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俺TUEEEEE!!な韓国版レオン「アジョシ」

アジョシ スペシャル・エディション(2枚組) [Blu-ray]

韓国アカデミー賞受賞。韓国を熱狂させた、2010年度No.1大ヒットのアクション・エンタテインメント作品!
心を通わせた少女を守るため、犯罪組織の闇と闘う男テシク。強く切ない〈新たなるウォンビン〉主演で描く感動のストーリー。

んー、これは面白かった。
実にベタな展開。







主人公が、元特殊部隊の「俺TUEEEEE!!!!!!」で襲ってくるギャング相手に一人で戦う。
誘拐された近所に住む少女を救う、そのためだけに。
ギャングは麻薬は売るわ、その運び屋に子供を使って使えなくなったら今度は角膜を売っぱらい。
その親は既に臓器を売られて死んでる。
わかりやすい鬼畜な敵役、家族を亡くした過去がある主人公、その主人公を慕う少女。
実にベタ。
でも面白い。

ウォンビンが男前な上にムキムキで俺TUEEEEなんだけど、普段は髪の毛をボサボサにして一見貧弱なナヨナヨ根暗キモメン。
ところが女の子が誘拐され助け出すとなると、髪の毛をジョキジョキ切ってイケメンモードに変身。
短髪、イケメン、ムキムキの上半身。
いわゆる男目線だと眼鏡女子の
「眼鏡を外したらこんなにカワイイだなんて!?」
的な変身を見せる。
女子の心を(きっと)わしづかみ。
そして母親に冷たく当たられウォンビンになつく女の子の健気さが母性本能をくすぐるし、これまた女子の心を(きっと)わしづかみ。

敵役も良い感じに露骨に「俺ら悪役だぜ」感が満載で、ムカつく度が高い。
普通の展開だと、ボスの弟が主人公に囚われたとすれば、
「ボスの弟が囚われてる→女の子と交換しろ」
こうなるはずが、

「ボスの弟が囚われてる→女の子の目玉をくりぬけ」

になるんだから頭おかしい。
いやいやいや、くりぬいても仕方無くね?弟助けるために手を打てよ。
と思ったら案の定、弟爆死。
敵側の強い元軍人風の(顔はセロ)が、ちょっと人間味を出したり。
でも容赦なく襲ってくる。


警察が、最初から最後まで事件に大きな影響を与えることも無く、単にワチャワチャしてるだけで「ウォンビンってこんなにすごいやつなんだぜ」を補強するためにしか機能してないのはご愛敬。
途中から「どんな風に落とすのかな?」と考えながら観てて、女の子をああいう感じにするとはなかなか。
駄菓子屋(?)のおやじの伏線がキレイに回収されたり、話の構造もなかなかそつがない。

最後の辺りなんてモロに泣かせにかかってくる(泣かなかったが)。
これは

韓国アカデミー賞受賞。韓国を熱狂させた、2010年度No.1大ヒットのアクション・エンタテインメント作品!

という惹句も嘘じゃない、本当によく出来た韓国アクションエンタメの良作。

もし日本でリメイクしてキムタクでやるとこんな感じにならないんだろうなー(敵ボスには、堤真一を推す)。
差はなんだ?

映画『アジョシ』予告編 - YouTube