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問題の切り分け能力ってどうやったら身につくのか

最近、問題の切り分け能力に関して思ったことがあるので少しばかり。
ちょっとマジメな小ネタ。



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実際にあった話なんだが「仕事が忙しい。どうしたらいいだろう」という相談が来た。
とはいえその「仕事が忙しい」にもいろいろある。

ジョブが多い、作業スキームに不備がある、予算が足りない、ひとが少ないなどなど。
もし「仕事量が多すぎる」ならまずその多すぎる原因を探るところから始まるし「作業スキームに不備がある」なら改善が必要だし「ひとが少ない」なら異動させるか雇うか効率性なのか必要な人材のスキルは?必要な場所は?など色々ある。

なのに「仕事が忙しい。どうしたらいいだろう」というざっくりした質問を投げてくる時点でその辺の思考を放棄していて相手に任せてしまってる。
整理も出来ずに、せずに、まるっと投げてそれを言ってるのなら、何が原因で忙しいのか解ってない可能性が高い。
原因がわかってるなら
「ひとが少ないので雇いたいんだけど○○の資格持ってる人ってどのくらいで雇えるかな?」
などという質問になってるはず。


なので「忙しい?原因は何?」と聞き返してみると「原因?……んー」とやっぱりわかってない。
なんだお前は。



たとえばあるときテレビが映らなくなったとする。
リモコンのスイッチを入れても画面が黒いまま。

まずリモコンの電池を疑う。画面表示や切り替えなど押してみる。
電池の残量を計ってみても良い。
電池なのかリモコンがハード的に故障したのか。
リモコンに問題がないなら次はテレビ本体になる。
レコーダーなどから出力させ各入力を見てみる。
壊れている個所をそうやって絞り込んで行く。
ソフトかハードか、チューナーか端子か。

その切り分けを行ってからメーカーとか電気屋に電話をするとき
「テレビが映らなくなったんだけど」
なのか
「HDMIの入力端子が壊れてしまったみたいなんですけど?」
なのかでは全く異なる。
テレビなら電気屋に丸投げして、どこの故障か絞り込むのも任せても構わないけど、前述した仕事なんかの場合、問題の絞り込みができないと言うことは問題点を把握していない、さらに言えば何かしらの不具合を解決しないまま継続し続けてしまう悪循環を生む原因とも言える。


こーいう対処能力というか絞り込む力というか。
全体を把握する為の認識力というかそういうものってどうやったら身につくんだか。
もし下っ端で投げられたことだけ唯々諾々やるならそんな能力なくても良いけど、それなりにひとを動かすならそういう力は必須で「オレって忙しいぜ」アピールしながら問題が何かも把握できずにブーブー言うようなオッサンは本当に救い難いなぁ、と思いますし、そういうひとほど仕事してる感を出そうと必死すぎてなんだかなぁ、と感じる今日この頃。
そーいうひとがブラックだなんだと口にするのを見ているとその原因はお前じゃねーかと。
情報を全員が共有して、全員が全ジョブを把握してるんじゃあるまいし「この仕事がさー」「いやはや忙しいよ(汗」「飯食ってるヒマもないんだよー」といろいろ説明されても知らんがな、と。
好きなだけ食いに行っても困らん。

困ったもんだけど、そういうひとも入れ込んで組織ってのは動かざるを得ない。
解決以前に切り分けすらできてないんだから、もはや……。

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