あなた好みのスペックで

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photo by theOOBE
ウチのiPadRetinaで、2,048x1,536ピクセルで解像度は264ppi。
買った当時は「おぉー!これがRetina」と嬉しさもひとしおだったが今になってはそれも普通のことで、よくiPadで映画をレンタルして観るのだけど画質は100円安いSDで節約をする。
だからって別に画質の悪さが気になるわけでもない。


iPhoneは現行5sを使っていて、その前は4Sだったのだけれど、機種変した当初は「薄くて軽くなったなー」と嬉しかったものだけれど、今やそれも普通のこと。
特に不自由なく、時折未だに繰り広げられる「林檎vs泥」みたいな記事を読んで林檎にはできないこととか悪口がつらつら書いてあっても、それをできないことを不自由と特に感じなければそれは問題として認識しえない。
特段、日常使っていて悪いと感じないのに「泥よりこれが劣るのだ!」と言われても「せやな」としか答えようがない。
不満があるなら他に変えればいいだけの話。
誰かに使うよう強いられているわけではない。


Kindle端末の記事を書いたが、確かにKindleのスペックは劣る部分があって、今朝もKindle端末経由Kindleストアで検索かけようとしたらキーボードのレスポンスが悪くて入力して消して入力してレスポンスが返るまで待って、みたいなまどろっこしいことをやってた。
普段はMaciPad辺りでサクサク検索したりポチったりするのであのKindleのソフトウェアキーボードのレスポンスの悪さは気にならない。
だからKindleで直接Kindleストアはあまり見ない。
ストアに求めてるスペックが、Kindle端末では得られないから仕方ない。
求めてる機能がないから使わない。
代替えのツールは他に幾らでもある。


ウチのレコーダーは、Blurayで、DVDは過去の遺物と化したが、山のようにコンテンツを収録したDVDが部屋に散乱している。
しかし長谷部安春の「野良猫ロック」のDVDボックスがもしデジタルリマスターでHDのBluで出たとしても、果たしてそれが欲しいか?(買い直すか?)と言われれば微妙な話で、あの当時の日活ニューアクションのざらついた画質をいまさらアプコンされて、それが観たいものかと言われれば違う気がする。

女番長 野良猫ロック - YouTube
それにはそれ相応のスペックと言うものがあって、何でもかんでもきれいに今時にアップデートするなりアプコンするなりと言うのは何やら居心地が悪い。
「昔は良かった」ではなくSD画質マンセーじゃなく、そりゃあ映画「ゼログラビティ」はHDなり4Kなりで観るのがふさわしいけれど、「妖星ゴラス」をアプコンHDで観て細かいアラが気になって仕方なくなる、なんてなるようなら画質がコンテンツに合ってないと言うお話。


Kindleで美術書の電子書籍を買うならiPadにアプリを入れて読む。
活字の電子書籍ならKindle端末の白黒画面で充分足りる。
最近の映画を買うならBluやHDで、レンタルならSDでいい。
そこにオーバースペックなくらいの画質を求めたりしても、それで値段が上がってしまえばそれはそれで文句を言うやつもいる。
お値段据え置き一万円以下、画質はHDまで対応、そんな都合のいい話はない。

すべてトレードオフ
性能は目的を行うツールとして機能が確保できているならそれ以上のスペックを求めるほうが筋が悪くなる。


オーバースペックな性能には、いずれ感覚が慣れてしまい、どれだけの高スペックもそれなりしか感じなくなる。
日常は繰り返し、感覚が鈍化するのは必然。
しかもそのクオリティに慣れてしまえば、今度は質を落とせなくなる。
低いものを上げるより、上げたものを下げるほうが難しい。

とまれ、どんな優秀なツールだって使えなきゃあ意味がない。
使いこんで極めて、それでツールのスペックが追いつかないならそこでさらにスペックを求めるべきだと思うのだけれども。
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