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中国内戦での諜報と悲恋「サイレント・ウォー」

サイレント・ウォー [DVD]

1950年代初頭。中国共産党の地下組織「701部隊」が国民党の無線信号を監視するなか、傍受不能に陥った。対策を講じるため女スパイの張がスカウトしたのは盲目の男・何兵だった。彼は超人的な聴力でモールス信号を聴き分け、国民党の新たな通信チャンネルを突き止めることに成功。互いの信頼感を高めた張と何兵は、さらに過酷な諜報戦に巻き込まれていく──。

1945年。
日本がポツダム宣言を受諾。
一方、中国では蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党の緊張関係がやがて内戦へと発展。
四倍とも言われる国民党に対して共産党はゲリラ戦を展開した。

共産党の諜報部隊「701部隊」
国民党の無線を傍受し、その暗号を解析する部隊。

周波数を変え無線通信を行う国民党の無線を探り当てるため、諜報員・張(ジョウ・シュン)は目の不自由な何兵(トニー・レオン)を部隊に引き入れる。
何兵は見事に敵の通信傍受に成功するのだった。
サイレント・ウォー [DVD]
監督は「インファナル・アフェア」のアラン・マック。




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主演トニー・レオン、ジョウ・シュンと言ういかにも豪華な顔触れでどんなもんかと思ったら随分面白かった。
エスピオナージ(諜報員)映画と見せかけつつ、これって悲恋の恋愛映画だったりする。

目の見えないトニー・レオン扮する何兵は、ジョウ・シュン扮する張に惹かれる。
張もまた何兵に惹かれるが、明日の命すら保証されない諜報員である張はその気持ちを受け入れることができない。
この辺りの気持ちのやるせない辺りを何気ないやりとりで描いて見せる。
サイレント・ウォー [DVD]
やがて張は任務に旅立ち(この別れのシーンがいい)、何兵は他の女性と結婚。
しばらくして張は帰り、何兵の目を直すべく医者を同行してくる。

こういう「主人公がヒロインに惹かれているけど口に出すことも無く、他のひとと結婚し……」と言う恋愛ものって男女が逆の立場ならよく見るんだけども、この作品では諜報員として飛び回り危険な任務を行うのがジョウ・シュンと言う辺りポイントが高い。
一見冷たそうで気持ちを押さえ込んでる感じを上手く出してる。
さすが演技バカと言われる女優さんだけある。


エスピオナージものとしてはトニーレオンが俺TUEEEEEEEなスーパー聴力を発揮するのみだし、権謀術策と言うほど入り乱れることもない。
敵諜報員の正体は、この前観たジョニー・トーの某作品で同じ設定のがあったんで.....。
とはいえジョウ・シュンの魅力が素晴らしく、いい感じ。
とても切なく仕上がってる。
面白かった。


多くの血が流れ、命が消え、時代が動く。
そして1949年、毛沢東が天安門にて中華人民共和国の建国を宣言する。

サイレント・ウォー - YouTube