noteがわからないアナタのためのnote入門.2

※前記事
noteがわからないアナタのためのnote入門.1 - あざなえるなわのごとし


舞台の上。
真っ赤なソファー。
下手から順に、セクシーな女性、中年男、子供、セクシーな女性が座っている。
前にはテーブルがあり、ブランデー、ワイン、シャンパンなどが並んでいる。

インフルエンサー

子供(以下、子)「ねーねー、おじさん」

オヂサン(以下、オ)「ん?どうした?」

子「ボク、フーターズとかロボットレストランに行きたかったのに何でフィリピンパブなのー?」

オ「それはオヂサンの趣味だからだよ。フィリピンの女性はカワイイからね。オヂサンのアカウントで売った写真で儲けたんだからいいじゃないか。あんなにショタコンが多いなんて思わなかったね……今度はもっと脱いでみようか」

子「500円なんてやだからね。ところで今回はnoteのマネタイズ書くつもり?前回大した反応もなかったのに?」


オ「ぐっ……えーと、そうだね……まず、noteを見てるとアルファブロガーとかクリエイターのひとがnoteの素晴らしさとか可能性を語り、何かを売ったり、あるいは仲間内で売り買いをして楽しんでる」

子「立ち上げちょくごのソーシャルでよくみるこうけいだね」

オ「確かにね。彼らは「自分から生み出せる独自の何か」を持ってる。あるいはそれを買ってくれるファンに囲まれてる」

子「んーと、[キャッキャウフフ]みたいな?」

オ「はてなブックマークで内輪ウケの記事に対して付けられるタグかな。彼らの場合、もう「ファン」を囲い込んでるんだね。発信者として知られていて、既にまわりから「その人の情報を見たい」「その人の意見を知りたい」と周囲から思われている。ネットではインフルエンサーとも言うね」

子「このブログのかんりにんとは違うんだね」

オ「そうだね。住んでる世界が違うんだろうねぇ(遠い目)」

子「そういうのを買えば「なかーま」になれるんじゃない?」

オ「え?やだよ。そんなズブの素人が冗談で撮ったような写真に身銭切って「○○さんの写真買っちゃいましたよー」とかコメント付けて「でも上手いですよねー。ノートもめっちゃ面白かったですぅ」とかありがちな“noteの面白さとは?!”みたいな記事に金払うとかあり得ないよ笑」

子「……そーいうことを書くからまたきらわれる」

オ「……ぐっ。このブログは嫌われてなんぼだし(涙を浮かべつつ)」

子「そんけいなんてされるようそがどこにもないねぇ」

オ「(酒を一気に飲む)」

女性「シャチョサンお酒強いねー」

子「そりゃnoteでもフォロワーがふえないわけだ」

オ「だからこそアルファなお偉い方々には見えないこととか言えないことも書くわけだけどもさ。彼らは目指すべき理想の姿しか叫ばないもの、実際は伴わなくてもそのほうが楽しいからね。ニッチなニヒリストには生きづらいセカイだよ。のほほんと平和を享受できない感性だからね」

メイクマネー・メイクドラマ

オ「ところでTwitterを考えてみよう。ツイッターやってる?」

子「やってるよ。わらさーの周辺と絡みつつ、パクツイでふぁぼられまくってるしフォロワーは爆撃で増やしたよ。7,000フォロワーくらいかな」

オ「じゃあ「売れるもの」ってあるかな?あるいは売りたいものとか」

子「んー?うりたいもの???」

オ「そう。もともとネットでコンテンツをお金に変えたい、って人はクリエイターなんだよね。誰しもに「売り手」としての権利も仕組みもあるけど、それを使うか使わないかはその人次第」

子「ボクの写真?」

オ「あぁ、ショタに売れたね。じゃあ7,000フォロワーの……えー、爆撃抜きで3,000フォロワーとしてその3,000人がみんな「何か売りたい」と思ってるだろうか。また買うかな?」

子「美少女のくぱぁ写真ならうれるんじゃない?」

オ「18禁はダメなんだよ。安田理央氏がきわどいの上げまくってるけどね笑」
安田理央 (rioysd) | note
子「んー、じゃあ「ボクのヒミツ売ります。このさきを見たいひとは1,000円」とかどう?」

オ「いいんじゃないかな。ではそれと似たような販売を3,000人がするかな」

子「ぜんいんはしないかなー。はんぶんくらい?」

オ「じゃあ1,500人だ。1,500人が何か売ってる。じゃあそれをやってないひとは?」

子「ん?買う?あれ?買うかな?」

オ「そうだね。買わないひともいる。ファンだから、興味本位で、お試しで、お金が余ってるから、という理由で買うひとがいるだろうけど、1,500人は売ってる、でもそれ以外の大多数の買わない人たちはnoteの何が楽しいんだろう。なにも売らないしなにも買わないし買えない人にとっては?」

子「なにも売らないしなにも買わないし買えないひとにとってのnote?」

オ「そう。だってマネタイズなんてハッキリ言えば一部のひとのものだよ。誰もがイ○ダハヤトを尊敬してないし、SEOマンセーじゃない。コンテンツの価値なんて考えたこともない。比率でいえばそんなことに興味のない人のほうが興味のある人より圧倒的に多い。それにクレジットカードを持ってない人だっているんだし。でも学生だってnoteは始められる」

子「……んー?」

オ「どうした?」

子「んー、なにも売らないしなにも買わないし買えないならnote使わないかな」

オ「そうなんだよね。なにも売らないしなにも買わないし買えない、それって既存のSNSでいいんだよ。そのほうが慣れてるし知ってる人も多いしわざわざnoteに書くこともない。ブログに書くほうが多く読んでもらえる。noteだとフォロワー30人くらいだけど(募集中)、ブログなら30PVは……午前四時に最低でも倍のアクセスはあるからね」

子「午前四時にこのブログ見るなんて60PVはヘンタイだね(てへぺろ)」

オ「めんどくさい記事は睡眠導入剤に向いてるからね」

noteでなければならない理由

オ「だったらnoteというのは「何かを売り何かを買う」ひとのためのSNSであって、誰しもがアカウントを作って楽しもう、という場所ではないってことになる。もしnoteが、そういうマネタイズが必要ない人も使いたいSNSになるのなら、既存のSNSじゃなく「noteでなきゃならない理由」が必要になるわけだね」

子「……んー。でもノートは今までのソーシャルのいいとこどりだよね?」

オ「そうだね。これまでにTwitterTumblr、ブログで積み上げてきた多くのアーカイヴやコネクション。それらよりもnoteを優先させる理由」

子「でもさでもさ、りょうほうに投稿できればいいんじゃない?ツイッターとノートとかタンブラーとノートとか」

オ「そうだね。だから売りたいとき、買いたいときに使える互換としてのSNS、なら機能するかもしれない」

子「あとはきのうの記事の…」
売れない地下アイドルが「note」を始めたほうがいい理由 - あざなえるなわのごとし

語「そうそう。だからさ、TWITTERでチヤホヤされてるけど伸び悩んでる地下アイドルの娘は他より早くnoteを始めて早く囲い込んじゃうべきだと思うんだよ。昨日「キリウリ」って番組をやっててさ。アイドルの娘らが自分でセクシーショットとか撮影してたんだけど、だったらnoteで売りなさいよ、と。設備投資はいらないしスマフォとアカウント一つで始められるんだから。盛り上がって話題になれば日経エンタとかGIGAZINE辺りに「noteという新しいSNSでファンに支えられる新しいアイドル像とは?」なんて特集記事を組んでもらえて、note側も聞きつければ看板の一つにするかもしれないし、そうすればwin-winでウハウハでんがな」
 
(中略)
 
語「…それはともかくバンドとかエンタメとか作り手が売り方に悩んでる今に気軽なマネタイズの手段のプラットフォームとして盛り上がってくれば方向性も見えてくるんだと思う。自主製作映画のクラウドファンディングとかさ。コンテンツに対して一般ユーザーにも求心力がある価値を出せる・感じさせるものが並んでくれば面白い。noteに売り手の「アイドル」がいて、それを支えるタニマチ「ファン」がいる。ファンはアイドルと交流する場として、アイドルは活動資金とファン獲得の場として。だったらnoteにもレゾンデートルがあるし、他のSNSじゃなくnoteに投稿する理由になる。今のところは一部ブロガーとか一部クリエイターとその取り巻きの内輪のキャッキャウフフしか見えないもの」

オ「うん、このタニマチ方式は既存のコミュニティをそのまま持ち込む方式なわけだ。今でいえばアルファブロガーが挙げるしょーもない写真でもそのファンが買う。その「売り手/書い手」が出来上がってるし、売り手だって何かを買ったりしてそこにお金を介したデジタルデータの売買というコミュニケーションができてる」

子「AKB方式?」

オ「んー、CDに複数回耐える付加価値を付けて単体で完結するコンテンツを複数回購入させる。ちょっと違うかな。1の時にももクロのサインの話で例えたけどあぁいう「誰か応援する相手の「モノ」だからこそ感じる価値」とか「誰かを応援したいからこそ感じる価値」というものだからファン心理とか鰯の頭も信心からとか、そういうものかな。ともかくコンテンツの価値のあいまいさを浮き彫りにしてはいると思うけどもね」

コンテンツ価値の耐えられない軽さ

子「かちかー、むずかしいなー」

オ「価値は本来ないものだからね。誰かが何かを必要としてそれに対して相手が必要とするものを交換する。それが物々交換だったんだけど、モノとモノの交換をしない代わりに兌換券が生まれた。モノの価値を何かに置き換えたわけだね。ところが今やその価値が定まってないモノに価値を付けそれをやり取りしようとしてる。noteが数カ月廃れなければ絶対に「noteで売れるための必須テクニック10」なんてブログ記事が出てそこそこブクマされるんじゃないかな。SEOと同じで金には必ず技術とノウハウを売る輩が登場するから 笑」

子「つまんないねー、それ」

オ「あるあるだよね。スパムも登場するんじゃないかな。どの程度の審査だか知らないけどさ」

子「ネカマとか?」

オ「女性のアイコンでフォロワーを増やしてリンクを踏ませる、なんてどこにでもあるよね。あとは写真の販売もどっかのオッサンのポートレートは買わないけどかわいけりゃザンザカ売れるんじゃない?女の子の小遣い稼ぎプラットフォームとしてはパンツ売るよりも楽だからね」

子「うんえいたいへんだね」

オ「そこは知ったこっちゃないよ笑 始めたら終わるまで責任取らなきゃ仕方ないんだしスパムもマネタイズトラブルも織り込み済みでしょ。ツイッターでならくぱぁを公開してるJKがいたりしたけどさ。

……は?!まだ誰もやってないnoteのマネタイズ・ノウハウをまとめて売ったらばウハウハなんでは……」
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子「ゲスいオチがついたところで今回はこの辺で。ばいばーい」

中年男と子供大きく手を振る。両脇の女性は座ったままオジギ。
幕が閉まる。

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