スマホユーザーの半数は、嫌儲じゃなくて邪魔な位置の広告をタップしたくないってだけ

登場人物:
【管理人/以下:管】

ブログを書いてる一般人 キャラ:めんどくさい

【初心者/以下:初】

すべてにおいて初心者 キャラ:天然っぽい


幕が開く。
舞台上。某スタバ風セット。

初心者がスツールに座り、キャラメルフラぺチーノを飲みつつiPhone5sを操作。

そこへ舞台袖からやってくる管理人。手にはエスプレッソドッピオ。
初心者に気付き、近寄り話しかける。

武田久美子プロデュース-5才Bodyメイク 魅せる矯正キャミ (小学館セレクトムック)管「聞きたいことって何?どーしたの?」

初「あっ!ちょーどいいところに。これ見てくださいよー、これ」

管「ん?(iPhoneの画面を見つつ)……『アナタも矯正キャミソールで武田久美子のようにスリムn……』」

初「それ、さっきまで毒女ニュース見てたのに間違って広告押しちゃって。広告ウザくないです?」

管「(芸能ゴシップ好きだねー)あー、広告踏んだら跳んじゃったんだね。しょーがないよ。離婚発表したんだし、子供もいるし稼がなきゃ……」

初「武田久美子のことじゃなくてスマホの広告の方ですよ、広告!」

管「んー、それはウチも結構ペタペタ貼ってるからなー」

初「丁度今朝、これを読んでて(と下記リンクを示す)」

スマホユーザーの過半数が嫌儲かもしれなくて震えた | sakedrink.info

管「はてなで数少ない真正面の実写アイコンに萌えたの?」

初「違います。そこに『広告って嫌われてるよねー』って書いてあったんですけど、そりゃあ嫌いでしょ。こうやって変なページに飛ばされちゃったりするし」

管「(リンクを読みつつ)ふーん。なんか筋が悪いなー。

広告っていつからこんな嫌われ者になったのでしょうかね。子どものころ、新聞に折り込まれていたハローマックトイザらスのチラシは食い入るように眺めていた記憶があるのですが。

かつてのメディア広告が有効だった時代は消費者がパッシブだった。でも今のウェブでは消費者がアクティブで情報は自分で探す。なのに広告で跳ばされたり、視覚に割り込んだりされるとそれを邪魔と感じる。パッシブな消費者に広告は情報源でもアクティブな消費者に広告はノイズでしかない。そこがなー」

初「?????」

管「あと嫌儲(けんちょ、けんもう)も違うかな。もともと嫌儲2chの書き込みを承諾なしに勝手に商用利用したり、あるいはステマしたりする2chまとめサイトへのDISワードであってネット広告に関して使うと筋が悪いねー。ステマに対しての情報の正確性と汚染を語ってるわけでもないしね。この辺もツッコミどころじゃないかな」

初「は、はぁ?」

管「ネットコンテンツがどこで収益を上げるのか?を考えた場合、広告というのは大きな柱で、たとえば新聞チラシを見ても来てくれるとは限らないが、ネット広告なら踏めば跳んできてくれる。これは大きい導線だからね。とはいえ興味のないユーザーに広告を見せても効果がない、そこでパーソナライズされたインタレストマッチが効力を発揮するわけだけどDon'tEvilを掲げ…」

初「はい!はい!!(右手を挙げてピョンピョン跳ねつつ)」

管「はい、そこのキミ」

初「ぜんぜんわかりません」

管「……どこから?」

初「ぜんぶ」

管「(黙ってドッピオをちびり)えーと、要約すると、リンク先の記事は
『昔の新聞に織り込んであったオモチャの広告と比べて今のネット広告って嫌われてるよねー(スマフォとかねー)。ほらデータもあるし。みんな嫌儲なんじゃねー?こんなに多いなんて岡ちゃんビックリ!でも収益上げるなら広告だしでもユーザーはただで(ネット)読ませろっていうし、めんどくさいねー。だからSEOでWin-Winな方法とか考えてたら眠いんでお休み~』
→アップロードしてツッコまれまくり ←イマココ!

中身は、炎上するほどひどい感じでもないねー、考えた結果が斜めだったって感じで(よくあるよくある)」

教訓:眠い時は記事を書かない

初「なるほど―。深い」

管「そうかな 笑。そもそもネットで儲けること自体悪いわけじゃあない。だってブログにしろなんにしろ無料で読めてるのは、ユーザーには見えないどこかでお金が発生してるからで、誰もタダ働きなんてしない。サーバーを管理し運営し電気を確保し、トラフィックを整頓してる。誰かがお金を払ってネットは回ってるんだよね。素人のブロガ-だって面白い記事を書く人が儲かるならそれはいいことじゃない?」

初「確かに言われてみればそーですねー。ケータイとかプロバイダーは払ってますけど、それ意外は」

管「無料に慣れてるんだよ。テレビがもともとそういうシステムだったからね。間にCMが入ることでその広告料で番組が作られてる。とはいえひとつのコンテンツの間に広告が入ることと、ウェブページで広告を誤タップするのは違うんだよね」

初「それって

そもそもこんな風に広告が嫌われるようになってしまった原因としては、極端な低価格化により出稿単価が下がり、ほとんど情報価値のない粗雑な広告が世の中を席巻してしまったからなんだろうなあとか。

これですかねー?」

ネオヒルズ・ジャパン 与沢翼責任編集長 (双葉社スーパームック)管「一因としてはあるかもしれないけど、まず形態の差が大きいよね。だってYoutubeの冒頭に入る動画数秒は待てるもの。USTREAMなんてバブリーなネオヒルズ族の動画CMが入って逆に見ちゃったもの。ヨザーのバッタモンみたいな胡散臭いのが出てきてさ、もうなんかひど……」

初「....」

管「えー。で、ネット広告ね。PCブラウザでのウェブだと画面サイズ的に広告はバナーで画面の隅だし、アクティブに情報を探しても視覚の隅にしか入らない。インタレストマッチで興味のある中身ならクリックするかもしれない。でもスマフォページの場合、スクロールするのに画面自体をタップするのにそこに広告が全面に出てる。そりゃあ嫌われる。だってPC画面で言えばスクロールバーの辺りのクリックしやすい場所にわざと広告が置いてあるようなもの、あるいは画面全体を塞いでるような感じかな。反対に言えばスマフォページの方が広告は誤タップされやすい配置が可能と言うことだね」

初「まとめサイトなんかは、タイトルの真下にあったり?」

管「そうだね。あれなんかも本文が読みたいのにまず広告をスクロールさせなきゃならない。SEOの匠的に言わせると「広告をタップする率が高い位置です!お勧め!」=誤タップ誘発でもあるよね、あの位置って。あるいはページの読み込みが遅くて、リンクをタップしたつもりが広告→跳ばされる、なんてなると『うぎゃ!!!!』と叫びたくなる。グーグルとか広告を仕掛けてる側もそれをキチンと「誤タップを誘発するような位置への広告は不可です」ってやらないからどんどん嫌われる。嫌われても儲かればそれでいい、って輩が多いからね、ネットは。カブトムシの交○を規制するよりやることがあると思うけどね」

初「やですねー」

いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方管「今朝もブログを見てたら「SEOのブログをやってて、40記事で最近は講演依頼が来ます」なんて書いてあってさ。もう普通のブログとは別のセカイだよね、アレは。SEOだとか格好よく言っても結局は量産アフィリエイターがほとんどだからね。ネットの上に無駄な、自分が儲けるための何かしらを仕掛ける、それを検索エンジンで上位にする。そのテクニック自体で儲ける。そういう業界が「ネットでお金を手にする」ことのイメージをガンガン下げてる。本来良いコンテンツを書く人なら儲けていいはずなんだよ。だって面白いんだから。でも現実はそうじゃない。だからネットに辟易する」

初「んー、難しいですね」

管「そうだね。なんかもうとっ散らかってまとまらなくなってきたし話も長いし眠いしなのでこのへんで〆ようかと思うのですが、高知県に行くにしてもわざわざタイトルで周囲を煽りまくりトマトを投げつけるあのひとを見ていて「PVを確保して儲けるためならホントになんでもやるんだな」と辟易しつつ、彼について批判するのをいじめだなんだ言って擁護してた人らはあれをどう思ってるんだろうという疑問を提示しつつ最後にこの嫌儲に相応しいアフィを貼って本稿を終えたく存じます」

管・初「「おつかれさまでした」」

二人して客席に向けて一礼。
幕が閉じる。

はちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ