「題名のない音楽会」でノイズミュージック


http://www.tv-asahi.co.jp/reading/daimei-honma/page/2/


今朝はテレ朝「題名のない音楽会」でノイズミュージックということで、いつものオーケストラバックの収録とは違い、テーブルにCDラジカセを置いて指揮者 佐渡裕と本間アナが、大友氏が紹介するノイズミュージックのCDを次々聞いて「よくわからない」「なんとなく判る」という感想を言い続ける、と言う予想通りの魔空間が広がる異形の放送形態になって、モニターの前でケタケタ笑ってたんですが、いやはや面白かった。
そりゃあ和音を考え「音の連なりによって情動に訴える構造を作る」クラシック指揮者が「音の連なりや和音ではない音」「意図したモノではない不確定な音」というノイズミュージックを聴かされりゃあそりゃあ判らない。
クラシックではそういう不確定で想定されたところからお大きく外れる音はダメなわけですから。
バイオリンが楽譜に全く無い高音を当然鳴らしたらそれはダメなわけですが、ノイズミュージックならそれが面白い。
ロックを聴く人なら例えばディストーションとかフィードバックノイズとか言う過電流などによる雑音とかハウリングとか、そういう不確定で不安定な音。それを純化したものがノイズミュージック。


BiS階段 / "好き好き大好き (Special Edit)" Music Video - YouTube
番組中紹介してたBis階段「好き好き大好き」
Bis階段は聴きやすい。
ノイズがあるんだけどその後ろにリズムとメロディがいて、意識はそちらに逃げることが出来るので。
マイブラも同じ。
ノイズがいる後ろの美メロに意識が向く構造がある。

My Bloody Valentine - Only Shallow (OFFICIAL ...


言葉でいえば、俳句とか散文詩とかタイポグラフィとか。
普通の「文学」というものなら多くの言葉を連ねて一つの世界を描くのがやり方で、でも俳句では言葉を削りミニマルに情景を映す。
言葉で画を描くようにするのがタイポ。
音楽も「決まった通りにきれいな音を鳴らす」それだけが音楽じゃないってことでは無いんですけれど、ノイズに対する不快感が先に立つから理解が難しいジャンルではあるな、と思う。

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