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「ダメよ~、ダメダメ」狂気とエロと日本エレキテル連合

日本エレキテル連合が売れて嬉しいと思いつつも淋しくもある。
そして消費のされ方に違和感も感じる。

まるで一発屋芸人みたい。




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このブログでは去年の11月に日本エレキテル連合の記事を書いてた。
その時点ではいわゆる知る人ぞ知ると言う感じの売れ方。

ちょっと毒があったりシュールさがあったりする感じは、売れるにしろいわゆるバナナマンだったり、あるいはラーメンズだったり、東京03とか、深夜番組に出て徐々に知名度が上がるとか言う売れ方というか、ネタのセンスの面白さとかお笑い好きの知る人ぞ知るコンビ、そういう売れ方をすると思って観てた。
たとえばキングオブコントに出て優勝するとかして人気が出る、とか。


ところが火がついたのは「ダメよ~、ダメダメ」

【動画ネタ】日本エレキテル連合 仮出所妻さゆりちゃん こわおもしろい動画 「ダメよ~ダメダメ」から ...

等身大ドールの怖さ

エレキテル連合のネタって怖いんですよ。
等身大ドールの仮出所妻さゆりちゃんを購入したオッサンが旅行に誘ってる。
しかもカフェらしき場所で。
この状況は、つまり

・オッサンは買った人形をカフェ(レストラン)に持って行った
・人前でいちゃつくカップルを演じている
・旅行に誘ってそのまま連れて行く予定だった

これは怖いし、オッサンは頭が少しイッてる。
意志の無いドールですから会話がかみ合わない。

「ダメよ~ダメダメ」

「イクイク~一緒にイク~」

っていうセリフがドールに入ってる。
当然ながらドールはXXX機能搭載。
なのにその定型文のセリフとオッサンは妄想で話し続ける。

ドール相手に人前でロールプレイ。
部屋でハァハァするのに飽き足らなくなったのかもしれない。
(小脇に抱え)デートしてから、ひと休みにカフェに立ち寄ったのかもしれない。
笑いとしてはアンジャッシュのズレコントに近いけど、こちらは反復する人形に話しかけ続けるんだから、かなり怖い。


ところが途中でさゆりちゃんが故障。
オッサンは、狂気→現実に戻る。
そしてメーカーに返品依頼の電話をしたところ、それまで会話がズレていたさゆりちゃんのセリフが合致する。
このズレた狂気が面白さ。
枝雀師匠の笑いの理論で言えば緊張と緩和(狂気→日常)。

ところがこのネタの暗喩的な狂気やエロスを飛ばして「ダメよ~、ダメダメ」ワードが語感だけが、お笑い好き・マニア以外の一般層や子供にまでウケてしまった。

エロスと語感と

暗喩のエロスと離れたワードだけが語感でウケたものというと加藤茶の
「ちょっとだけよ~」
が過去にあった。

ドリフ優勝旗返還 - YouTube
子どもは、わかってるっぽいけどよくわかってなくて「ちょっとだけよ~」言い方と曲が面白いから笑う。

暗喩的にはストリップ。
ピンクの照明、流れる「タブー」そして加藤茶の動き。
シチュエーション+語感。
これらがあった上で「ちょっとだけよ~」というなまめかしい語感が加わってギャグになってる。

子供って下ネタ好きですから。
おぼっちゃまくんとか、クレヨンしんちゃんとか。
性ではなくて性器に対しての興味とか、そこに倫理とか知識が無いから笑いに転嫁する。
ところがそこに具体的な性のイメージやハラスメントが入ると途端に笑えなくなる。

笑いは紙一重

「ダメよ~、ダメダメ」だって「あんなダッ〇ワイフネタをテレビでやるなんて!」と言われてもおかしくないんだけど、切り抜けた。

エロ詩吟とか、どぶろっくとか。
不謹慎だ!教育上云々!と怒ろうと思えばお笑いは幾らでも怒れる。
受け取り方、解釈次第でどうとでもなるし、批判のタネは幾らだってある。

受け取り方でどうとでもなる。
女性同士のコンビで片方が男を演じるから柔らかくなってるが。

お笑いってのは「不謹慎」なものが多い。
思慮分別の縛りから感情を解き放といというのがお笑い。
もともと慎みや考慮と相性がよくない。

でも常に分別し謹慎しっぱなしで生きるのは苦しい。
笑いは生きる上で必要なもの。

まとめ

日本エレキテル連合は女性二人組。
そしてあの過剰なメイク。
それらの要素によって生々しい性的なイメージをネタにつけないことに成功してる。

もし男女コンビであのネタをメイクもそこそこでやってたらイメージが全然違う。
個人的には「ダメよ~、ダメダメ」以外のネタで(ネタ番組減ってるけど)露出して欲しいし、来年正月のお笑いヒットパレードなんかには出るんでしょうが、正月からダッチ〇イフネタはなかなか香ばしいのでそれはそれで観てみたい気がする。

ナニワのカップルネタ面白いんでこっちで売れないですかね。

このまま飽きられてしまうのか、それとも他のネタも認知されていくか。
フリートーク上手くないんで、タレントではなくライブのカルトなコント職人として舞台でマニアックな笑いをガッツリやっていく方が方向として合ってる気がする。
一発屋みたいにギャグだけってわけでもないのでその辺は大丈夫でしょうが。

将来は、クイックジャパンとかテレビブロスにコラムの連載抱えてそう。
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