noteがわからないアナタのためのnote入門 2.01(削除記事代替え)

オジサン(以下、オ)「ところでWEARってアプリを知ってる?」

子供(以下、子)「WEAR?なにそれ?」

オ「ZOZOタウンを運営するスタートトゥデイが始めたSNSなんだけどね」

子「あの客の一言にぶち切れて送料無料化した前澤社長のスタートトゥデイ?」

オ「ネットゴシップに詳しいね(もう忘れてやれ)……で、そのWEARが先日バーコード読み取り機能をやめるって発表したんだけどね」

子「バーコード?」

オ「そう。WEARにはお店に行って服についてるタグのバーコードを読み取ると服のデータを保存できて、後でネットで買える、という機能があったんだ。つまり迷ってもあとで買える、ということだね」


WEAR (JPN ver.) - YouTube

子「ふーん、でもそれってお店がショールーム化するよね?試着だけして買わないとか」

オ「そうだね。そしてお店でスマフォを出して、というところも難しいんだね。お店の中をパシャパシャ撮影されるのは店側としても抵抗感があるだろうし、客のほうも心理的には出しづらいよね。「店で買わないでネットで買うんです」って言っちゃうようなものだし。しかも店よりネットが安い、と言ってもZOZOは格段安いわけじゃないしね(だったら海外ECで買う)。そういう理由でバーコード読み取りは一般には提供せず、店員さんらは使っていいですよ、となった。つまり店頭在庫がなければZOZOに誘導できるよ、って」

子「んー?なんかZOZOだけが得する機能だね。店員さんは、店頭在庫がなければ他支店とか在庫確認したいんじゃないかな?」

オ「うん。多分、ブランド全体からすれば店頭だろうがZOZOだろうが売れれば同じことだけど、店員さんの視点であれば直接接客して売りたい、と考えるひとは多いだろうね(※注 実際、そう言ってた店員さんがいる)とはいえWEARは実店舗の店頭からZOZOへの導線には失敗(ほぼ)したけどSNS機能は失敗してないんだよ」

子「SNS機能?」

オ「そう。WEARには着こなしをアップロードしてそれを共有して→SAVE(保存)したりコメントしたり、オシャレなアカウントをフォローしたりできる」

子「ふーん、ずいぶんリア充なコミュニケーションツール」

オ「まぁね。さらに上手いのは「男、女、子供」の3ジャンルがあるところだよ。子供の写真をあげるのはまずい、とか言われるけど着こなしなら、と(リテラシー)ハードルが下がるしお母さんの「ウチの子はカワイイでしょ」という欲求も満たされる。お母さん自身は自分の着こなしに自信がなくてもでも子供に着せて自慢できるわけだしそういうSNSは珍しい。お母さん層を取り込んだのは上手いんじゃないかな。もともとスナップ写真って、ファッション誌でも定期的にスナップ特集をやったり、アイテム単体よりもそれをどうやって合わせるか、というのはセンスの部分だからね。子供の着こなしを参考にするにもオシャレなものって少ないし、若者にしろ他のひとがどう合わせてるか参考にしよう、となるんじゃないかな。そういうときにWEARは役立つ(オッサン・おばはんは入りづらいが)」

子「(……WEARアプリを見つつ)試すのにメルアドもアカウントもいらないんだね」

オ「そうなんだよ。そこはかなりSNSアプリとして面白いところなんだ。きちんと使いこなすにはアカウントは必要だけど、スナップを見たりSAVEするだけなら使えちゃうんだよね。SNSとしては入口が気楽で、当たり前に必要なメルアドなんかは要求されないからとりあえずお試しで使える。そしてがっつり使いたくなったらメルアドを登録したりTwitterと連携させてアカウントを作ればいい」

子「気軽さ、ではバーコード読み取りとは逆かな?」

オ「バーコード読み取りはSNSというよりもマネタイズが主眼でしかも使うのには「店頭でスマフォを出してバーコードを」なんていろいろと面倒なのに、マネタイズを外したSNSのほうは使い始めるのに楽でその代わりマネタイズの導線は小さい。スナップで着ている気に入ったアイテムを買ったり似ている商品を探したり、なんて機能はあるんだけどね。SNSのマネタイズ導線はその部分が担ってる」

子「どっちにしろZOZOが儲かる仕組みなんだね」

オ「そのあたりがnoteとは違う部分かな」

子「noteはユーザーが儲かるんだよね」

オ「WEARのSNSはZOZOへの購買導線がマネタイズ。ユーザーの行動は承認欲求が主。noteはコンテンツ売買での中間搾取。Yahoo!オークションとか楽天市場の出品主みたいな。ただ使えば使うほどピースオブケイクは、中間マージンで儲かる……従量課金制のようなものをイメージすると解りやすいかな」

また、コンテンツ単位での課金、コンテンツ全体での継続課金も可能(継続課金およびムービーへの課金は今後対応)となっているほか、課金する場合はどこまでを無料で「チラ見せ」するかも指定できる。決済手数料および、販売価格から決済手数料(5%)を引いた額の10%がコンテンツの販売手数料となる。決済手段は現在カードのみだが、今後は各種の決済手段に対応する。

「個人のクリエーターが気持ちよく活動できる場所、ここでビジネスをして、ごはんを食べられるようにするという場所にしたい」——ピースオブケイク代表取締役CEOの加藤貞顕氏はこう語る。加藤氏はアスキーダイヤモンド社で雑誌や書籍、電子書籍の編集に携わったのちに起業。2012年にcakesを公開した。

http://jp.techcrunch.com/2014/04/07/jp20140407-piece-of-cake-note/

子「もともとお金を前提にしたコミュニケーションツールなんだね」

オ「そうだねー。金を持たずにnoteに来たのなら「坊やお小遣いもらってから来なさい、家族カード作ってきなさい」ってところかな。岡田育氏もこう言っている」


子「だってあの人は…(自粛)」

オ「……えー、と。マネタイズに詳しいTwitter十傑ですよね(軌道修正)。ともかく、クリエイターなんかのプチコンテンツを提供・マネタイズしたい、というひとには気軽なプラットフォームだね。誰かが「同人誌だ」と言ってたけど、だとしたらnoteは同人誌即売会コミケのようなものかな。あるいは文化祭のような」

子「ふーん。コミケも散財するためにあるものねぇ。noteにとってお金は最低限のもので、「売れる買える」じゃなくて「売らなきゃ買わなきゃ」だと言うことでいいのかな」

オ「今のところはそうだね。一部のひと(結城センセ)は投げ銭にして記事を公開して「よかったらクリックしてください」で公開してるし、とある人はすべての記事を有料にして売れなければ無料公開する、という風にしていたりね」

子「おもしろいねー。プロが高品質の記事を無料で公開してたり投げ銭だったりするのに、低品位の素人のクズ記事でも「100円払わないと読めない」だったりして」

オ「その辺の考え方や手管、利益も公開してるそのコンテンツ主次第だし、儲からなければそれは売り方、見せ方、やり方が悪いのかもしれないしね。コンテンツの価値はコンテンツ自体じゃなく周囲との比較だったり、それを書いている人と結びついていたり。あの人のあれだから買おう、あの人は○○円でこれだけのものだったのにこいつは○○円でこれかよ、とかね。今はnoteへの導線が主にTwitterなんかだけど、noteのアカウントがない人をnoteに連れてきたって買えないわけだし、つまり「Twitterリンク→noteにアクセス→アカウント作成→カード情報入力→買う」までさせるか、もともとnoteをやってる人が買うか、なんだけど多くは後者だろうね。これから既存の有名作家やクリエイターが始めれば解らないけれどね。ミステリ作家が描き下ろしの短編を公開するなら買っちゃうかもしれない」

子「オジサンは有料やらないの?」

オ「んー、やるなら投げ銭だろうね。自分のコンテンツに何百円の価値は無いもの」

子「……ということで先ほどnoteに記事を二つほどあげたんですがしくじりました。note自体はブログと違って一発書きには不向きなのでみなさんは下書きをしておきましょうね」

ハジの多い人生ハジの多い人生
岡田 育

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