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ブログにおける「PV兵器」考察まとめ

via GIFMAGAZINE

「やめろー!人生は最期の武器だ 無駄弾を撃つんじゃない」
「しかし、死んでゆきます」
「だからなんだというんだ!?
 逃げるのか?あきらめるのか?一生を闇の中ですごすのか?」

221B戦記/筋肉少女帯

※以下の脳内CV:三石琴乃 推奨


ネットと言う戦場は、いつも静謐な混乱状態にある。

累々とうず高く積まれた無数の電子データの残骸を尻目に倫理観の乏しき戦端の中で言葉を放ち、精神をすり減らし、泥水をすすり日々を生き抜く。
そんな戦場においてバズり拡散する事によるPV(ページヴュー)という数値が明暗を分かつことについては語るまでも無い。
死屍累々、血で血を洗う戦場において、孤軍奮闘するブログに圧倒的な物量のPVをもたらす通称「PV兵器」







その性能は彼我の差こそあれ、個人ブログと言う蟷螂の斧のごとき存在の維持及び深慮遠謀に巡らせるべき意識高き戦略の根幹を成す重要な存在であり、苦心惨澹傷つき痛みにのたうちまわりながらもキーボードをひたすら叩き続け、足掻き、戦場を駆けずり回るブログの書き手としては必須の考慮要素と言える。

プロブロガーと呼ばれる存在であれば兵站を意味し、アマブロガー(造語)には承認欲求を満たすためのツールとして機能する。
ブログとは書き手にとって時には雑文であり時には分身であり。
読み手には暇潰しと鬱憤晴らしの標的。
望むと望まざるとに関わらずブログにおいては、PVという蜘蛛の糸が絡み付き縛り付ける。

以下に無辜のブログの書き手が、命を繋ぐために知るべきPV兵器について考えていきたいと思う。
※以下は、経験に基づくものであり絶対的な指標ではないことを留意されたい


Gunosy砲】

独自のアルゴリズムによってブログ記事などを取捨選択(キュレーション)し、登録した使用者に記事を撃ち込むグノシー。
浸透を続け拡大し、比例するようにさまざまバッシングを受けつつも、知名度は上がっているように見受けられる。
Gunosy砲が機能した場合、朝夕二度に数十万~数百PVほどの流入が期待されるが、記事の照準が難しく、アルゴリズムはいまだ謎であり、動きが読めないために拾われるのはランダム性が高く、標準の兵器としては著しく性能に欠ける傾向があり、しかもスパムまがいの記事を射出してしまうなどの可能性があるため一部ブロガーからは蛇蝎のごとく嫌われている(使用者として)。


Yahoo!砲】
大艦巨砲主義を体現する巨大兵器であり、Googleという新勢力に領地を奪われつつも未だに圧倒的な威容を誇るポータル、Yahoo!に搭載されている。
実際的には、ヤフトピ砲、Yahoo!ニュース砲などもあり、どれも絶大な威力を誇る。
数万PV/時間は固く、Yahoo!砲が機能しているさなかにGoogleアナリティクスのリアルタイム解析を見れば「なんか壊れてる」と思ってしまうほどの桁違いのPVを浴びることになる。
その割に「数万PVもあるのにブックマークコメントは1」という報告もあり、はてブのコメントが伸びない傾向には「マイノリティな手斧ではないマジョリティなYahoo!弾」の弾薬使用が考えられ威力は高いがブログの書き手に対する殺傷能力は低い。
(影響力が高いため他砲座より狙われる可能性も比例して高い)
ただし瞬間的な威力に優れるものの、持続性がなく継続は難しいため、一日を通したグラフを参照すれば数時間だけピークがあるのも特徴と言える。
一般の個人からすれば、数年に一度機能すればよい方。


はてブ砲】

通称:手斧。
書き手を対象とする殺傷能力が高く、安全装置が機能しないため対象及び使用者を含めさまざまな人間が無作為に傷つく可能性を有しており、安価に誰でも取り扱えるためにソビエト崩壊時のトカレフTT-33のように暗部で広く普及した。
傾向としては、深く深慮のある記事では機能せず、短絡的で不作法な記事や政治・思想・生死や尊厳などセンシティブな話題であれば殺傷力の高い弾が無数に浴びせられ、軽薄に「○○のまとめ」「お金の~」などのハウトゥや自己啓発、お手軽リンク記事であれば無言ブックマークや熊が寄りつき機能しやすいが、全般的に飽きやすいため機能は短期と見られる。
昨今であれば「オフ会」など使用傾向が見られたり時流のブームが存在し、煽り、こじらせ・メン○ラ度の偏りによりある程度の恣意的な誘導が可能と思われる。

なお使用者によってはRPG-7に似た無反動砲としても機能し、ブックマークユーザーは発射時衝撃を受けずに、モンロー/ノイマン効果を利用した成形炸薬弾弾頭(通称:idコール)を発射可能であり、ブコメ欄装甲を貫通した「ぶん殴りコメント」によるブログ内部破壊が可能と言われる。
これにより機能停止したブログは後を絶たない。

前時代「2ちゃん砲」というものが存在し、板に貼られた途端、数百PV/時間で押し寄せヘイトコメントを書き連ね蹂躙し、個人ブログの心を叩き折るという「あらし」という実例もあったが、現在はこのはてブ砲が同等の機能を有していると見られる(現在はTwitterを主戦場とする「まとめ砲」も同機能を有している)。
Twitter砲などと同時機能をする場合も多い。
数値は数十万~数百。


GIGAZINE砲】
大手サイトGIGAZINE
定期的に射出する「ニュースヘッドライン」に掲載されたときに主に機能する。
傾向は無作為で、ローカライズされた「はてな村」の話題ですら載るために照準は読みづらいが(極端に個人ユーザーに絞ってある場合、その限りではない)機能すれば数値は数十万PVを誇る。
ホテントリであれば載りやすい傾向が見られるため、GIGAZINEホテントリ読者がいるとも考えられるが定かではない。


【個人系ニュースサイト砲】
カリスマニュースサイト管理人が15年続けたシンプルな情報収集術 (impress QuickBooks)戦場においては、まなめはうす砲が現在主流だが、過去に退役した「かとゆー砲」など多くの個人系ニュースブログ砲が旧来のキュレーションメディア兵器として一世を風靡した時代が存在する。
現存する中で「かーずSP砲」は、現在設置場所を移転したために遷移中であり今後が期待される。

ちなみにまなめはうす砲の場合、過去の人狼好きや増田まで網羅していたり、最近「★本日のラブライブ!」と言う別枠が存在しているなど、個人系ニュースは個人の嗜好によるところが当然ながら大きい。


【他ブログ言及砲/銃】
どこかのブログに言及された際に機能する。
言及先により性能は異なり、たとえば「このブログに喧嘩売ってやるぜ!」とリンクを貼られて記事を書かれたとして、言及されるのはいいのだけれど、一日で数十PVしかないと何のために傷つけに来てるのかさっぱり甲斐も無いために、とほほ感は絶大(しかもそういう言及は大概グダグダ)。
「数百万PVのブロガー」と名乗るユーザーに言及され、流入ひと桁などと言う惨状は、舌鋒は鋭くとも実質が伴っていない裏側が透けて見え虚栄を貼らなければやっていけない無情さに涙すら浮かぶ。
仲良き言及であれば威力は問わない。
アルファな方だと数万~数千/日と言ったところだが、もちろん上記の如く短銃の如きひと桁PVもあり得、殺傷力もさまざま。



SNS砲/銃】
SNSで拡散された場合に機能する。
この砲もその拡散主により大きく異なり、アルファなユーザーが拡散すれば最低数十万PVなど固く、しかもリンクはTLに存在し継続して流入があるためにPVマンセーなブロガーには重宝されている。
ブログの書き手がこれを用い拡散することも当然あり、フォロワーの数によって異なるために必ずしもエントリー内容の質と比例するわけではない。

Twitter砲であれば、面白おかしいもの、明瞭なまとめ、あるいは短絡に煽っているものが拡散されやすく、燃えやすい傾向がある。

Facebook砲であれば「いい話」「ライフハック」「自己啓発」系が機能しやすいため、このブログではあまり機能しない。

ぐぐたす砲という兵器も存在するが、突然の垢BANや実名縛りなどによりユーザーが離れ、先日機能を変更したものの「今さら実名とか遅いよ」と機能不備が改善されたタイミングが遅く利用者が限られてしまっていると聞く。
ただしAKBコミュニティとしては機能していると聞くため「まゆゆってさぁ」などの話題なら機能するかもしれないが実際威力は未確認である。


【キーワード地雷】
派手さはないもののキーワード及び、それに関する情報を伴う記事があることで検索エンジンを経由し、ロングスパンでの流入を機能させるPV兵器。
ブログの基本兵装とされる。
経験談を記載するならば、過去の一定時期「台風コロッケ」と言うキーワード地雷で台風ごとに流入があったが、残念ながら「台風コロッケ」はあくまでも文章課題の記事であったために辿りつくも「なんだよ。台風コロッケの記事じゃねーのかよ」とタブ閉じされ、機能が不完全だったこともある。
スパンが長期のために威力の計測は難しいが、的確なキーワードであれば数百万以上はありえるだろう。

なお未確認であるが近年開発され、局地戦において実戦投入されたと見られるLINE NEWS砲と言う大量殺戮兵器が存在するという報告も挙がっており、ブロガーは予断を許さない。
努々お忘れなきよう。


果たして、今日も骨身を削り、耳から髄液を垂れ流しながらもニヒリズム唯一神であるセントラルドグマの「産めよ増やせよ地に満ちよ」という原始からの訴えを言語変換し、ネットと言う無情と非情の支配する空間に刻みつけようと無為な行いを続けるネット文化の一翼を担うブログの書き手は、かのアンディー・ウォーホルが予言したところの「In 15 minutes everybody will be famous」を体現しようと、一時の承認欲求を満たすべく、あるいは日々の糧(インセンティブ、広告収入)を得るべく闘い続けるのであろう。
上記のごとき虚飾と独断に歪んだPV兵器の偏狭な考察であれ誰か書き手の一助になれば幸いである。
健闘を祈る。

妥協を許さぬ熾烈な闘争の渦中にあって勝利以外になんの意味がある!
勝利者にのみ栄光の女神は微笑むのだ!
敗者は正義と共に去り、勝者は喝采を浴びて立つ!
あぁ、歴史は我々になにをさせようとしているのか!?

メガネ@うる星やつら

日本人が知らない軍事学の常識