ももクロの美味しいとこどり チームしゃちほこ「チームしゃちほこ入門編」


ももクロと同じスターダスト。
姉妹グループのチームしゃちほこ
愛知県名古屋のご当地アイドルと言うことでデビュー。

今度の武道館公演はSOLD OUT。
8月にアルバムが出るそうでかなり勢いがある。

iTunesで限定配信してる「チームしゃちほこ入門編」がっつり聴いてみた。

ひまつぶしに聴いてみそ!武道館予習盤iTunes限定配信決定!
期間限定ナゴヤプライス!
8月20日に1stアルバム「ひまつぶし」、8月28日には初の日本武道館単独公演を控えるチームしゃちほこ
この夏の2大イベント、アルバムそして武道館の予習盤として、日本先行メジャーデビュー前の楽曲10曲を集めた『チームしゃちほこ入門編』をiTunes限定配信!
10曲目にはボーナストラックとして、アルバム限定でライブ会場限定盤として販売され完売した「乙女受験戦争The LASTTRACK remix with shout out to soucuts」を収録、また、8月31日まで期間限定ナゴヤプライスで10曲配信!
これを聴いて、1stアルバムそして武道館へ備えよう!

http://wmg.jp/artist/syachihoko/PKG0000012551.html

シングル「いいくらし」はTB-303を使ったアシッドハウスマンチェスターな音を鳴らしていて、楽曲派にもウケそうでしたが。
チームしゃちほこ「いいくらし」特集 (1/4) - 音楽ナタリー Power Push

かんそー

ブロンクスのガレージ辺りでDJがレコードをかけて客を躍らせる。
あるとき、JBのレコードのドラム部分で一番盛り上がることに気付き、DJはターンテーブルを二台用意して同じレコードをかけ、そのドラム部分を交互に再生させリピートさせた。
これがヒップホップのサンプリングの発祥と言われてる。
サンプリングと言えば聞こえはいいけれど要はパクリとか無断使用とか、お金と権利が絡みだすとめんどくさいジャンルでもある。

たとえば、かつてトリッキーが同じトリップホップ/ブリストル・サウンドにジャンルされる(本人らは嫌がるが)ポーティスヘッドのトラックを使用して揉めたりなんてこともあるし*1、最近であれば℃uteのPVがももクロのGOUNNに演出が似てるとかあーだこーだ騒いでたり(あの程度でパクリと言われる方がかわいそう)「オリジナルでなく引用する/似ている→悪」という考えは根強い。


この「チームしゃちほこ入門編」を聞いて感じる既視感、というか既聴感。
ももクロの1st BAR(バトル・アンド・ロマンス)のいいとこどり、というかももクロの楽曲のいいところをぎゅっと濃縮して、人力サンプリングで「何となく似てるし聴き覚えがあるような感じはするけど新しい曲」として構成してる。

音を似てるんじゃなく明らかに似せてる。
だからと言って不快感はなく、やり方が上手い。
バトル アンド ロマンス
これが別事務所だったりすれば問題もあるだろうけど、先行しているももクロの楽曲の美味しいところを後輩のしゃちほこの楽曲の要素として取り入れてる、となればそれは戦略として正しい。
既に全国区で実績のある楽曲の要素を地方アイドルに使えば、そりゃあいいものが出来上がる。
しかもパクリではなく、あくまで姉妹。
ももクロはさまざまなサブカルなどの要素を実験的に取り込んでカオスに仕上げたけれど、しゃちほこはそんなももクロで実験済みの要素を取り入れて完成系にしてる。
「地方アイドル」冠なのに楽曲にそつがない。



2013-08-13 チームしゃちほこ トリプルセブン - YouTube
しかもそーいうことを隠しているわけでもなくて、歌詞にも「君のハートを 怪盗(ももクロ)なんかに とらせやしないよ」とか、ももクロに「走れ!」って曲があるがしゃちほこは「もーちょっと走れ」になっていたり、結構そういう面もモロに出してる。「乙女受験戦争」なんて曲もある。

「いいくらし」のマッドチェスターと言い、でらディスコのテクノ・ディスコサウンドと言い、打ち込み&躍らせること主体の音づくりの方向に行くのであればかなり面白そう。

ももクロは、今のところ歌謡曲回帰の動きが感じられる。
対象年齢層の差かもしれない。


ももクロの楽曲が、2nd「5TH DIMENSION」ですっかり方向性が変わって、コミカルでトリッキーなアイドル感よりもサブカルにウケそうなポップスとしてのクオリティを求め始めてる方向性に「んー?なんか違うよなー」「やっぱももクロはBAR(1st)がよかったなー」というひとがチームしゃちほこを聴くと「お!この馴染みのある感じ!好きだなこれ!!」になって、気づくと元モノノフがしゃちほこ軍団*2になってる可能性は大いにあり得る。
同じ姉妹グループでも、エビ中は楽曲の方向性は面白いんだけど、音としてももクロのフォロワーではない感じ。


ももクロにハマってればハマってるほど違和感なく聴いてしまうし、特に1st好きの心をわしづかみ。
しかもソロパートで百田さんの声質に似てる娘がいる(メンバーの名前は全く知らない)。
元モノノフの受け入れ先としては最も適切かもしれない。


やべーなー。
1stのDVD付き予約しちまった……。
ひまつぶし<初回限定【見る盤】>

*1:それ言い出したらアイザック・ヘイズのストリングス使ってるやん、と

*2:チームしゃちほこファンの呼称だそう