note殺人事件

頭からバットを生やした死体。
いや、殴られた死体なのか。
ヤマザキ氏の頭に見事なくらい折れた木製バットが突き立ち、髪の毛を押しのけて生えてきたみたいにも見える。

「い、いったい誰がこんなことを……」
結城さんは言って、大きくため息をついた。
女性陣にはショックが多すぎたので部屋から出てもらっている。

殺風景なヤマザキ氏の部屋。
旅行用のトランクには最低限の荷物しかないし、荷ほどきもしていない。
ベッドには開いたままのマックブックエアーがスクリーンセーバーを表示したまま放置されている。
MBAを使っている最中に襲われたのか。

「パソコンを調べませんか?」
MBAヤマザキ氏のものだ。中身を調べれば何か分かるかもしれない。
「これを使いなさい」と内山田医師がゴムの手袋を差し出す。
ボクは手袋をはめ、頭に刺さったままのMBAのキーボードを軽く叩いた。

「こ、これは」
デスクトップにはsafariブラウザと、表示されたnoteのページがあった。
noteは今話題の新興SNSだ。素人でも記事を簡単に有料販売できる特徴がある。

ヤマザキ氏の最後の投稿を確認する。
「……な、なんだ、これ」
ボクと内山田医師がモニターを覗きこむ、そこには、

私は間もなく殺されるだろう。
その犯人の名前をここに記しておく。

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