JDのデザインしたウェアラブルデバイスはなぜ残念なのか?

nlab.itmedia.co.jp
ウェアラブルデバイスのデザインは、なかなか難しい。

デザインの知識もない女子大生に任せれば、当然こう言う感じになる。
単体として「アタシがカワイイと思うかたち」がこれだから。

せめてファッション専攻の学生にさせればこうはならないだろうに……。
もっとトンデモになってネタ的に面白かったかもしれないが。



【スポンサーリンク】





「女子大生が自分たちが身につけたいと思えるデザインで作りました」でオシャレで素晴らしいデザインが出来上がるならファッションデザイナーは廃業して今後は女子大生にデザインをつくらせればいい。
「ダサピンクがー」と言う人らは「ファーを付ければカワイイ」「スワロフスキーでキラキラさせればカワイイ」「お花が付いてればカワイイ」で出来上がってるデザインのこれらのキラキラ感を見てどう思うんだろう。
シュシュタイプは、デザインと言うよりウェアラブル機能付きシュシュですしおすし。


デザイナーは、ブランドの持つ過去のアーカイヴや現在のトレンドや世情、身体的な構造、着たときのシルエットバランスを考え、動いたときのしわや、歩いたときの布の揺らぎも考えてデザインを行う。
アクセサリーの場合、単体として使うわけではなく、服装との相性も考える。
スワロフスキーにしろファーにしろよいデザインは、無駄に配置されているわけではなく、そこに必然性があるからそこにある。
ラムスの言う「Less, but better」はこの場合当てはまる。
※ただしラムスはプロダクトデザインなので十カ条などは完全には当てはまらない

毎日同じ服を着ないようアクセサリーは毎日替える。
だから幾つものアクセサリーを持ち付け替える。

しかしウェアラブルデバイスは同じものを持たなければならない。
だとすれば考えられるアプローチは、

・毎日身につけても邪魔をせず控えめ
・常に身につけていてもおかしくない既存アイテムと同様の外観にする(既存のモノに機能を持たせる)
・見えない、もしくは見せない
・オン、オフなどの使用も考える
・服装などに合わせ外見を変えることが出来る:案
・形状が機能を邪魔しないこと
・デバイスを交換しても同じアカウントにデータを紐づける(機能からのアプローチ)

と言った感じだろう(ブレストやればもっと出るだろうが)。


JDの「ファーとかレース付けとけばカワイイ」的な盛り盛りダサピンクアプローチはどうにも居心地が悪い。
あくまでも「アタシが欲しい」デザインであって、別にオシャレでもないしプロが売るためのデザインではない。
付け足し付け足し付け足した結果。
実際、ユーザーが夏場にファーのデバイスをつける気になるんだろうかと思うし、コンペならそこはまず突っ込まれる。

「プロには無い自由な発想」とよくいうけど、自由な発想と言うのはブラッシュアップを経てないんですよね。
なぜそこにスワロフスキーが付いてるの?
なぜその大きさなの?なぜその色なの?
ファーを外せるの?
そんな大きなネックレスだと肩凝るんじゃない?
ヴィヴィアンのオーブよりデカくね??


自分が好きなモノをてんこ盛りにしてデザインにすればこうなる。
デザインって足し算じゃなく引き算だ、って言われるのが良くわかる案件。
ファッションデザイン 101のアイデア
ファッションデザイン 101のアイデア