映画「複製された男」

複製された男 (日本語、吹替用字幕付き) [Blu-ray]

『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がノーベル賞作家、ジョゼ・サラマーゴの同名小説を映画化。大学の歴史講師・アダムは、ある日映画の中に自分と瓜ふたつの俳優を発見する。驚きを通り越し恐怖を感じた彼は、その俳優を捜し始め…。

以下ネタバレなしで。



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ある日、映画の脇役に自分とそっくりな男が出ているのを発見する主人公。
そこでその俳優を探して会おうとするが……という導入はすごく面白そう。
冒頭、いきなりリンチ的な背徳感アリアリのシーケンスが挟まれ「ロストハイウェイ」みたいなキ◯ガイ映画を期待してたんですよねー(だってイザベラ・ロッセリーニですよ)。

映画においての暗喩というのは否定的ではなくてどちらかというと好きな方ですし、だからキム・ギドクとかデヴィッド・リンチ監督が好きなんですが、この作品の暗喩ってなんつーのか、まんまでして、映画の公式サイトにネタバレありの解説があって映画観終わって、それを見に行って暗喩の意味とかを読んで……いや、まんまやん、と(笑
なんかそんなに複雑怪奇でもなく確かに不条理展開もあるんだけども、それも「はい、不条理」と置いてある感じで、根っこに真面目さというか狂気がない。

その辺、暗喩を理解しても「お、おぅ」という感じでして。
まんまなんだけど、そのまんまさを「なるほど!」と捉えると★★★★★とか付けちゃうのかもしれない。
付けないけど。


終始淡々と展開し、特に飽きもしないんだけど山もなく谷もなく。
役者陣はさすが。
特にジェイク・ギレンホールがいい感じに演じ分けてる。
あとメラニー・ロランのおヌードもちらっと。


……もっと背徳シーンどっぷり拡大すればいいのにな、勿体無い。
情念がなく淡々と進み淡々と終わる。

サバサバした不条理映画。
観る前の期待値高すぎたかもしれない。