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田邊 剛「魔犬 ラヴクラフト傑作集」

マンガ

魔犬 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)

世界の文学史上に特異な光を放つH・P・ラヴクラフトの代表作にして、クトゥルフ神話最大の謎に、かつて「アウトサイダー」を精緻に描き高い評価を受けた気鋭の漫画家が挑む。これぞ、ラヴクラフト・コミカライズの決定版にして、最先端。収録作品「魔犬」「名もなき都」「神殿」

クトゥルフの作品をコミカライズしているものは多いし、最近では「這いよれ! ニャル子さん」や「未完少女ラヴクラフト」などラノベ化や美少女化も果たしてる。







田邊 剛のゴリゴリとした劇画タッチの画で、第二次大戦時のUボートで起きる事件を描いた「神殿」(ラヴクラフト全集5)
墓荒らしを行い手に入れたお守りのせいで謎の怪物に狙われる恐怖を描く表題作「魔犬」(ラヴクラフト全集5)
砂漠にある呪われた都市に存在する神殿で出会う恐怖(ラヴクラフト全集3:無名都市)
など原作を忠実にコミカライズしている。
※↓試し読みページ
魔犬 ラヴクラフト傑作集 | コミック | ビームコミックス | エンターブレイン

山田章博的な西洋っぽいしっかりした描線の絵。マンガ的な動きの描写には弱そう。
クトゥルフと言う雰囲気重視の恐怖譚といった作品には丁度良いし、西洋のゴシックなホラーと言う雰囲気にとても合っている。
原作を忠実に、と言うのも日本でアレンジが多い中でのど直球はなかなか。
とはいえ原作が「怪談新耳袋」的な「何かをにおわせる」話が多いので、革新をフワフワさせたまま終わるわけですが、それは原作がそう言うものなので。

クセのある絵柄が好みが分かれるとは思うのだけれど、個人的には好きな感じ。