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三浦健太郎「ギガントマキア」

ギガントマキア (ジェッツコミックス)

数億年に一度繰り返される地球規模の大災厄の彼方。
その変わり果てた世界を舞台に語られる生命群の激突。
神話の巨人を擁する帝国に、ただ一組の男女が挑む。
男の名は「泥労守(ルビ・デロス)」、女の名は「風炉芽(ルビ・プロメ)」。
彼らの目的と、この世界の成り立ちとは…?
圧倒的な想像力と筆力で描かれたSFロマン開幕!!

画力は、さすがの三浦健太郎。
特に巨人の書き込みがハンパ無い。
トーンも使ってない陰影をちまちまちまちま書きこんでたり。
画面の割り方も手慣れたもの。
この辺の技術的なところは、安定感で安心して読める。
 



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ただ、もう山口貴由感がすごい。

読書中、ゲシュタルト崩壊的な意識混濁で
「あれ?山口貴……あぁ、三浦健太郎か?!」
と錯誤しかけるくらいの肉体感。

山口貴由といえば、その歪んだ肉々しさと言うか肉体の破壊美というか。
系統としてはその後に板垣恵介辺りの筋肉感にも通じる部分があるわけですが、このギガントマキアの場合、根っこに流れるプロレスという要素が強く肉弾言語を前面に押し出してる。

ところがそこに幼女が加わって何やらおかしなことになる。
ガッツで言えば妖精パック的な存在で、むくつけき男ばかりの中での(構造的な)抜きなのかも知れません。
終始、幼女の飲尿(的な)&放尿(的な)プレイになるというよくわからない設定をわざわざ持ってきてる辺りは、ゴリゴリに重苦しいベルセルクよりも軽い話がやりたい、と言う指向はよく伝わる。
後半になるとそっちがメインですから……。


ジャーマンスープレックスに始まり、サソリがため、垂直落下式ブレーンバスター(DDT)、ギロチンドロップなどなど。
オリジナルな空中でリバースパロスペシャル決めたまま落下する技も登場。
下は受け身が取れないから実際のリングだと危険な技でしょうが。
レスリングの前に(プロ)が付く技が多い。
プロレス技は技だけで画的に映えるようにできてる。

主人公の「傷ついてでも相手の技を全部受けきらなきゃあ」という発想も実にプロレスライク。
格闘技の場合、避けて倒してなんぼですから。


ということで、幼女との飲尿(的な)プレイとか放尿(的な)プレイ。
あと巨人とプロレス好きなら面白い。
……それにしても改めて言葉にするといろいろヤバい感じが。


シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)