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「地震なんてないよ」に見る主語の拡大

※とりとめもない雑文
ジュブナイル小説の大家菊地秀行の弟でありジャズミュージシャンの菊地成孔は、自著の前文で「全ての歴史は偽史である」と書いているように絶対的な事象に対しての相対化の思想がベースにあるのだか無いのだかめんどうなのでそれは知らないけれど今日はビールでも一杯やりながらツラツラとキーボードを叩いている。
やけに風が強いと思ったら雨が降り出し、もう晴れて日差しが強い。

【震度5弱】地震なんかないよ!!!【放送事故】 - YouTube
地震なんかないよ!」と叫んだモデルだかねーちゃんが話題になっていたけれど確かに自分が認識してなければそれは無いわけで、だからあの主張はあのねーちゃんの主観的には正しく客観的には事象が認識されており、そのねーちゃんの主観と齟齬が生じている。
地震なんかないよ!」というのがあのねーちゃんの主張でしかなく、もしかすると耐震構造のしっかりした表参道の裏道に立つガレージにレクサスが停まってるような豪邸でパコるなり酔うなりしてたなら常に地面は揺れており地震にすら気づきもしなかったろうに、たとえば「お前たち!地震なんてないんだ!信じるな!」と他者へ自己認識の拡大を図ったりすればミラ・ジョヴォヴィッチ演じたジャンヌ・ダルクよろしくそれは反発を生むが、あるいは前夜ではなくかつての大地震の記憶に対して「地震なんかないよ!」という復興へのメッセージを込めていたのであればそれはそれで深いのかもしれないけれども、どちらにしても酔っぱらっているように見えるねーちゃんは朝っぱらから表参道をうろついてたってのはどこで呑んでたんだか実に興味深い生態が垣間見える(なんかお店行ってたんだっけか)。
映ってるショーウィンドウは青山のラコステ
デモ行進でうるさすぎてあの店に避難したことがある。

それにしてもブログのコメント欄を見る限り「地震なんてないよ!」という発言に対して「被災者の気持ちを~」「震災からあなたは何も学ばなかったのですね」などと言うやはりそっち系の批判コメントが多く見られて、結局ネットと言うところはやはり繊細チンピラ(©小野ほりでい)が「不謹慎だ!」「謝罪しろ!」と匿名の自分は遥か遠くから石を投げるのだな、と相も変らぬ醜悪な光景が繰り広げられているわけで。
自転車のにーちゃんだかに
「あのカメラ何?」
「え?朝の地震のじゃね?」
地震?あったっけ?」
「あったじゃん、寝てたから覚えてないんじゃね?」
→「地震なんてないよ!」
に繋がったのは容易に推測できるし、あの発言における主語の地震は「早朝の地震」だろうに批判者の多くは「震災」「地震=震災で被災した人々対する不謹慎な態度」などに主語を拡大解釈して受け取り、あるいは「酔ってテレビに映ること」に対して思うままに批判を繰り広げる。

2297. あなたは人間失格です
過去に震災に遇われた方々に謝罪して下さい。

ご両親はあなたにどんな教育して来たのですか?

一族の恥ですよ?

あなたの軽はずみな言動でどれだけの人々が心を痛め、傷付き、不快な思いをされるか想像できますか?

若気の至り等では済みませんよ。
稚拙女バスター



2306. 無題
NHKに行って謝ったら?

あんな早朝まで若い女性が、酔っぱらうまで飲み歩くなんて、非常識ですよ!
みずほ農園



2313. 無題
質問とか、貴女の素性とか、どうでもいいことです。
ただとても不快でした。お里が知れますね。
酔っぱらいだからしょうがない?いい大人が、節度なくお酒を飲み、醜態をさらすことが信じられないんです。開き直らないでください。酔っぱらいは免罪符にはなりません。
大震災の時も、貴女はきっと口先は「心配です」とかいいながら内心は「地震なんてないよ!w」とかお仲間内と笑ってたんでしょうね。

これを機にテレビにでようなんて絶対に思わないでください。本当に不快でした。恥を知ってください。
☆★☆★

http://ameblo.jp/miwa-booklet/entry-11843967428.html

パロールエクリチュール仮象と実在、主観と客観、二項対立図式の反駁と否定を体現してみせた「地震なんかないよ!」にはデリダの言う脱構築の思想が感じられるなんて言うのはもちろん嘘だけれど、たかが酔っ払いの叫びが公共放送に乗っかり、さらにはそれが誰なのか特定されれば叩かれると言う構造はいやはやどうしようもなくどす黒い。
依頼されたにもかかわらず酔っぱらって出演したわけでもなく、それほど有名でもないタレントがたまたまプライベートで遊んだ帰り酔っぱらって、撮影していたカメラに写り込んでいたにも関わらず「NHKに謝罪にいけ」などと逆に批判される筋の悪さ。
本来であれば本人に無許可で撮影し全国に対して、酔っぱらった姿を流されたわけで、NHKに謝られても謝りに行くのはおかしいと考えるのが筋だが、それを考えにくいのはタレント、という部分もあるんだろうが、さらには震災を経験した日本人の中にある「地震を無いと言う→不謹慎」という発想にあるだろう。
だからこれが仮にタレント活動をしていない一般人だったとしてもこの発言であれば、ブログが特定でもされればたちまち炎上してこういう「無神経な!」「不謹慎だ!」「謝罪しろ!」という連中が寄ってたかって自身の不満をひたすらぶつけられるのだろう。
そりゃあテレビに仕事として出演し「あの震災で死んだ人なんて知りません」と言ったなら叩かれてもしかりだが、そうじゃなく「あなたの軽はずみな言動でどれだけの人々が心を痛め、傷付き、不快な思いをされるか」とまるでこれまでの震災全てを無かったかのように発言しているとまで拡大解釈され「地震」と言うキーワードがあればそれはすべて不謹慎であると捉えしかもあの発言で傷ついた被疑者を勝手に想定し、「大震災の時も、貴女はきっと口先は「心配です」とかいいながら内心は「地震なんてないよ!w」とかお仲間内と笑ってたんでしょうね」などとまったく無関係な結び付けまでされて叩かれ「いい大人が、節度なくお酒を飲み、醜態をさらす」などと世の中に山ほど溢れる酔っ払いの代表のようにして批判される。
いやはや、すばらしく病んでる。

こーいうときはフーターズで巨乳でも鑑賞したいな!(不謹慎だ!謝罪しろ→文末参照)。

とはいえ擁護するつもりもないし、道で酔って叫んでたら避けるな。
酔っ払いがとてもとても嫌いなもんでね。
テレビカメラに向かって叫ぶのって、中継レポーターの後ろで騒ぐ厨房的なウザさを感じる。
とはいえ、コネクションはいろいろとありそうな御仁なので上手く生きていくんだろう。テレビに出なきゃタレントとしてダメってわけでもない世界なのだし。

※この記事はすべてフィクション。
 書かれている見解や飲酒しながら記事を書いた事実などは虚構であり、先日地震もあった。
 本文にて不快に思われた方々にお詫び申し上げます、大変申し訳ございませんでした。

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