時効になった連続殺人事件の犯人が名乗り出たら? 映画「殺人の告白」

殺人の告白 [DVD]

パク・シフが映画初主演を務めたアクションエンタテインメント。15年前に起こった連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男・ドゥソクは、時効により無罪となった上、事件についての本を出版する。遺族たちは自らドゥソクを裁こうとするが…。

韓国のサスペンス/ミステリーには、とても勢いが感じられる。
昭和の極道モノとか犯罪ものにあったような熱量。
どろどろと汗ばみ肉と肉がぶつかり血にまみれるような。
今の日本映画は、ハリウッドに影響されたのかクールになり熱量がない。


殺人事件の時効は、15年。
10人の女性が殺された連続殺人事件が、時効になる。

突然、その事件の犯人を名乗る男が記者会見を開き、告白本を出版するという。
犯人を名乗るドゥソク(パク・シフ)のイケメンっぷリがキャーキャー騒がれ、しかし被害者遺族は復讐を狙う。
一方、テレビは犯人ドゥソクととり逃した刑事の公開討論を企画する、が……。


細かいところにいろいろとツッコミどころはあるのだけれど、大きな瑕になっていない。
ちょっと安っぽい感じが所々に……。

格闘、カーチェイスなどアクションも満載。
ミステリとしてキチンとひっくり返す仕掛けも用意してあるのだからエンターテイメントとして充分。

カッコいいやつはカッコいいし、憎たらしいやつは憎たらしい。
これが大事。
それぞれのキャラを演じる役者のメリハリが効いていて、ミッチー風のパク・シフや、殺人犯を追いながらも逃してしまう刑事とか。
コミックスみたいな解りやすいキャラ設定。
そういう意味では薄っぺらくもあるけど、娯楽大作としてはよくできてる。

いろいろとマスコミなどへの風刺が入っていたり、実際の殺人事件を下敷きにしていたり。


ただ、最後はいらなかったんじゃないかなー。
あれが惜しい。
全体としては、「THIS IS 韓国映画」と言った感じの良作。

映画『殺人の告白』予告編 - YouTube