読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

北朝鮮から来たスパイ擬似家族 映画「レッドファミリー」

映画

レッド・ファミリー [Blu-ray]

誠実な夫、美しい妻、優しい祖父に愛らしい娘―。彼らは、人も羨む理想の家族だ。
ところが、家に入るとその関係は一変、彼らの正体は妻役が班長を務める北朝鮮のスパイチームだった。
 
今日も隣の韓国人一家は、くだらないことで言い争っている。自分勝手な夫、家事のできない妻、人生に疲れた祖母、いじめられっ子の息子―典型的なダメ家族だ。
しかし、彼らが起こすトラブルに巻き込まれるうちに、スパイたちは本物の家族の姿に憧れを抱き、やがてニセ家族同士でも心を開き始める。
そんな中、夫役のスパイの妻が脱北に失敗したと聞いた班長は、手柄を立てて助けようとするが、逆に大失態を演じてしまう。
祖国に残してきた各々の家族の命と引き換えに4人に与えられた最後のミッション、それは「隣の家族の暗殺」だった―。



【スポンサーリンク】




北朝鮮から家族のふりをして潜り込んでくる一家。
しかし家族は疑似家族で、全員がスパイ。

一見仲が良さそうな擬似家族と、その隣に住む仲の悪い本物の家族。
スパイ一家は一家として暮らすうちに……といった風で、キム・ギドクの名前を冠している割には非常にわかりやすい。
なんか韓国映画に多いんですよね。
北朝鮮からのスパイもの。
たまたま事件に巻き込まれるのがスパイだとか、同級生がスパイだったり、これは家族がスパイで。

家族のていで住んでるんだけど、実際は四人の潜入部隊。
外では「お父さん」「お母さん」「娘」「おじいちゃん」
家では「○○同志」と呼び合い、上下関係もある。

北朝鮮に家族がいて、家族のためにも黙々と任務に従う。
潜入調査、じゃなくって与えられる役割の多くが暗殺とかなんですよね。
その辺、ギャップでコメディライクに作る部分もあるんだけどあまり笑えず、どちらかといえば赤ん坊まで殺さなきゃあならない非情さは、スパイとはいえなかなかしんどいなぁ、と。
娘役のパク・ソヨンが真野恵里菜っぽくてなかなかいい感じ。

スパイとはいえ人間ですから、それぞれに情もわくし、韓国の平和な日常の中で恋に落ちたりもする。
それを監視してるのも北朝鮮らしいところといいますか。


どう落とすのか、と思ったら。
まぁ順当なオチですが、それしかないよね、と。

とはいえギドクの割には優しい。
もうギッタギタにブラックなオチを覚悟してたんですが、だってギドクですし。
この前観た「嘆きのピエタ」のオチはあれ……。


なかなか良かった。
ぜひ観て欲しい!ってわけじゃないけど、観てもそんなに損はしない、という感じ。