ケッチャム謹製セックス&ドラッグ&殺人「黒い夏」

THE LOST -失われた黒い夏- [DVD]

1965年夏、ニュージャージー州の保養地スパルタで、地元の不良青年レイはキャンプをしていた二人の女子大生に向け、面白半分に発砲した。一人はその場で絶命、もう一人も意識不明のまま4年後に死亡した。
4年後の夏、レイはまだ捕まらないでいた。刑事チャーリーはこの事件の再捜査を決意し、レイに圧力をかけて進展開を図ろうとする。
麻薬とセックスを生きがいとする鬱屈した若者レイは、追い詰められた末に破滅へと向かっていく。



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パコパコしまくる男が無茶苦茶やって挙句の果てに暴走する話。
原作ジャック・ケッチャム謹製なので悪役の設定は、極めてサイコパス。
自分の思い通りにならないと許せない、暴力マンセーのクズ。

このレイと言う主人公は実在した殺人鬼 チャールズ・シュミットをモデルにしてるらしい。
殺人博物館〜チャールズ・シュミット
シュミットと同じくリーゼントの伊達男レイ。
あるとき「人を殺してみたい」との理由で女を殺害したシュミット。
映画の中でもレイは、同性愛カップルをショットガンで撃ち殺してる。

剣・銃などは男性器の暗喩とも言いますが(フロイト)だとしたらこの映画は全編セックスセックスセックスの映画だな、と。
非モテ殺人鬼はよく見かけるけど、こういう根っからのクズはさすがにケッチャム。

後半に畳みかける血と暴力と硝煙のカタルシスは素晴らしい。
低予算ながらも頑張って、ケッチャム映像化の中では成功してる方ではないかと。

黒い夏 (扶桑社ミステリー)