アイドルラップと文化系ラップと

※本日は下書きになってた記事を挙げます
※なので少し雑です
※女性ラップだけの筈が後半AKBのことを書いてます。当時どうして書いたのか覚えてません

以前

日本アイドルの特殊性 清純ぶりっことセクシーヤンキー - あざなえるなわのごとし
と言う記事を書いた際(我田引水だが)

清純(ぶりっこ)←→エロ(ヤンキー)
幼児性(子供)←→成熟(大人)

女性アイドルに見られる対立項について触れた。

現代はラッパーが増え、アイドルも多くがラップを披露する。
中でも女性アイドルのラップは独特のものだろう。



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ドロップインしないラップ

アメリカで言えばラップは、白人主導の資本主義社会で黒人が成りあがる→ドロップインするための手段としても存在する。
だから金ぴかの鎖を下げ全部の指に指輪をつけ水着女をはべらせメイクマネーを歌ってみせる。
成功者の証。アメリカンドリームの体現。

ところが日本ではドロップアウトするほどの社会性を持たない。
ラッパー=成功のシンボルじゃない。
皆がドロップインしなきゃならないほどの社会から外れた場所にいない。

そこで日常を歌うことになる。

アイドルxラップ


泉まくら 『candle』 pro.nagaco - YouTube
泉まくらは、ガーリーでアンニュイなボーカルでJKの日常風景を歌う。
そこには他人へのDisや社会での成功などは無くあるのは半径5mの世界。
「少女性」がアイドルラップと言われるものに通じる。


ライムベリーに見られるように「アイドルがラップやってます」という切り口は、今や多く見られる。
アイドルと謳いながら、ただ楽曲だけがラップと言う構造。

集団感染者末期症状 クラブに行くたび不振な挙動
歩道と車道でクラッシュする皿が ヤバイ音出し迷わせるからか

と言う歌詞に見られるようにパーティやクラブカルチャーを歌うのも面白い(いわゆるクラブのパーティではなくライブイベントを指すだろうが)。
他にも類似系のアイドルも出始めている。

女性ラッパー


では海外文化的な(日本独自発展のアイドル)影響を受けていない女性ラッパーはいないか?と言うとそんなことも無い。
MARIA(SIMI LAB)なんかはガッツリセクシーなおとなの雰囲気。YOUTUBEのサムネイルもずいぶんマッチョが漂う。
倖田來未や浜崎にあるヤンキー感が薄く、ラップと言う楽曲のイメージもあってかどちらかといえばストリートのDQN(半グレ)的な雰囲気になるのも面白い。

ヤンキーよりもマッチョなイメージがDQNやストリート系(半グレ)かも知れない。



Charisma.cоm / イイナヅケブルー from 6/4 release "DIStopping ...
Charisma.comはOL二人組。
DJとMCのコンビで、楽曲はラップよりもエレクトロに近い。
歌うのは、社会での女性(OL)の日常と不満。

ニコニコxラッパー

初音ミクなどに見られるようにニコニコ動画で音楽文化が花開いたのも日本の独自性だろう。

らっぷびとはニコニコのラップを考えるならまず通るところか。
enju騒動とは (エンジュソウドウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科



ニコニコ発のPAGEも最近話題になってる。
PVにあかりんが出てるんでこれにした。

かつて中村一義が登場したときライブを行わない独り「宅録ロッカー」として知られたけれど、今やニコニコではそれが当たり前でDTMもにぎわっている。
それだけ埋もれていた才能が出てきやすいフォーマットが広まったということだろう。

フォーチュンクッキー考


【MV】恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式] - YouTube
世間的にどうかは知らないが「恋するフォーチュンクッキー」はアイドルの王道AKBを見せつけた。

高速BPMが主体で情報量が増え続けるアイドルソングの中で、あえて昭和ポップスを思わせるBPMとメロディを回帰して、しかもそれを指原センターで歌わせる秋元康の意図は「今だからこそこの曲」であり「AKBだからこそこの曲」なんだろう。
ももクロもヒャダインを切り離し、歌謡曲回帰を見せている。
行きついた高速BPMに先は無い。
これからは情報量を減らした「聴ける曲」がメインストリームになっていくのかも知れない。

そうなると歌唱力が問題になってくるわけですが……。


かつてのアイドルは単なる
「若者にキャーキャー言われるカワイイ女の子やカッコいい男の子のタレント」
だったが、今はアイドルと言うフォーマットで若者を並べ、その後ろに本格的な楽曲を作れるスタッフが待機し、古今東西さまざまな楽曲のフレーヴァーを取り込みそういう複雑怪奇な楽曲を「アイドル」として歌わせる(プロデュース)。

だからこそ今のアイドルは(楽曲派からすると)深く混沌としていてとても面白い。
旧来的な、シンプルなアイドルファンからすれば余計なことかも知れないが。

HYPER GIRL -向こう側の女の子-