写真と個性と観測所

※一応書きますけど、独身ですからね。タグも「創作」でしょ
山本一郎さんの実写アイコンはOKで、私の実写アイコンはNGな理由が分からない。あるいは匿名性の面倒くささ - はてな村定点観測所

最近なんだかid:netcraftさんの周囲が騒がしくて、
さすがに人気モノはうらやましいなぁ、なんて、
妻が、MBAはてな村定点観測所の記事を眺めて、
ボクは食後にソファーでコーヒーを飲みながらテレビを見ていた。

すると妻がとつぜん
「見てあなた、netcraftさんのアイコンが変わっちゃったわ」
などというものだから、ボクは食後のコーヒーをテーブルに置いて、
妻の横に腰をかけて一緒にモニターを眺めたんだ。

ひとは見た目が九割と言うけれど、
インターネッツでの見た目はアイコンが重要な要素で、
それを怠るボクはいつも妻にしかられるのだけれど、

はてな界隈では珍しく、
自分の肖像をアイコンにしているユーザーは、
数少ないもので、
それが今や二次元アイコンに代わってしまったのだけれど、
何やらさみしいやらつまらないやら。

妻はそんなボクの様子を見て察したのか
「でも、きっと元のアイコンに戻るわよ」
と根拠もなく励ましてくれたのだけれど、

個性的なルックスで髪がぼさぼさの、
たとえばアルバート・アインシュタインだとか、
映画監督のデヴィッド・リンチ
セルジュ・ゲンスブールもボサボサの髪に無精ひげを生やし、
細身のスーツにレペットのziziを履きこなして、
オダジョーだってボサボサじゃないか。
そんな風に言っていると妻が
「だってオダジョーはオダジョーだから」
と言われて、ボクは何も言えなかった。
そして妻は
「蛭子さんもボサボサね」
そう言った。

周囲も実写の中で実写なら違和感はないのに
周囲が二次元の中で実写が浮くのは当たり前で、
だから、そのウザいとかキモイとか目につくと言うのは
それは反対に見れば誰もがすぐに覚えると言うことで
個性でもあると言う一面もあるのだろう。

だからアイコンがないアカウントとか
アニメキャラのアイコンは馴染みがないものは覚えないし
目につかない、文字についたただの記号。

実世界でなら、
ウザいとかキモイとかボサボサとか加齢臭とか、
ダサいとか、背景どこだよ部屋かよ、とか、
そう言うモノは欠点でしかないけれど、

インターネッツのセカイで、
ウザいとかキモイとかボサボサとか目が合うとかの要素は、
そんな人間らしさも独特の個性になったりして、
必ずしも欠点でないのだろう。


はてな村定点観測所と言うわりには
「お前の実写アイコン気色悪いんじゃボケ!」
「目が合うやろうが!やめーや!」
と言われ、
はいそうですかと変えてしまうのでは、
とてもではないけれど定点観測どころか観測されるのがオチで、
「目が合うやろうが!」
と言われたら
「うるさいんじゃ!お前が逸らせや!ボケっ!!」
とモニターに中指突きたて、
ピナ・バウシュのバレエを鑑賞しながら心を落ち着け、
キューバ産葉巻をカストロみたいに吹かせ、
そんなコメントに☆をつけ皮肉る余裕を見せるくらいでないと(ここで記事にブコメをさらすのはとても下品だし、☆をつけるのはエスプリが効いてる!)、
定点観測なんて無理ではないのかなと思っていると、
「多分、あたしたちの方が観測してるよね」
と妻がとなりでつぶやいた。


でも実世界で社長なんだし、
リア充だからアイコンもあえて着飾っていない、
特にはてながどうであれ困らないのだろうな、と、

ふと妻の方を見ると、こちらを見ていた妻とお互いに目が合って、
不意に、二人してなんだか嬉しくなってしまった。

ぼくと妻とはてなアイコン、ときどき蛭子能収


そんな妄想をする独身男は、
さっきまでジュリアス・スージー氏の食べログ文学を読んでただけです。
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