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バイラルメディアと言う言葉がパクリや劣化コピーを指すのは自業自得じゃないですか


[徳力]バイラルメディアという言葉は、いつからパクリサイトや劣化コピーメディアのことになってしまったんだろう。
それはもう自業自得としか。
バイラルメディアと同じように、たとえば「まとめ」なんかもあるわけですが。
元々まとめという形式自体が別に悪いわけでもない。
有用なまとめだってある。

ところが2chまとめを中心に、NAVERでも悪質なデマ、パクリ上等、あるいはPV狙いで炎上のためにスレ立てし燃料を投下した自作自演や、煽りたてるために平気でパクリやなんやかんややってみせて、そのおかげで2chでは嫌儲運動が盛り上がり、公式に転載禁止指示が出たりなんて動きに繋がった。
バイラルメディアにしたって質の悪い無数のバイラルメディアが過去のコンテンツを検証もなくともかく掘り起こし、埋もれていたデマや、あるいは訴訟騒ぎに発展したようなネタ*1までを掘り起こして「感動できるでしょう?シェアしてね??」と拡散を狙った結果

「バイラルメディアはクソ」

という価値(パラダイム)が決定してしまったファック。




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バイラルメディア(程度のレベルのコンテンツであれ)でも稼げてしまう、と言うのはまとめにも言えることだし、そもそも「ネットのコンテンツにおける価値とは何か?」と言う振り返りや検証がしっかりと行われないまま、即物的にPVが稼げりゃあいい、儲けが出ればいい、という方法のみが突っ走った結果が現在のネットのマネタイズの主流になっているわけでして。

Facebook取締役「もうアクセス数や訪問者の数を分析するのは時間の無駄だ!」|リーディング&カンパニー株式会社

広告で収益を得ているメディアにとって、「アクセス数=お金」なので、とにかく数字で広告主を説得し、マネタイズしようとしますが、記事を読んでいるユーザーにとってはどうでも良いことですし、毎月アクセス数をキープしようと頑張れば頑張るほど、メディアのスピリットが失われていくように思います。

はてなのホッテントリにしろそうなんだけれども

話題になる≠コンテンツの質が高い

であって、別に記事のクオリティや文章力、センスがいいとも限らない。

ネットのコンテンツは多くが話題になるものはそのときの話題性だけ。
だから数日もすればアクセスが落ちる→また話題性目当てにひと山当てようと言う即時性だけはあるけれど質が低いコンテンツが大量に生産され続ける自転車操業。
PVマネタイズと言う原理原則がある限り、ネットのコンテンツは質ではなく話題性こそが最上位になる。
質が高くても結局ロングタームで評価されるようなモノは求められてない。
投下して即結果(バズ)がでなければならない。

炎上商法の某高知県在住のトマト大使なんてそういう価値観の申し子じゃないですか。
いいね! がもらえる SNSでバズるテク
ネットで幾ら燃えようが熱いわけでもなく、騒ごうがなにしようが痛いわけじゃない。
だから炎上商法だって良心の呵責もなくガツガツ煽りまくってやってる。
「他人のもの著作権?なんだよ文句あるなら訴えろよ」
「面白けりゃいいんだよ、面白けりゃあ」

そういう「バズればなんだっていい」香ばしい方々が儲けを追求した結果が現在のネット業界マネタイズ事情。
だってそういう人らの業界は声だって大きいしドヤ顔ですよ、皆さん。
SEO、講演会だの、勉強会、PVを上げるには、広告を踏ませるにはと毎日賑わしい。


このスパイラルから抜けるには、

  • コンテンツの質とは何か?指標は?
  • 質が定まれば、それを評価する軸と存在と周知と
  • 新しいPVではないマネタイズのシステム

これらがなければ現在のスパイラルは止まらないし、このスパイラルがもし止まると今までプロブロガーだとかいろいろ言ってた人らは生き方を大きく変える必要性が出てくることにもなる。

もはやその手の業界ピラミッドの上に立ってノウハウで食いつつ本を出してるくらいの人らは、講演会だので食えるしそれで良いんだろうけども、キュレーションと称した中小の無断転載コンテンツで食ってたプロブロガーは厳しい世界が来るかもしれない。

当然ながらこれまでのマネタイズ勢の力は強いのでネットコンテンツのPVマネタイズ至上以外の動きが鈍いのは当たり前。
稼ぐのが上手いのと、上質なコンテンツの提供力は同じじゃない。
もしパラダイムシフトが起これば業界自体が崩壊しかねないし淘汰が始まる。


昔、徳力氏がぶちあげたアルファブロガーアワードと言うお祭りは、ある種ネット上のコンテンツのマネタイズ以外の質や評価と言う意味で機能していたし、だからこそお祭りが終わっても未だにアルファブロガーと言う言葉が独り歩きするくらいの存在感は未だにある。
アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから (NT2X)

最近は忙しいみたいですっかりネット系の話題から一歩引いてるせいでこの前の記事にしたって
「この徳力って人初めて知った」
なんてコメントがついてしまう辺りに時代を感じたわけで。
もっと”火中の栗をあえて拾いに行く男”という通り名のように、大炎上してるところに突っ込んで行って、笑顔を浮かべつつも、絶妙なバランス感覚で炎上を総括する役割を果たしていただきたいところですが、お仕事忙しいので無理ですかね。


ネットで評価されてる人は大概がすごく言いことを言ってるわけじゃなくって当たり前のことを当たり前に言って、そういう意見がその隙間にハマったときに評価を受ける。
たとえば主婦として主婦らしい主婦の意見を言ったときに、その意見が際立って見識あるものでなくても、主婦層の間で「そうだよねー」と言うことになればそれはハマるし評価されまるで「主婦の代表」みたいな雰囲気にすらなってしまう。

そういう隙間にハマっているのが評価される人々ですし、コンテンツはいずれ飽きられる。
だって特段素晴らしい見識があって評価されてたわけじゃないんだから。
たまたまその時期にハマってただけなんで。

そういうメンツは鮮度がすぐに落ちる。
気づけば新陳代謝もするわけで、しばらく目を離すとネット上の主流は「れ?これ、だ、誰?」と言うひとに代わってる。
じゃあそれまで注目されてる人はどこに行ったかと言えば済みで細々とやってるか、徐々に消えるかしていく。

去年毎日話題になってたブログのひとが今年も毎日話題になんてならないですから。
で、生き残るひとは生き残ってずーーーーーーーっと定期的に更新してたまに目立ってまた地味に続ける。
老舗になると固定のファンも付くので強いという面はある。
三年、四年、一線級でバリバリに目立ってるブログなんてホント数えるほどじゃないですかね。
そうなるとPV狙いだ、マネタイズだなんだなんて価値観は無い。
狙うまでもない。


大手のメディアはネット文化に引きずられてるんだか、これまで隠してたのが露呈してるんだか劣化してるし、記者にしろネットの雑文書きレベルの書き手が大手メディアの名前で雑な記事を投下して燃えるなんて最近よく見かける光景。
自称「記者」「ライター」の大安売り。
別にブロガーがクラスチェンジすると高級職で「ライター」になるわけじゃないですからね。

確かにネット上で書き手は多く見つかるけど、だからって全体のレベルが上がってるわけじゃない。
ネットでウケるのは別に上質な文章ではないですから。

素人に毛の生えたような書き手を持ち上げて何か書かせて「一億総クリエイター時代だし」なんて、いやはや。
自ブログでやっとけ、そーいうのは。
そりゃあ炎上に事欠かない。

そういう中で評価され続けてるやまもと氏と言うのはブレイクスルーを果たしているし時代の寵児。
徳力氏のバランス感覚も素晴らしいんだけど、残念ながらネットに置いてる軸足が随分とお留守で、そりゃあ「この徳力って人初めて知った」と言われてしまいますわな。

だからこれから「プロブロガーでオレは食う!」と言うひとは好きにすればいいけども、今のPVマネタイズシステムが盤石で無いと言うのにこれからその仕組みが変わったら果たしてどうするつもりなのかよく考えてやっていくのが良いだろうし、徳力氏はバイラルメディアがなんでこうなったんだと嘆くくらいなら何か新しい価値観でも隙間時間に投下してください。
あるいはバックドラフトよろしく炎上に突っ込んで行って延焼起こしたところを面白く転がしますので、是非よろしくお願い申し上げます。
アンバサダー・マーケティング

*1:ドラえもんの最終回など