通用する「たったひとつの冴えたやりかた」

グーグル ネット覇者の真実
楽してブログで稼ぎたいなら、10年先まで通用するコンテンツを作ろう!最新情報ばかりでは、常に記事を書き続けるしかなくなります。 - クレジットカードの読みもの
インターネッツが果たして10年後まで健在かどうか、と言う議論は別として。
10年後にも通用するコンテンツとは、リアルタイム性だけではなくデータベースとしての価値があるべきだ、と。
軽くブレスト。


ここは酷いインターネッツですね

世界各地に分散する情報コンテンツとそれを一括に結び付け索引付する検索エンジン
それらの総体が「インターネット」と呼ばれる存在。


まず10年前に何があったか考えてみる。

日経平均株価が、2年8ヵ月ぶりに1万2千円台に、第2次小泉改造内閣発足。
いろいろあった西武鉄道上場廃止になった年。

イラク日本人人質事件があったのが2004年。
もしあのころTwitterがあればそこここで大炎上があったろう。

いかりや長介に「スーパーマンクリストファー・リーブが死去。
アラファト議長、。
ジョブズ膵臓がん手術を受け、mixiFACEBOOK創業したのは2004年のこと。
gmailがベータ版として始まったのも2004年。
イケ○ヤは、まだ「じじいのファックのほうがまだ気合いが入ってるhayatoの日記」をやってる。

めちゃ×2イケてるッ!が視聴率33.2%。
平井堅瞳をとじて」が83万枚を売り上げる。
レコ大ミスチル
流行語は「チョー気持ちいい」「自己責任」「韓流」「ヨン様」「間違いない!」
映画「スウィングガールズ」や低予算のホラー「SAW」がヒット。
世界の中心で、愛をさけぶ」「イノセンス」「オールドボーイ

iPhoneが発表されたのはそれから3年後の2007年。
iPadに到っては2010年。
それから4年の間にスマフォとタブレットは急速にシェアを広げ、インターネットはすっかり様変わりした。


沙羅双樹の花の色

http://www.flickr.com/photos/41894148532@N01/6342879339
photo by Neil T

10年後。
ニフティサーフで殴り合いやチャットルームでキャッキャウフフを演じた世代が老人ホームに叩きこまれるにはまだ早い未来。
溢れた人間はソイレントグリーンになってる可能性も否定できないが、デジタルネイティブが支える未来は少子高齢化が進み、インターネットは現実世界へ浸食度を高めているかもしれない。
GoogleNowを見ると判る「検索する前にユーザーが求めているものを提示する」という思想の先は巨大なデータベースとリアルタイムで情報をやり取りする(極めて低レイテンシーで)ネットワークが物理世界の日常での一部と化した未来予想図。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

平家物語

岡田斗司夫氏の言う「評価経済社会」であれば、そのころには貨幣が価値を持つ資本主義社会から評価が価値を持つ評価経済社会へのパラダイムシフトが起きてるかもしれない。
それがただのSFで終わる可能性ももちろんある。
今のようにタブレットやスマフォが普及し、リアルタイムにSNSに情報をアップロードする未来は2004年に見えていなかった。
今年末にどれだけの革新が起きているのか、何も変わらないのか。
来年、再来年ですら見えない。
すっかりGoogleが三流企業に落ちぶれてるかもしれない。
SONY任天堂だって10年前はもっと評価されてた。

しかしはっきりしている未来もある。

日本の人口は2005年から減少を始めており、2030年には1億1500万人、2050年には9500万人まで減ります。その一方で総人口に占める老年人口(65歳以上)の比率は30年には31.8%、50年には39.6%に上昇し、年少人口(14歳以下)の比率は30年に9.7%と1割を切ります。

日本のような先進国では年齢ごとの死亡率はほとんど変化しないので、いまのゼロ歳児が平均寿命を迎える八十数年後まで、人口構成がどうなるかはあらかじめ決まっているのです。

もうひとつはっきりしているのは、日本国の借金が増えることはあっても減らすのがきわめて難しいことです。国と地方の債務の合計は1994年に450兆円、2000年に700兆円でしたが、現在は1200兆円に迫ろうとしています。

国の借金というのは、国債を発行して集めたお金を国民に分配した結果です。この借金は年間50兆円のペースで増えており、それを1億人で割れば50万円で、これが赤ん坊から高齢者まで日本人が棚からぼた餅のように受け取っている平均的な金額です。もっともその配布先は高齢者に偏っていて、13年度の社会保障給付(年金・健康保険)は100兆円を超えているのに子ども・子育て関連は5兆円しかありません。
今年のことはわからなくても、10年後の日本はわかっている 週刊プレイボーイ連載(130) | 橘玲 公式サイト


たったひとつのさえたやりかた

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
そのとき、リアルタイムに通用するコンテンツはそのときの見識で書かれている。
後出しジャンケンであれ、同じことは無辜の誰かが新たに書き記す。
今稼げても未来永劫、楽に儲けられるとは必ずしも限らない。

例えば「10年後の未来」の姿と言うテーマで書かれたブログ記事というのは過去にも各所で多く書かれているだろうし、毎年そのときに応じた新たな10年後の姿が書かれ続けるんだろう。

革新的で新しい自分だけの独自の見識、なんてインターネットに溢れかえってる。
どれもこれも「これが私だけの、オリジナルの考えだ」というありふれたテンプレートを繰り返す。
いつか誰か通った道を繰り返し、情報は新たなものに上書きされる。
「○○とは××なんじゃないのか?!」
「どうしてみんな判らないんだ!」

読んだわー、それどっかで書いてたわー、三年ぶり五回目だわー。
ディジャヴューだわー、上書き保存だわー、オマエが知らないだけだわー。


今、Googleで何かキーワードを使い検索したとしよう。
その検索結果に2000年以前、あるいはその前後に書かれた記事が表示されるか?


未来の誰しもがGoogleで「検索ツール>期間を指定>2014年」なんてやらない。
10年後に通用するのは2024年に書かれるコンテンツが順当。
Googleが、検索エンジンでの重みづけとして「新しいコンテンツ」を優先しているのは自明の理。
よほどのオリジナルコンテンツでもないならそれは凡百の書き込みとして過去ログに落ちる。
ネットワークはとても広い。


情報はその時点で一番新しいものが一番重い(正しさ如何によらず)。
過去の情報は振り返るためのログに過ぎない。
そのログが拾われるかどうかも検索エンジンアルゴリズム次第。


いつの時代のパラダイムでも普遍的に通用する情報。
それを目指すよりも
「10年間にネットワークでどれだけのコンテンツを作りえるのか」
「発信者であれば臨機応変に対応・継続できるか」
「ネット上でコンテンツのクオリティ・独自性を確保できるか」
「健康に生きてるか」

まずそれが確保できてなんぼの気がする。


仮に数年程度なら、今考えられる情報のデータベース化で対応できると思うけれども。
どこぞのニュースを転載して常にコンテンツのクオリティを確保している自称ニュースブログの(構造的には、他者の知を流用し自身の評価に代替えしているまとめサイトと変わらない)方々はその辺楽だろうが(過去ログとしての有用性も高い。ただしネット上のコンテンツに関し法整備でもされない限り)そうでもないなら常に新鮮な情報に対応し続けることがコンテンツの管理人としては適切かな、と思わなくもない。

今はPVで広告が評価され収入足りえているけど、もしGoogleアドセンスの基準を変えれば旧来の「PVだけ集めりゃいいや」と言うコンテンツの作成では対応しきれない。
現行の仕組みがこれから先もそのまま続く、なんてまずあり得ない話なのですよ。
検索流入だろうがアドセンスだろうがすべてはGoogle様次第。
Googleは時代の流れに応じて「Don't be evil」を掲げ臨機応変に変化してきた。
昨日そうだったからって明日もそうだ、なんて言えない。
ネットコンテンツ全体のクオリティ低下をSEOアドセンスの構造こそが招いている、となれば価値・評価基準を変えることは充分にあり得る。
まずそこから考えて行くべきだろう。


まとめ

はてな
あー、そんなのあったねぇ。懐かしいなぁ……。
何年か前に買収されたときにはもう離れてたなー。
え?ブログ?
やってないよー、そんなの。
もうインターネットなんて流行らないからねぇ。


ここは稼ぎを考えてないブログなんで、今のコンテンツでそれなりのクオリティ確保していればいい。
Googleさまの機嫌が変わっても、それはそれ。

明日生きてるかどうかも分からないのだし。
今を生きて、今自分で考え得るだけの見解を書く。
それだけが、自分にとっての「たったひとつの冴えたやり方」
それ以外のやり方を知らない。