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レヴィットタウンHATENAとはてな村の過疎


カネカネカネうるせぇよ - K Diary
はてなすげーわー、神だわー、神。
はてなの神セブンつったら、衝撃のjkondo、こじらせ魔法少女と愛犬のバトルコンビ、スポンジ・アメリカン・ボブ、承認のマズローベア、欠番のはし……あ、頭が割れそうだ!!助けて!ありm

(閑話休題)

最近、なんとなくだが、はてなが落ち着いた。

増田を中心に荒れていたが、公式による削除の嵐ですっかり沈静化。
オフ会ラッシュは終了し、齊藤家はガランとしてからオープンスペースで誰でもウェルカムになり、「本の内容をそのまま紹介してどっちつかずの感想を書いてる」と某36話で噂の「劣化したデマこいて~」みたいなブログは相変わらず薄っぺらい記事でホテントリするものの社交辞令だか何だか「すごいなぁ」と言うコメントと「内容自体は別に大したこと書いてない」コメントの二極化になる辺りはさすがに魔法少女に見初められるだけのことはあるし、暇女のブームも影を潜め、はてな女子枠は相も変わらず繰り返し繰り返し自殺だ子育てだ怒らないひとになりたいだのベビーカーだのと奥さまの井戸端会議で賑やかに独自世界を構築し車輪を回し続け、シンプルライフだ断捨離だと今さら感の大した見解でもない生き方をドヤ顔で載せる記事が徐々に勢いを増し、理論も理屈もないが個人的に気に入らない記事に「〇〇〇〇」タグつければ自尊心が保てる紙一重のバカが時代錯誤に跋扈し、サンディエゴとティファナでたっぷりラリってきたスポンジボブがゲスヲチを再び起動し始めた昨今。


先日、どこぞのブロガーが「はてな村ってさぁ」みたいなことを書いていた。

しかしそのブロガーは、大して手斧も投げられたこともなく、ひたすら「PVガー」「ブログガー」「SEOガー」と書いて数カ月。
そして口にする「私もすっかりはてな村に~」
お前、誰?
はてなにいたっけ?

さて、その「はてな村」はどこなんだろう?



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みんなおいでよ、はてな村

最近は「好きなことで生きていく」Youtuberだのヒカキンだとか別にヤフコメで叩かれようが年収六億ならそんなもん減価償却だろうに、個人的にはマックスむらいも含めてフィルターで非表示にしたいところだが、彼らの動画が視聴回数を集めると言うことは彼らはあれでも「インターネットの成功者」「インターネットのメインストリーム」と言えるし、あれこそが「今のインターネットのメジャーシーン」なんだろう。
メジャーシーンってのは、いつの時代も薄っぺらい。


今のはてなの情勢を見るに、夏前までのまとめ全盛や「ドラッガー」「嫌われる勇気」を中心とするライフハックの盛り上がりはある程度去ったものの、やはり「ブログガー」「PVガー」のエントリーは強く、そう言う記事の「とても参考になります」が並ぶコメント欄に顔を出すメンツは大概決まっており、お互いにお互いのブログをブクマし合うせいか安定して新着に入り、バズらないまでも安定してホテントリする。
そしてその釣果を元に「今月のPVは~」と高らかに歌ういつもの光景。

マネタイズ・テクニックのピラミッド構造

「ブログガー」「PVガー」「SEOガー」は昔からの定番のネタと言えるが、最近はその「ブログテクとPV、SEOを語るためにブログを書いてる」というよくわからないコグレ・チルドレンなクラスタがシーンとして固定化され、そして彼らを見て新しくはてな圏に来たユーザーが「ボクもはてな村にすっかり~」などと口にしてしまう。
インターネットのメジャーシーンや成功者がHIKAKINやマックスむらいになったように、はてな村はいつの間にか「SEOガー」と語るはてなブログのSEOテク開陳の場と化した。
はてなブログはマネタイズに向いてる、バズれば儲かる、という話にしろ一昔前までなら「でも手斧もPVと一緒に飛んでくるけどね」がセットだったが、今や公式による手斧の抑制策が効果を発揮していて増田もすっかりネタと雑談の場と化し

「みんなおいでよ、オシャレなHATENAブログへ」

「安心してマネタイズ出来る、それがはてなブログ」

という看板を掲げたレビット・タウン。
新興の計画都市HATENAが出来つつあるようにも見える。

必ず結果がでるブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意

リ・インカネーションが如く既視感しかないマネタイズ記事なんて、手斧を飛ばしても仕方がないと嘆息した深淵を崇めるインスマウス顔のブックマーカーズはもはやテンプレと化しつつあるSEO記事に目もくれないが、そういう演歌のようなお決まり記事を好むブクマ民は一定数おり、マネタイズ・クラスタはお互いにお互いを褒め合い、プロブロガーを夢見て「いつかセミナーを開くんだ」「今度講演会でボクのアフィリエイトのテクニック話しますね」と手品師が手品ではなく種明かしで飯を食うような行為を何の疑問も持たずにチュウチュウ鳴きながら昇って行こうとあがき続ける。

マネタイズ・テクニックはピラミッド構造にある。
「ボクのブログが〇〇万PVを記録したのは~」とたまたま運よく転がった経験を誇ることでテクニックとして権威づけし、それを開陳することでピラミッドの上に昇っていく。
昇れば昇るほど同じテクニックを学びたいクラスタが屋台の下を支え、昇れば昇るほどネットライター依頼、講演会、セミナー、KDP、そして単著出版、ネット有名人・業界人へと繋がる。
画一的なレヴィット・タウンの住人。

サードの終焉と村民の沈黙

舞台の上はミスキャストでいっぱい。

かつての主役や脇役は、TWITTERやFACEBOOKへと軸足を移し、そこで交流を深め慣れ合い、はてなは単なる偏りのあるキュレーションやTWITTERへのネタ投下用としてしか活用されない。
はてな村という概念だけは、書き割のように舞台上に鎮座していても、披露される演目は違う。

サードブロガーと呼ばれた偽・悪役の隆盛も自然に沈下し、コンビニ店長は去り、いまいち萌えないはてなアイドルの姿はとうに無く、今やカリカチュアライズとも言えるはてな村を舞台にした連続マンガのコメント欄でだけ現行で活動するアカウントが顔を並べる同窓会。

こじらせたキ〇ガイの楽園は、小銭稼ぎのマジメで薄っぺらい人々に埋められつつある。
思い込みと妄念が強く、ゲスく、カオスで、言葉の裏読みをし、暗喩と衒学趣味と狂気と愚鈍さと独自のロジックと悪意の混ざったスープのようにドロドロした想念が感じられない。

ドクトル・ベアが、マズロー爪を振りおろす対象はそこにいない。
誰も彼もがマネタイズという神を信奉している単なる信者。
精神構造を研究対象にする気にもならない。
だったらファスト風土の本でも書いてた方がいい。

融解するオタク・サブカル・ヤンキー  ファスト風土適応論


かつての「はてな村」は過疎の果て、ダムの水底に沈めつつある。
巨大な虚構ポータルSyn.allianceに参入するのに、手斧を手にした村民は必要ない。
イケてるHOUYHNHNMに技術協力し、Pressoをリリース、増田を削除。
観客も配役も入れ替わった舞台で気づかずに踊り続けるのは魔法少女だけ。


かつてはてなと呼ばれた地にオシャレで、しかし画一的なレビットタウンが建ちつつある。
Pressoのアイコンが示すようなオシャレなオープンカフェでマネタイズの話をする男女。
奥さまが子育てや日々の雑記を書き、共感した奥さまがコメントをする。
話題は、食事、税金、夫婦問題、HOW TO、収入、子育て、親世代の介護。
はてなは、もはや限界集落でも〇狂院でもない。


集落の片隅で、見守っております。
錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)