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バンドのファンじゃないならバンドTシャツを着ちゃダメなの?!問題

ファッション 音楽


ロックTシャツとかしこいインディ 〜Vol.13 「ファッション」特集に寄せて « WIRED.jp
言っちゃあなんですがロックファンを随分やってる。
毎月さまざまなライブに参戦。
レディオヘッドの来日だって足しげく通ったし、サマソニもフジも毎年参戦してた。

Radiohead-Creep(live at Summer Sonic 2003)訳詩 ...
↑の時のアリーナにも、↓の時のグリーンステージにもいた。

Atoms For Peace - Cymbal Rush [Live from Fuji ...


服だってそれなりに金も使ってる。
マックイーン、ラフシモンズ、サンローラン、ジバンシィ。
代官山に入り浸り、朝から夜までダベってファッション談義。
そういう人間から言わせてもらえば、何にも知らないにわか連中なn……

あれ?どこかで読んだな?




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バンドTシャツを着る資格


Sonic Youth - 100% - YouTube
「バンド知らなくてもバンドT着ていいか?」
ですが、もちろん構わないんじゃなかろうか?
どこかに問題でも微レ存?


知り合いに普段、演歌or歌謡曲しか聴かないのにTシャツはジザメリとかデヴィッドボゥイと言う方がいる。
秋冬はダブルのライダース着るので
「○○さんってロック好きなんですか?」
と言われるらしい。
フェイバリットは、べーやん(谷村新司)のはず。

その方「(Tシャツを指して)これ誰?」
自分 「ん?デヴィッド・ボゥイ」
その方「誰?」
自分 「有名なイギリスのミュージシャン。戦場のメ」
その方「ふーん」

ってなもんです(戦メリにはさらに興味がないらしい)。

ソニックユース聴いても無いのに洗濯機Tを着るだなんて?!なんてことは言いません。
この前AndA?とmuseum neuコラボかなんかで売ってた。

Jマスシス?誰?って人でもダイナソーJrのTシャツは着ていいと思う。
「やっぱJはディストーションがさぁ」なんて語れる必要もない。

モンドリアンルック

美の20世紀〈8〉モンドリアン (美の20世紀 8)
かつてはサンローランがモンドリアン・ドレスを発表したけれど、これにしろデザインはピエト・モンドリアンの抽象絵画をそのまま服に落とし込んだもので(引用と言われてる)これにしろ教養がなければ着ることは許されないルールを適用するなら、

「モンドリアン・ドレス?抽象絵画への造詣があるのか!無いなら着るな!」

「サンローランが行った引用がいかに革新的だったか理解出来るのか?!」

となってしまう。

そんな知らないなら着るなの教養主義を突き詰めていけば「服を着るならそのデザイナーのことも知れ」も是になる。
服を買うときに店頭で筆記試験をやって

「○○点以下の場合、この服は買えない」

「○○点以上とれなければネットなどで語ることは許されない ※罰則あり」

とかやったらどーですかね。
ギャルソンで川久保論やったらみんな合格点とりそうだけど……。


ふくをきるにはさまざまなきょうようがひつようなんですねー。

バカバカしい。
Yves Saint Laurent | FEATURE | high fashion

ファッションでの「その服を着る資格」というのは対価を払った、あるいは所持した時点で発生している。
「知らなきゃ着るな」には、何の根拠もない。

アレン・ギンズバーグのHOWLのTシャツ持ってますけど読んだこと無い。
Howl and Other Poems (Pocket Poets)

にわかvs古参

デザイナーはさまざまな事柄に造詣深く引用でもすりゃあいいけれども、客がそれを求められるわけもない。
デザイナー自体がそんなことを思ってない。

バンドが「ファン以外はバンドTを着るな!」など思ってるわけもない。
そんなことを言うのは”自称”ファンだけ。

バンドTに対して過剰に反応してしまうのは、自分の経験と思い入れをアイテムを結びつけてしまうからで、本来的には勘違いや思いすごしと言われる。
ファン独自の

「自分が一番熱心に応援してる」→「にわかには資格がない」

という勝手な理論。


じゃあ、にわかとそうでないひとはどこで別けるのか?
明確な境目は無いしすべてのあらゆるものに対して「自分は造詣が深い」と言うことでもないなら、教養主義マンセーはあらゆる場所でさまざまに制限されると言うことになる。
自分の思い入れのあるものは教養がなければダメだがそれ以外は構わない、なんて自分勝手すぎる話でしょう。


応援なんて頼んだってしてくれるものでもない。
もしファンが少なけりゃあ広めたいと思う。
知名度を上げよう、みんなに知ってほしい、応援して欲しいと思う。

「あんなに頑張ってるのに知られてないなんて!もっと知ってくれ!」

ところが何かがきっかけで注目されるとする。
キャーキャー言われ始め、そこでもここでも訳知り顔であーだこーだ言い始める。
ファンが増え始めると今度は

「にわかがうるさい……オレみたいな古参ファンじゃねーのに語るな!」

と言い始める。
実にめんどくさい。
どないやねん。
広く知られると言うことはそういうことだってのに。


にわかだろうがなんだろうが観る資格はあるし、観たなら感想でも言える。
その意見が見当ハズレなら「こいつはバカだな」で終わる。

勘違いが「信者」と揶揄される原因なわけですが。

ハレとケ

※敢えてめんどくさく解釈するので興味のない方は飛ばしていただきたい

ロックTというのは晴れ着だと思う。
晴れ着=ハレ着
民俗学的に、ケ(日常)とハレ(非日常)という考え方がある。

ハレ、つまり非日常の祭事や行事に際して着るから「晴れ着=ハレ着」なんだけれども、ライブに参戦すると言う祭事に際してロックTというハレ着を着ると言う行為がある主、非日常に入るための儀式として機能していて、日常のケガレをライブというハレによって浄化する際にその空間の帰属・特殊性を示すのがロックTという儀式服であって、ハレ=浄化=聖なる行為、だからこそハレを知らずにハレ着を着るという行為に対して嫌悪感(穢される感覚)を抱く、というめんどくさい捉え方はどうだろう?

まとめ

囲碁とかNBAとか、にわかでもなんでもとりま話題になって欲しいわけで、せっかく「今週のNHK杯の解説がひさびさに趙治勲でさぁw」とか「ローズ怪我から復帰してUSA代表やってっけど髪伸びててわからんかった」とかさ、伝わらないよりも伝わる方が嬉しいのでテニスだけじゃなく、囲碁とかNBAとかWWEとか面白いのでみんなもっと観た方がいいし、にわかでもいいから語って趙治勲Tシャツとか作って着ればいいんじゃないだろうか。

万波妹&趙治勲という組み合わせの妙。
めっちゃおもろいな、これ。
一見、髪ボサボサで昼間から飲んできたっぽい赤ら顔のオッサンですが、公式戦通算1400勝の二十五世本因坊。


好きなら着ればいい。
語りたければ語ればいい。
教養主義は、もう終わり。

でもにわかはにわかってばれるので理論武装できないならそれっぽい雰囲気をにおわせるのは止めた方がいいし、的外れな意見になっても寒いのでやめるのをお勧めしたいけれど。


ったく、昔からのマカーのオレから言わせれば、iPhone4とかからAPPLE知ったクセにiPhone6だのギャーギャー騒ぎやがってにわかどもめが。
HDDが回ってた最初のiPodを使ってたマカーのオレ的に言わせ....おや、誰か来たようだ。

※注 この記事ではライブに参戦する際のいわゆる「ライブT」(会場の物販などで販売しているもの、ツアーTなど)とブランドがロックミュージシャンの写真をプリントしたTシャツをあえて混ぜた上で「ロックT」と呼称している。市井で見かける「ロックを聞かないのにロックT着やがって」のヘイト対象はライブTでもあり、ブランドのTシャツでもあるようなのであえて広義にしているが、厳密にはライブTを対象とするだろうと思われる(特にハレ=ケなどの解釈はライブTで成立する)が実際に区別している例はあまり見ない