売れない地下アイドルが「note」を始めたほうがいい理由

必ず結果がでるブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意
※今日も今日とてnoteにブツブツと……。
語り手(以下、語)「……」

聞き手(以下、聞)「何見てるんですか?あ、noteですか。ハマってますね」


語「んー、そうじゃなくて、ちょっとこれを読んでたんだけどさ」

交換ノート09:なぜ「note」が面白いのか?ここらで軽く整理してみる | コグレマサト | note

聞「……あぁ、コグレさんのnoteですか」

語「んー。もともと別世界のひとなんでこっそり見てたんだけどやっぱりこういう「売り手」の人には向いたSNSなんだろうなーと余計に思ったんだよね。なにせ「ブログで金を儲けよう」というひとだから」

聞「「売れるコンテンツを生み出せる人には楽しいけど……」っていうあれですか?」

語「そうそう。noteって、もしかするとそういう「コンテンツの売り手とそれを囲むファン」からなるコミュニティに収束されていくのかなぁ、と思ってさ。例えば

ダッシュボードを眺めていると個人商店を持った気分になるよねという記事の中で「商品の単価が安いので、駄菓子屋」の気分になると書いたのですが、既にコンテンツを量産しているブロガーにとっては、テキスト、写真といったコンテンツを気軽に出せるマーケットとして、非常に魅力を感じました。これは、ライター、カメラマン、漫画家といった職種の方たちも、似たようなところがあるかもしれません。

という辺りはまさに売り手の感じる感覚だよね。買い手は彼の既存のファンだから買うので、どこかの誰か初めて見る人が撮った通りすがりでぬいぐるみと桜が写った写真を買うのかな?」

聞「んー、買うかもしれませんよ。そのつもりでSNSをやってるなら」

語「確かにね。そういうひとには楽しいんだと思うよ。徘徊して何か見つけて気軽にポチって。「買いましたよー」とか言ってコミュニティの輪を広げていく、そういう楽しみ方はあるんだろうけど。小銭を握って縁日を巡るみたいな」

聞「……結局、昨日と同じく「無課金には」というところに流れるわけですか、この話」

語「そこに行かざるを得ないんだよね。noteを語ってる人は皆が「課金ありき」で楽しいですよ、を言ってるんで、でもじゃあ無課金はやるな、っていう造りならこのコミュニティはやっぱり「一部の売り手とそれを囲むファン」のコロニーが無数にあるSNSになっていくとしか思えない。100パ-セント楽しみたけりゃ小銭を落とせよ、と」


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新城 カズマ

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聞「……新城先生が何か書いてますね」
【メモ】こんなんやったら面白いかも【notenovel】 | 新城カズマ | note
語「あのセンセは博覧強記のアイデアマンだからね。でもセンセもやっぱり売り手としての視点なのは…当たり前だけど」

聞「新城カズマ=サンは作家さんですから」

ふうむ、ツイッタに一発で送れるあたりは「ツイッタの上位機種」みたいで面白い…自己発信情報の「上流」にちょっとした貯水湖つくれるようなものか

タイトル未設定 | 新城カズマ | note

語「センセの「上位機種」「上流」ってとらえ方は面白いね。もちろん情報の発信側からの視点として」

聞「そこ、こだわりますね」

語「うん。思うんだけどTWITTERが流行ったのは結局あの短文形式なんだよね。直情的というか脊髄反射「ふろったー」「おつ」「wwww」「つ鏡」「アイエエエエ!なんで?!」とか、しょーもないことでも投稿してそれを見た人が返信してくれる。だから面白い」

聞「さりげなくニンジャスレイヤーが入ってますけど…」

語「そういうクズみたいなツイートをTLにずらっと並べてそれを楽しむ文化は存在するんだよね。ところがnoteでの投稿の一つ一つは重い。直観的じゃないんだよね」

聞「直観的?」

語「うん。もし「短編小説を書いた」なら挙げるのはブログかnoteって考えるかもしれない。でも「写真を撮った」からというのであればまずはTWITTERとかインスタグラムとか。Tumblrでもいいかもしれない。課金が関わらないモノを他のSNSではなく「あえてnoteにアップする理由」ってなんだろうか。何を基準で選択したんだろう」

聞「んー、流行ってるからとか?フォローしてる人に見せたいから、とか」

語「そうそう。そこでSNSとしてのコミュニティが重要になる。つまり自分が発信者として誰か見てくれてるから投稿する。もちろんTWITTERにもフォロワー0でツイートしまくる奇特な人もいるけど多くは誰かが見てるし誰かがふぁぼるし誰かが拡散するから投稿する」

聞「noteは?」

語「noteも同じ。SNSだしベースの構造はTWITTERだもの。ただそこに「課金」があり売り手と買い手が存在する。もちろん普通のごく一般的なユーザーが何かを売っても構わない。だれも買わないかもしれないけど売るのは自由だから」

聞「誰も客の来ない店みたいな」

語「うん。売って売れれば楽しいよ、そりゃあ。釣りだって魚がかかるから楽しいんだから。釣れないひとは面白くないだろうなーと」

聞「でもSNSってシステムだけでどうやって楽しむかはユーザー次第じゃないですか?」

語「それはその通りだね。楽しもうと思って始めて楽しもうと思ってやってる人には楽しい。それは当り前だし何事もそう。ただ今回は普通のSNSと大きく違うマネタイズ要素がどうなるか、というところで、それがユーザーを「別けて」しまったり「遠ざけて」しまう感じがするんだよね。もちろん面白い人は出てくると思うよ。
ちょうど今日こんなニュースがあってね
ネットで92万円集めたローカルアイドルの本音
こうやってファンがアイドルに直接投資をする。昔でいうタニマチのシステムだけどこれだとマイナーなアイドルでも活動資金を集めやすい。「新しい搾取形態」とか揶揄されたらしいけど、新しいどころか古典的なんだよ、直接投資のクラウドはタニマチなんだから」

聞「……あれ?何かどこかで聞いたような記憶が」

語「そうなんだよね。この「タニマチ」的なことを提唱してる人がいるんだよ」

つまり200~300人のファンが集まって毎月1万円会費払って、「バンドのメンバーはバイトなんかしないで、ずっとライブをやって」と言う。「そうすれば、私達はライブに無料で参加できる。ライブのハコ代も払えるはず。
 その代わり、ライブに私達が新しく人を連れてきてもいいことにしてくれ」と。そして、ライブの音源は録音し放題、配信し放題。あらゆる楽曲をタダ、フリーにする。

 そうすると、どうなるのか。
 ライブをやっている人は、来るのがいつも同じファンだったらイヤなんですよ。新しい人に聴いて欲しいと思ってやっている。
 でも新しい人に聴かせようと思ったら、その人たちが2、3000円払わないといけない。
 それでは来ないけれど、タダだったら行ってみようかと思う。
 楽曲もタダで提供してダウンロード自由にしたら、聴いてくれる人はいくらでもいる。
 彼らが本当は一番望んでいること・・・・・・「自由に音楽やりたい」、「バイトやめたい」、「ライブやりたい」、「自分達の音楽を新しいたくさんの人に聴いて欲しい」ということが、このモデルだったら出来るのに、相変わらず彼らはTシャツ作って、ステッカー作って、CD作ってる。
岡田斗司夫が「評価経済社会」について、大いに語りまくる! 週刊エコノミスト4月24日号:「問答有用」ノーカット版・音声付 - 岡田斗司夫なう。

聞「でた岡田斗司夫ww」

語「仕方ないよ笑 コンテンツと価値と評価の話になればどうしても、ね」

聞「noteだと地下アイドルが稼げる?」

語「うん。マネタイズは楽だと思うよ。だってどこぞのブロガーの愚にもつかない写真を気軽にポチる人だっているわけだし、だったら地下アイドルの歌とか写真とかムービーとかさ。あるいはイベントの告知&チケット販売もnoteで出来る」

聞「そういうフットワークの軽さは魅力ですね」

語「そうそう。だからさ、TWITTERでチヤホヤされてるけど伸び悩んでる地下アイドルの娘は他より早くnoteを始めて早く囲い込んじゃうべきだと思うんだよ。昨日「キリウリ」って番組をやっててさ。アイドルの娘らが自分でセクシーショットとか撮影してたんだけど、だったらnoteで売りなさいよ、と。設備投資はいらないしスマフォとアカウント一つで始められるんだから。盛り上がって話題になれば日経エンタとかGIGAZINE辺りに「noteという新しいSNSでファンに支えられる新しいアイドル像とは?」なんて特集記事を組んでもらえて、note側も聞きつければ看板の一つにするかもしれないし、そうすればwin-winでウハウハでんがな」

聞「ウハウハ……noteアイドルですか」

語「風が吹いたら、じゃなくてnoteをやったら地下アイドルが儲かる、くらいのバタフライエフェクトはありそうだね。あるいはnoteをやったらアイドルと結婚できたくらいまで行くと面白いけど」

聞「アタシと結婚する権利を200万円で!とかですか笑」

語「200万……安いね。一般女性と結婚するときは指輪代もかかるし、もし200万にその辺も込みこみなら考えても…」

聞「笑」

語「…それはともかくバンドとかエンタメとか作り手が売り方に悩んでる今に気軽なマネタイズの手段のプラットフォームとして盛り上がってくれば方向性も見えてくるんだと思う。自主製作映画のクラウドファンディングとかさ。コンテンツに対して一般ユーザーにも求心力がある価値を出せる・感じさせるものが並んでくれば面白い。noteに売り手の「アイドル」がいて、それを支えるタニマチ「ファン」がいる。ファンはアイドルと交流する場として、アイドルは活動資金とファン獲得の場として。だったらnoteにもレゾンデートルがあるし、他のSNSじゃなくnoteに投稿する理由になる。今のところは一部ブロガーとか一部クリエイターとその取り巻きの内輪のキャッキャウフフしか見えないもの」

聞「キャッキャウフフ?」

語「マネタイズで課金されるコンテンツの価値が漠然としてて、今のところ「○○さんのだから」ということが付加価値でしかない、って感じだから。マンガ家のひとがコンテンツのバラ売りをしてるのは評価もするけどね。よくわからないひとの文章とか、よくわからないひとの写真とかさ。仲良しなら好きに買えばいいけど市場に出て評価されるものはなくて、コンテンツは相対的な価値がマジョリティなんじゃないかなー」

聞「またそこに戻りましたね」

語「うん。なんか文化祭の焼きそばみたいなさ。お店で出せるレベルじゃないんだけどその場だから買っちゃうしその場だから楽しい、みたいな。あの子が作るから、あの娘が撮ったから、みたいなさ。薄っぺらい内輪ノリって嫌いなんだよ。今は始まったばかりで手探りだからお祭りみたいで面白いだろうけど、これが常態、日常になったらさてnoteは楽しいのか否か、と。そこからが本当に試されるところなんだよ」

聞「価値って難しいですねー、という感じで終わりにしましょう。これをnoteに書いても読まれないのが悲しいですね」

語「…だからブログなんだよ苦笑」
評価経済社会・電子版プラス