プロブロガー物語:インターネットで生きる光と闇

一昨日のことなんだけど、嫁に「会社を辞めてブログで食べていく」と告げました/そうすけブログ.com
別に「がんばれ」とも「あほか」とも「やめとけ」とも思わないし好きにすりゃあいいんだけれども。


毎週日曜の昼に在宅ならNHK杯囲碁を観ると決まってるんですよ。
外出なら録画。
ところがフジテレビで毎週やってるドキュメンタリー「ザ・ノンフィクション」が裏でやってて、それがたまに面白い。
例の「ホストの前に人間やろ」とか地下アイドルのドキュメント「アイドルすかんぴん」とか。
思い出横丁の飲み屋の話とか。

先週は、過酷な環境で芸人としての成功を夢見る人のドキュメントをやってた。
ザ・ノンフィクション」 - 愛と復讐のLIVE -
中でも、妻と子供がいるんだけど年商8,000万の会社社長を辞めて芸人になったひとが出てきまして。
揉めるわけですよ。当たり前だけど。
他にも若くてきれいなんだけど「笑わせたい人がいるんです……」と母親への思いを語ったり。

で、このブログで食っていく、ってのもそんな感じだなー。


ナレーション:宮崎あおい

インターネットはここ十年で一気に普及しました。
パソコンやスマフォでアクセスし、買い物やニュース、友だちとコミュニケーションをする。
中でも日記や自分の思ったこと、そしてワイドショーやニュースのようにさまざまな情報を乗せるブログ。
そんなブログの広告収入で生活している人がいます。
彼らはプロブロガーと呼ばれます。

――テロップ「プロ・ブロガー物語:インターネットで生きる光と闇」

――小さいアパート
千葉県船橋市に住むAさん。
Aさんは先月まで東京にあるIT系企業で働いていました。
年収は3,000万。
しかしそんなAさんは会社を辞め、ブログで生きることに決めたのだそうです。
収入が減るのにあわせてこのアパートに引っ越しました。貯金を切り崩しながらの生活。
――PCに向かうAさん。更新中
奥さんは強く反対しました。Aさんの家にはまだ生後半年の赤ちゃんがいます。
しかしAさんには夢がありました。
それは今やっている自分のブログが大きくなり、そのブログから得られる収入で暮らしていくということ。
――ソファでAさん語る
「ブログってね……なんていうのか、いっぱい読まれるじゃないですか。それで「Aさんのブログよかったですよ」「面白かったです」そう言われるのがほんと嬉しいんですよね」
――テロップ「家族の方は?」
「妻は…反対しましたねー。泣かれましたよ苦笑 でも、まぁ、今は何も言いませんね。とりあえずは貯金があるのでしばらくは収入少なくても…」
Aさんのブログは一日3万PV。1か月に80万PV。
――テロップ「PV:ページヴュー アクセスを数える単位」
広告からの収入は3万円前後。
アマゾンの商品が買われて月に1万円。
他にお金を稼ぐための小さなブログを作ってそれを足りない収入に宛てるのだそうです。
しかしそれでも月に10万円は難しいとAさんは言います。
――テロップ「お金は大丈夫ですか?」
「んー、実際足りてないですよね、今 苦笑 でも、ブログって波があるんですよね、今月とか先月は厳しいですけど前に月に20万くらいになった時があって。あの時にいけるかも、って思っちゃったんですよね」


――場面変わる。広い教室。教壇に立ってマイクを持っているスーツの男性
プロブロガーKさん
彼のブログ「ネ○○ル」は月に400万PVを数える国内有数のカリスマブロガー。
そんな彼の書いた本「ブログで生きる~新しい生き方のかたち~」はブログを開いている人たちの間で話題になりました。
Kさんの主な収入はブログの広告、本の印税。
そしてこういった講演会だそうです。
「~ですから、SEOを徹底することで検索順位を上げるのが基本ですが、やはり問われるのはコンテンツの質、そこが一番問われるわけです」

――場面変わる。マンションの扉をあけると大型犬と子供。奥さんが赤ちゃんを抱えてKさんの帰りを迎える。
Kさんは奥さん、そして5歳と1歳の子供、大きな犬と暮らしています。
Kさんはもともとライター。
大小の雑誌などに記事を書いていましたがブログが成功しブロガーと名乗り始めたのだそうです。
――リビングのソファ。夫婦で座っている。奥さんの胸には赤ん坊。
――テロップ「ブログで生活すると聞いてどうでしたか?」

妻「んー、もともとこのひとはライターでしたからね、どこで書いても 苦笑」
K「媒体が違うだけですからね。ライターだと依頼にあわせてしか書けないけど、ブログなら好きなだけ書けるし。軌道に乗ってからはライターの不安定さよりもブログの収入のほうが安定しましたからね」


――場面変わる。公園でサンドイッチを食べながら膝上のパソコンを打っているスーツの男性。
――顔にはモザイク。

東京都に住むHさん。
Hさんもブロガーです。
ブログH○○○DAYSは月に350万PV。
収入もブログだけで食べていけるほどあるそうです。
Hさんはこうやってお昼の休憩時間や会社の隙間時間をぬってブログを更新します。
しかしHさんは、会社を辞める気はない、と言います。
「……ブログは趣味ですからね。これで食べていく気はないですよ。収入、になるといろいろまずいので笑」

――都内。渋谷のスタバ。HさんがMBAをカタカタとやっている
Hさん行きつけのスターバックス
仕事帰り、ここで落ち着いて更新するのが好きなんだそうです。

H○○○DAYSは、まとめブログと呼ばれます。
巨大掲示板2ちゃんねるの書き込みを編集して記事にし、それをブログに載せます。
こういったまとめブログは多く、有名なまとめブログだと1,000万円を稼ぐようなところもあるのだそうです。
――テロップ「プロブロガーをどう思いますか?」
「んー、ネットって芸能界もそうですけど、やっぱり旬とか、あるんですよ。自分のところもネットでは結構老舗なんですけど、そうやってずーっと見てると、盛り上がって消えるところもいっぱい見てきましたし。今のネットのかたちってうのがいつまでも続くとは限らないわけじゃないですか。だからそれが変わったときに「ブログで食べる」なんて言ってる人が生き残れるかどうかって……ちょっとした見ものですね笑」

~CM~


……ってな感じで。
そうすけブログさんは去年10月にブログを始めて今年3/31に
Amazonベーシックのキャリングケースは男の夢とロマンが詰め込める宝箱や!
と言う記事でホッテントリされたのだとか。
ホテントリした→食えるかも

3月はブログの訪問数が19,140(対前月比+230%)、PVが26,024(対前月比+370%)ということで、前月の数値を大きく更新する結果となりました。またそれぞれの1日あたりの最高値はともに3月29日に記録したもの(訪問数:7,895/PV:10,096)でした

ホッテントリの威力とは? 2014年3月のブログアクセス状況を大公開だだだだー!

……1時間数万PVのYahoo!ニュースに載ったときですら思わんかったですが、なにか。


えーと、そうですね。
ちょっと見た限りでは、有象無象がひしめくガジェット・IT系ブログで、日に十回は見かけるようなテンプレートの記事でやってるようでして、ブログで生きるだのなんだのこのテンプレートで浮く瀬はない気がしないでもないですけどね。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれなんて何の保証もないので。
しかも重い。
コメントで「やめとけ」ってつけられるのは、そういう「どこにでも転がってるPVを上げる定型文・テンプレート」を守って、「どこにでもありそうなブログ」を作ってるからじゃないのかな、と思いましたがね。
ちょっと厳しめに書きますがね、えぇ。
だってBLOGOSに投稿したりするようなブロガーの方が「ブログで食っていく」エントリーを挙げれば「お、遂にか?!」って感じを受ける。
そういうブログをやってる人は、他にないオリジナルなことをやってるから「食えるんだろう」と思える。


【管理人はこう思った】←これ大事ね、これ笑
単なるいち読者としては、そういう「ブログで食えるかどうか」って「やってる長さ」とか「今のPVが多いか少ないか」じゃなくって「そのブログが面白いか」「他にない唯一無二か」ってところだと思うんですがね。

コメントを読んでいて「あれ?もしかしてなんか勘違いさせてしまった?」と思ったんですが、結論としてはブログのために会社をやめることは現段階では全く考えていません。確かに今の会社に対してストレスを抱えていて、本気で辞めたいという気持ちを抱えてはいますが、退職する場合は別な会社への再就職するつもりです。

もちろん”いつかは”という気持ちはありますが、少なくとも今は、ありとあらゆる部分で不足していることが多すぎますし、リスクのある生き方を選ぶのであれば当然嫁や家族を納得させられる材料・状況を作ることは必須だと考えています。ということで、それまでは会社員ブロガーとしてやっていきます。

「ブログ飯」を目指すことに対しての反響を受けて感じたこと

さようですか。
ま、うちなんざ弱小の三流ブログですから。


数年後のドキュメンタリー出演期待しております(AさんかKさんかHさんかは知らん)。
生きて~♪
なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか (講談社現代新書)