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もしアナタが訴えられたらどうすべきか? 木山泰嗣「弁護士が勝つために考えていること」

弁護士が勝つために考えていること (星海社新書)
ある日突然告訴状が届く。
そのとき一体どうすればいいだろうか。
生きていて訴訟騒ぎに巻き込まれる機会が絶対ない、だなんて誰も言えない。




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HOW TO 民事訴訟

いきなりですが衝撃の事実をお伝えします。

民事訴訟で勝つか負けるか。それは弁護士の腕によります。

いきなりぶっちゃけた書き出しで始まるこの木山泰嗣「弁護士が勝つために考えていること」
弁護士である著者が自身の経験などから

  • 民事訴訟ってなあに?
  • どんな風に行うの?
  • どうすればいいの?

といったことを素人に向け、ハウトゥ民事訴訟として書いたのがこの本。
面白いので一気に読めた。

民事訴訟とはゲームである

かなり噛み砕いて書かれているので法律の知識などなくても果たして民事訴訟とは何か?がとてもわかりやすい。
そして読み終わると上記引用部にあるよう

「民事訴訟とはゲームであり、ゲームの上手いプレイヤーこそが勝つ、だからこそ素人が自分でやらずに弁護士に任せるべき」

と思うようにできてる。

確かに民事訴訟は自分でも行えるし、そのほうがお金は安く済むらしいが、専門家と素人では当然ながら知識も技量も経験も何もかも異なる。
訴えても訴えられても、自分自身が法律の専門家と相対して勝てると思えるのはよほどの自信家。
弁論主義の裁判官を挟んでお互いの主張を通すためにさまざまな手管を駆使しロジックを組み上げ戦うリアルタイムストラテジーゲーム。


ジセダイを掲げる星海社新書だけに紙面の作り方が面白く、冒頭マンガから始まったり、本文でも
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さまざまな形のフォントやサイズが使われていて視認性が高いのも面白い。


タイトルを補足するなら「弁護士が勝つために考えていること(弁護士はこんな風に考えて日々戦っているんだからもし訴訟になったらば専門家に任せなさい。どれだけ難しいかと言う民事訴訟のあれやこれやを弁護士自ら解説)」にでもなるか。

民事訴訟で勝つためには、腕のいい弁護士に任せる。

民事訴訟とは何か、弁護士について、弁護士の考え方や戦略について、裁判官について、和解、リスクとリターン、民事訴訟にならないためのアドバイスなどなどあれやこれやを網羅。

200ページ程度しかないが中身は濃く、身近でありながら縁がない(縁を持ちたくない)民事訴訟について理解出来る。

しかし紛争にもならず、訴訟にもならないのがなにより一番です

まったくそのとおり。

今どきは匿名掲示板辺りに悪口書いて、その相手が開示請求→名誉棄損で告訴、なんて流れもよく見る光景。
当事者にならないなんて言えない。

今日だって高木健一氏が池田信夫氏を告訴したそうですし。
いやー、ガチガチやってますね。


こういう知識を得ておくのは、万が一の時とても有益なので是非一読をオススメ
難しそうな中身なのに素人にも読みやすいってのもポイントが高い。
訴状が届いても慌てふためかなくて済みますからね。

人生一寸先は闇ですしおすし。

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木山 泰嗣

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